2007年シーズンもうすぐ開幕。
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2007年03月04日
2007年SUPER GT開幕を2週間後にひかえた鈴鹿サーキットで3月2・3日今季最初の合同テストが行われた。
昨シーズン惜しくもSUPER GT 300クラスチャンピオンを逃した、「Cars Tokai Dream28」の「プリヴェチューリッヒ紫電」は雪辱を果たすべく07年シーズンもフル参戦を予定。
参戦体制は、ドライバー(高橋一穂・加藤寛規)、タイヤ(YOKOHAMA)、エンジンチューナー(戸田レーシング)、マシンメンテナンス(ムーンクラフト)オイル(WAKO’S)等、ほぼ昨年と同様。
マシンそのものも、昨年デビューシーズンながら、目覚しい活躍を示し、素性の良さを証明した紫電。 マシン名が「プリヴェKENZOアセット・紫電」に変更になっただけと言ってもよい。
外観もマシン名変更に伴い、ステッカーが変更になった程度だが・・・。
シーズン中では、手を加えられなかった、箇所には変更があるが、勿論シークレット。
その他では1年戦ったマシンの各部オーバーホールによるリフレッシュ。これはマシンの信頼性を確保する為、最も重要なシーズンオフの仕事と言える。
このテストデイにさかのぼる事2週間、2月14日、07モデル紫電はシェイクダウンを同じ鈴鹿サーキットで行ったが、この日は生憎の雨。しかもパラパラの小雨。これがもっと雨が降ればレインタイヤのテスト として有意義だったのだが・・・。
その為、充分なテストとは言えずオーバーホール後のマシンがチャンと動く事を確認する程度に留まった。
それはそれで処々の問題点と、良い手応えを持ち帰り、この日のテストにのぞんだ。
2日間のテストは終始足回りを中心、と言うより殆ど“それのみ”の調整で各種セッティングをテスト。
2~3周走ってはピットインを繰り返し、NEW、USED、仕様違いのタイヤのテストを始め、車高、ダンパー、キャンバー、スタビライザー、etc・・・の各部調整。
昨年、特に中盤から終盤苦戦したのは、重量増加によるバランスの崩れで、それらを少しでもよい方向に持って行く為のテストを行ったが、シーズン中のマシンには限界が有った。
それらに大きく影響する、足回りの重要なパーツをシーズンオフに、刷新したのであるが、見た目には殆ど違いは判らない。
また開発の進むYOKOHAMAタイヤの性能を、どれだけ引き出せるか?テストとはこれらの実証、確認である。
目新しいデバイスも、空力パーツも無いので、作業は地味ながらメニューは順調にこなされた。
と言うかこ、れほど順調にすすんだテストデイは初めてかも・・・?2日間の天気は殆ど変わらず、マシントラブルも無く、コースアウトも無い。(他チームのコースアウト、トラブルによる回収赤旗中断はあったが。)
開幕前にかなりのデーターを取る事ができた。
昨年の開幕戦は車重1150kgでスタートをきる事になったが、今シーズンは昨年の戦績が影響し、 最初から50kg増量の1200kgでスタートしなくてはならず、今回は既にその車重でのテストである。
タイム的には19台中8番手。これは2日間4回のセッションのベストタイムの比較であり、さほど重要な意味を持たないが、感触的には、「悪くない」であり、昨年並みのタイムまでは出せそうだが、レースは相対的なもの。他のマシンがどれほど戦闘力を増しているか?それらはまだまだ未知数なテストデイでした。
開幕戦は3月17・18日鈴鹿サーキット。
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