モータースポーツ

2006年SUPER GT 第8戦速報!

SUPER GT第8戦は、10月14・15日大分県、オートポリスで行われた。



前戦モテギは最悪の無得点だった為、ドライバーズランキングは、16点差と開き3位へ。そしてむかえた残り2戦。ここは落とせない。
8月31・1日の合同テストではトップタイムだったとは言え、参加が3台の為、ライバルとの比較とはなりにくいが、ここで得たデーターは、13日の練習走行でいきなり開花した。
モテギでの惨敗から1ヶ月、富士合同テストから2週間、、「プリヴェチューリッヒ紫電」最大の課題はトップスピードに有りと、特にエンジンを中心に改良を行い、エキゾーストをリニューアル。これが功を奏したのか?テストデーターが生きたか?午前セッションでは加藤選手が1′51″151とトップタイムをマーク!
午後はペナルティの累積ポイントにより、午前セッション走行できなかった高橋選手が走行。レースモードとしては充分なタイムをマーク。予選、決勝に向け明るい話題を提供した。
しかしその後、改良したエキゾーストのパーツが脱落すると言うトラブルが発生。残り30分中の、300クラス占有時間に予定していたNEWタイヤによる、予選シミュレーション走行はキャンセルとなった。


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リニューアルされたエキゾースト。デザインはともかく・・、多くの“必然”を備えた苦肉の突貫作業品。効果はタイムに出たようだ。


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菅生、セパンと共に、ここオートポリスも得意では・・とエンジニアは想定内だった。

このレースウィークは、全く雨の心配は不要。今日の予選も素晴しい秋晴れだ。
ここ2戦逃し続けた、スーパーラップ、(以下「SL」:1回目予選上位10台による1台づつのタイムアタック。これによりスターティンググリッドを確定する)今回はただ進出に留まらず、ポール奪取を狙う。その為の1回目予選、開始後8分まで他車のタイムを充分確認。充分“タメ”て加藤寛規選手がスタート。計測2周目で1′50″475!でトップタイム。SL進出はほぼ確定。ピットに戻る。その後300占有終了直前に96号車がコースレコードとなる50″155をマークしSLの“トリ”を奪われる。
午後2回目予選終了直後に始まったSL。10台中9番目にスタートした、加藤選手。この時点でトップは7号車。ランキング2位のマシンだ。トップスピードが影響する第1セクターこそ、7号車に遅れたものの、第2セクターで取り返す。そして登りコーナーの連続する最終第3セクターで驚異の追い上げで、1′49″941とコースレコードをマーク!ほぼポールポジションを手中にし、最終96号車のアタックを見守る。我々と逆に、トップスピード生かし第1セクターでリードされるが、その後はとどかず、50″584。我々を含め、3台しか参加しなかった合同テスト。その内の1台96号車がセカンドポジションに納まり、“プリヴェチューリッヒ紫電”、今シーズン3度目のポールポジションをGET!


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SL出走直前。プレスを集める多くの話題を提供したシーズンも終盤となった。


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今シーズン3度目。ポールポジションインタビューもすっかり板についた、高橋選手。加藤選手はGT戦5回目のポール。




昨日に続き、素晴しい秋晴れでむかえた15日決勝日。朝のフリー走行で、満タン状態の高橋選手がやや伸び悩む。そこで今回は加藤選手がスタートを務め、とにかく先行、後半高橋選手は燃料を必要分のみにし逃げ切る作戦とした。また500に周回遅れになる前に、レースベストラップをマークし、1点でもポイントを稼ごうという狙いもある。
その作戦のカギはスタートにある。ポールポジションという位置を生かし、ホールショットを奪う事。午後2時レースは定刻にスタート。第1コーナーから加藤選手のGood Job!その後方2位以下に多少の混乱があり、1周目で3秒ものリード!2周目には1′52″254のベストタイムをマーク。着実に“仕事”を片付けていき、このまま2位以下を引き離すかに見えたが6周目、その集団から7号車が抜け出し、7秒弱まで広げたリードを縮め始めた。
 その後は、この2台で3位をドンドンと引き離し、そろそろピットインが始まる20周辺りでは3位(55号車)とは30秒以上の差が付き、7号車との一騎打ちの様相を呈してきた。


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今期3度目のポールポジション。この位置を生かす作戦を立てる。


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グリッド上での両選手。スタートドライバーは加藤選手。ポッカ1000km以来2度目。
 
ランキング1位の61号車は12位スタートの為、まだ“来ないが”、ランキング2位の7号車の前でのフィニッシュする事も今回の仕事のひとつだが・・・。
リードが約8秒と開いた34周目、その7号車がピットイン。ところがNEWタイヤとなった7号車のペースに対し、加藤選手のペースはまだまだ速い!そして目一杯引っぱった、「プリヴェチューリッヒ・紫電」、加藤選手も42周が終了しピットイン。高橋選手に交代、7号車より短いピット作業と早いアウトラップで、リセット後のタイム差は約30秒となった。
残り周回18~19周を7号車と変わらぬペースで逃げる高橋選手。しかし既に殆どのマシンを周回遅れとしてしまった終盤、それらのマシンのオーバーテイクを慎重に行なった為、マージンを使って行くが、61周目ファイナルラップ、2位7号車に12秒、そして3位以下を全て周回遅れという大差を付けフィニッシュ!01年参戦以来、待望のGT戦初優勝を飾った。
しかもコースレコード付きの予選1位、ファステストラップ1位と、取れるポイントは全て獲得。ここまでランキング1位の61号車がリタイヤ、無得点でレースを終えた為、ランキング1位に躍り出る堂々たる優勝である。


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いつもながら画像はいきなりフィニッシュ。


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初の頂点に上がる。この1勝でポイントリーダーに・・チャンピオン争いの楽しみができた。



DATE:2006/10/16