モータースポーツ

2012:SUPER GT第4戦 スポーツランドSUGO

12R04-313.jpg 2008年、ル・マン参戦時にお世話になった無限の熊倉監督とSGTフィールドで再会した高橋選手。

SUPER GT第4戦 スポーツランドSUGO

シリーズ戦も半分となった第4戦SUGO。
このサーキットは、低、中速コーナー、最終高速コーナーなど常にマシンに横Gが掛かるコーナーリング性能重視のコースであるが、高低差も大きく、特に最終コーナーからの登りは、パワー勝負となるのだが、紫電は、最終コーナーを卓越したコーナーリングスピードで、パワー差を埋め、シリーズ戦全サーキットの中でもっとも得意のサーキットといえる。
しかし、ビッグパワーのFIAGT3マシンもセッティング、ドライビングも熟成が進み、決してEVA紫電始め、JAFGT勢が有利とは言えなくなってきている。
またコース全長が短いことに伴い周回数がシリーズ最多の81周(300クラスは74~75周辺り)、これは周回遅れマシンが多く混在する事になり、これらの処理がラップタイムに大きく影響し、加えてコース幅も狭く、オーバーテイクも難しい事から、スターティンググリッドは勿論、ピットイン等レース運びがより重要となるサーキットである。
前戦セパンから続いて、このSUGOも猛暑の季節。
ドライバー、マシンは勿論、メカニック、クルーそして観客の皆さんにとっても厳しいレースが続く。
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SUGOはピットが狭く低いせいか?この時期体感温度はセパン以上に感じるのは私だけ?
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1週間前に鈴鹿のテストで壊したウィングは修理叶わず、やむなく富士用を転用。
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3戦終了で25ポイント、で50Kgのハンディウェイト。このレースで大幅に増加させたいのだが・・・

7月28日(土) 練習走行 / 晴れ

SUGOのセットアップに関しては、これまで大きく外すことはないのだが、1週間前の鈴鹿公式テストにおいて、SUGO仕様のウイングを破損。
修復(再製作)が間に合わず、高速サーキット富士用のウィングを流用。
相反するキャラクターのサーキットのパーツが、どう影響がでるか?
しかしそうした心配は、杞憂であった。
加藤選手でスタートした練習走行、序盤は予選用のタイヤの皮むき、その後基準セットでのアタックは24秒台。
これは既に昨年のトップタイムだが、今回のトップグループのタイムは既に23秒台、やはりここでもFIAGT3が速い。
だが、ほぼセットアップが完了した加藤選手のアタックタイムは1′22″919で2番手タイム。
トップはセパン優勝のハンコックポルシェ33号車22″774。
再び加藤選手NEWタイヤでアタック、22″689!!トップタイム!!!
ところがその10秒後、33号車が22″603をマークしトップに立つ。
しかしEVA紫電のこのタイムは、セッティングに十分な手応え・・・残り約1時間の走行時間を高橋選手に当てる。
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走り出し好調な加藤選手。だがやはりウィングは要微調整。
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高橋選手も加藤選手の走行ロガーを参考に徐々にタイムを上げるのだが・・・。
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このSUGOからデビューのCR-Zハイブリッド。
高橋選手、走り出しのタイムこそ28秒台だが、直ぐに27、26秒台後半に入る。
10周計測の後、ピットインし、加藤選手のデーターと比べウィークポイントチェック。
再びコースイン、直ぐに26秒台、そして26秒フラットへと徐々にペースアップ。
25秒台へ入ろうか?という周回のハイポイントコーナーで他のマシンと左後ホイールが接触。
ホイールが割れた事に伴いエア漏れ、タイヤを大きく破損してピットに戻ってきた。
ホイールが割れるほどの衝撃があったのであれば、足回りの狂いの可能性もあり、そうした状態の走行は危険も伴うので、以後の走行をキャンセルとした。
走れ込めば、走り込むほどに、にまだまだタイムアップする高橋選手にとって、残り約20分の走行時間を失ったのは悔やまれる。
次の走行は、恐らくスーパーラップになろう・・・。
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順調にタイムアップした高橋選手だったが、他のマシンと接触。ピットに戻る。
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ホイールが破損。当然エアが漏れタイヤも破損。
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幸い、損傷はタイヤホイールのみと外装の一部にとどまり、足回りは異常なし。

7月28日(土) 予選1回目・スーパーラップ / 晴れ

ここSUGOの予選はスーパーラップ方式。(以下:SL)
そのSL進出を争う15分間の一回目予選は加藤選手がドライブ。
幸い練習走行時の接触による、足回りの損傷は無く、アライメントは“確認点検”のみで済んだ。
コーナーリング性能が武器のEVA紫電にとって、生命線である。
その加藤選手。
計測2周目で早くも22″612!と、トップタイムと思いきや、既に33号車が22″588をマークしており2番手タイム。
そのまま、33号車はアタック終了、ピットイン。
連続でタイムアタックする加藤選手。
第1セクターでベスト更新、速い!!
最終コーナーから登りストレート、ダンロップブリッジに突然現れるEVA紫電。
1′22″162!! 05年のコースレコード更新。
勿論トップタイム。
この直後赤旗が出され、2号車は走行終了。
その後の予選は、もう1回の赤旗中断で分断され、SL進出を懸け、多少の入れ替わりはあったが上位に変動は無く、そのままSL最終出走が確定した。
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SuperLap進出の為の一回目予選に出る加藤選手。
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ここSUGOを得意とする紫電+加藤選手・・果たして。
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予選一回目トップタイムでSL権を得る。走行後のタイヤをチェックする加藤選手。このタイヤはスタートタイヤになるかも・・・。
予選終了から、500クラスの予選を挟んで45分後、SL開始。
SLは予選1回目を走らなかったドライバーが走る事になっており、SLは高橋選手のアタック。
最終出走でコースインした高橋選手。
先に出走した9人のプロドライバーに対し、唯一とも言えるアマチュアドライバー高橋選手。
タイムこそ1′25″089と10番手タイムとなったが、午前中の練習タイムから1秒短縮。
SLの「トリ」という重圧の舞台に全く臆する事無く、自己ベスト更新。
走りこむほどにまだタイムアップが望める高橋選手。
この25秒台がレースラップとなれば充分期待ができる。
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SLは最終出走となり、序盤の他のマシンの走りを見ながら待機中のスタッフ。
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高橋選手の走りを見守る加藤選手がモニターに映し出される。
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グリッドは“残念”だったが、自己ベスト更新の高橋選手を“称える”加藤選手
予選後のコメント

■高橋
「だめだこんな予選。全然面白くない!!(加藤、渡辺 笑)明日の決勝は頑張るよ・・」

■加藤
「鈴鹿(テスト)からのセッティング流れを汲んで持ってきたんですけど・・ん~~コンディションが特殊だったこともあるんで、今までとは大きくセッティングを振ってもらったら・・だいぶ・・じゃないですね、非常に良いバランスになってきて・・それにタイヤのマッチングもすごくよかったので・・比較的良いタイムがでました。 あとは・・スーパーラップも高橋さんが自己ベスト更新で、がんばってくれてたんで明日は・・レースラップは多分問題ないと思うんで・・がんばります。」

■渡邊エンジニア
「ん~・・特にないですね。コースの方で改修があったり、新しい路面が増えたりする中で・・加藤さんはあのバランスも、あの(タイヤの)チョイスもそんなに大きな問題もなく・・・やってきたようですが、・・実は予想以上に速くて・・・Q1の段階ではコースレコードも出せたんですけど・・・ま~スーパーラップ・・ちょっとハンコックポルシェ(33号車)の方がタイムアップしたんで抜かれちゃいましたけど、クルマの方自体はバランスも良いと・・。 高橋選手の方も・・実際いままで紫電乗ってくる中でのベスト、1秒以上更新してるんで・・・順位的なものは今10位という形になっていますが・・流れとしては悪くないと思ってます・・。ただここ(SUGO)は抜けないんで予選の順位ってのが決勝の結果に大きく響くんで・・うまいペース運びをして・・少しでも上に行けるようにがんばりたいです。」

7月29日(日) フリー走行 / 晴れ

設営日から、今日まで全く雨は無く、公式テストを含めてこれほどの天候に恵まれたのはセパンと今回だけである。
朝のフリー走行時には、既に30℃を超え、路温も45℃近くになっている。
しかしEVA紫電のセットアップは順調で、朝のフリー走行、走り出しは高橋選手。
満タンの決勝想定で、タイムは 昨日練習走行ではマークできなかった25秒台を満タン状態でラップしてる。
ドライビングアドバイザーの舘さんからも「まだいける!◯◯コーナーもう少しアウトから!!」等々と無線で指導・・・。
まだ伸びしろはある。
ピットシミュレーションを行い、加藤選手に交代、24秒台から23秒・・・23″053の2番手タイムを出す。
5周計測で再びピットイン。
今回、この時点では決勝スタートドライバーがまだ決まっていない。
シミュレーションでも、高橋→加藤、加藤→高橋と2回ともレース想定のドライバー交代練習を行う。
再び高橋選手がコースイン。
計測3周目、「SP(コーナー)でコースアウトした!でもチャンと走ってる。」と無線。
立ち上がりでグラベルに飛び出したが、そのままコースに復帰したようで、特に接触も無く、ストレート通過を見ても“外観的”には特に問題は無さそうだし、ハンドリングの異常等の連絡もない。
ところがタイムは27秒、28秒と悪化。
「エンジン・・・パワーが無い!!」との事。
と、ここで水温が高い事にも気づきそのままピットイン。
グラベルに出た際、芝生の草が大量にエアインテークに詰まり、ラジエターへの通風を止めてしまったのである。
コースアウトした際に、F1等でもよくあるトラブルである。
最悪の場合はオーバーヒートでエンジンブローを招く。
幸い、今回はエンジンブローにまでは至らなかったが、データーを見るとかなりの高温で数周回しており、決勝レース中においてのエンジントラブルの可能性も否定できない。
できる事ならスペアエンジンと積替え、不安の芽は摘みとっておきたい。
決勝レースまで約3時間。積み替えできるか?どうか?ギリギリでの時間である。
無論、絶対無理な作業なら、このままで走る事のできる最善策を施すのだが、チーフメカの出した結論は「エンジンチェンジ」である。
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決勝日朝、平和な一日の始まりにマッタリの松下チーフメカ・・・だったが。
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一回のコースアウトで草がエアインテークに詰まる。
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ミッションを降ろすジャッキと、エンジンを吊り下げるクレーンの登場。
と、決まれば、全スタッフが動き出す。
トランスポーターに積まれたスペアエンジンを準備するスタッフ、重整備をする為のジャッキ(ミニクレーン)、専用工具を用意するスタッフ、走行直後で、まだ充分に熱の入ったエンジンルームにとりかかるスタッフ、狭いSUGOのピット裏の通路を確保するスタッフ等々・・・。
40分程でミッションと共に、EVA紫電のテールカウル、ウイングが外され、1時間少々でエンジンが車体から分離した。
しかし、当然の如く、外す事より組み付ける方が時間が掛かる。
メカニックのスーツは、吹き出す汗で全身変色してしてしまっている。
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フリー走行終了直後の午前10時よりエンジンを下ろしにかかる。
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40分後にはミッション分離。メカのつなぎは汗で変色。エンジン、ミッションはまだ熱々。
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ピットの外に出されたミッション部分は、メカ好きには良い展示品。
作業は順調に進むものの絶対的に時間が足らない・・・と思われる。
レースフォーメーション開始は14:00。
10番のスターティンググリッドに並べる為には、その50分前13:10から13:13までの3分間のピットレーンオープンの間にコースインさせなくてはならない。
間に合わなければ全車スタート後のピットスタートとなる。
この抜きどころの少ないSUGOに於いて、ピットスタートは最悪である。
10:00から開始された作業12:00過ぎには大雑把にエンジン、ミッションは着いたが、配管配線等細かな作業は時間が掛かるし、慎重度も増す。
またこの頃になって、突然雨が降ってきた。
決勝レースで、ウェットも想定されたので、タイヤの準備も行わなくてはならない。
全スタッフ、全く気も、体も休まる事がない。
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用意されたスペアエンジン。配線等補機類は無いので・・・
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降ろしたエンジンから付け替えられる。
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その間激しいにわか雨があり、ウェットタイヤの準備も平行して行われる。
13:00ウォームアップ走行開始。
各チームが、一斉にコースインする中、EVA紫電はまだ手術の真っ最中!
果たして間に合うか・・・。
隣のピット99号車はマシントラブルの為、決勝進出できなかった。
そこのメカさんたちも助っ人にはいってくれ突貫工事の最終仕上げに入るが絶対的に時間が足りない。
ピットスタートに覚悟を切り替えれば、45分以上の猶予は生まれるが、チーフメカの「絶対、間に合わせる!!」の決意は硬い。
13:10ピット内でエンジン始動。
水漏れ、オイル漏れ、異音も無く、特に問題無さそうである。
残り2分を切って、「ドライバー乗って!!」の声と共に、既に準備をしていた加藤選手がコックピットに乗り込む。
既に各マシン、ピットを離れグリッドに向かっている。
スタートタイヤ装着、ジャッキが降ろされエンジンカウルが被せられる。
ピットの外に押し出されエンジン始動。
ピットロードはグリッドに向かう各チームのクルーでごったがえしているが、このエンジン音で皆が道を開ける。
ピットを離れたのがクローズ30秒前、ピットロード出口まで10数秒要する事から、コースインは本当にギリギリセーフと言ったところだった。
思わずピット周辺から誰とはなく拍手が沸き起こる。

7月29日(日) 決勝レース / 晴れ

だがレースはこれから。
台風の吹き荒れたの如く、雑然となったピット内の工具類を片づけ、グリッドに向かう。
このグリッドまでの1周は、“手術後”の重要な1周である。
無論加藤選手も充分承知、水温、油温、油圧、燃圧を次々と読み上げて来る。
異常無し。
グリッド上のマシンに、スーツも顔も汗まみれのメカが駆け寄る。
エンジンカウルを外しチェックを始める。
加藤選手からも「(今の1周は)問題無い」と伝えられ、“まずは”一段落。
スタートまではしばしの休息。
幸い雨は直ぐに上がり、しっかり溜まった午前中の熱で、路面は全く何事もないかの如く乾いてしまった。
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滑り込みとはいえ、グリッドにマシンを並べる事に成功。
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インダクションBOXの指の跡が、最終の組み付けとなったであろう慌しさを物語る。
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突貫工事を完璧にこなしたメカの面々。以外に、マシントラブルで決勝進出できなかった99号車のメカにもお手伝いしていただいた。
14:00フォーメーションラップ開始。
グリッドを離れるEVA紫電。
レースモードではどうなる・・・。
そんなメカの不安と、期待が入り混じってレーススタート。
先にスタートをきった500クラスは、第1コーナーで2台が絡んでコースアウト。
それを横目に1コーナーをクリア。
並走していた、9番グリッドの16号車(無限CR-Z)を2コーナー立ち上がりでパス、オープニングラップは9位へ・・・。
2周目には、何かトラブルが発生したと思われる66号車(アストンマーチン)がスロー走行に・・・労せず8位。
3周を終え、トップ33号車(ポルシェ)2位、88号車(ランボルギーニ)以下、31号車(プリウス)、911号車(ポルシェ)、52号車(メルセデス)、3号車(GT-R)、87号車(ランボルギーニ)そして8位2号車EVA紫電と続く。
この隊列は9周目まで動かず、トップとの差も約5秒と、大きく開いてはいない。
10周目に入ると500クラスが入り混じり、この混戦を利用し、3号車と87号車の順位が入れ替わる。
当面の目標が3号車に変わった加藤選手、500全車が過ぎ去ったあと3号車に肉薄。
各コーナーで詰め寄るもののストレートで離されるシーソーゲーム。
タイムは25~26秒と予想より遅い・・・というか、トップグループも同様のペース。
31号車の以外は全てFIAGT3マシン、長い給油時間を稼ぐ為もっとペースが速いと予想していたのだが・・・。
12周辺りになると、25秒中盤の87号車に対し、追う3号車は24秒台も出しつつ、25秒前半・・・加藤選手も殆ど変わらぬ25秒前半。
14周を終える最終コーナーから登りストレート、3号車が87号車をオーバーテイク、これに加われない加藤選手は15周目、1コーナーで87号車に急接近。
続く2コーナーで、鼻先をインにねじ込もうとするが果たせず、左3コーナー立ち上がり、喰らいつくが並ぶ事はできない。
87号車の左後ろに付けてヘアピンへのブレーキングでチャンスを伺う。
僅かに鼻先が入るが87号車も切り込む!!
EVA紫電の右前ホイールと87号車の左後部が軽く接触!!
目の前で180度スピンする87号車、フルブレーキングでストップした2号車。
幸い最初の接触だけにとどまり、再スタートする加藤選手。
特にマシンにダメージは無い・・・と思われたが・・・「ハンドルおかしい!!」と無線連絡、緊急ピットイン。
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レーススタート。ピットスタートとなると、実質このはるか後方となる。
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ほぼ埋め尽くされたスタンド。序盤8位を走る。後ろはCR-Z。
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ところが15周目、87号車と接触!ハンドルに違和感あり。緊急ピットイン。
ジャッキアップ、ピット前で点検。
外観的には右ホイールのみだが、特にガタや変形は見られないが、とりあえず右ホイール、NEWタイヤで交換、再スタート。
しかし症状は変わらず、再度ピットイン。
ピット内での再チェックでも特に異常は見られない。
事態は深刻。
最終コーナー等、横Gの大きな高速コーナーも有り、原因不明のままコースに戻すにはリスクが大きすぎる。
既に2回のピットでレース権は失ってしまった。
ここからアライメントのチェックを行い、少なくなった残り時間の為の再スタートで得るものも無い・・・・。
リタイアである。
フリー走行でトラブルを抱えたが、スタッフ一丸となり困難な作業をやり遂げグリッドにマシンを並べスタートさせ、ドラマであれば歓喜、感動、涙の優勝!!となるのだろうがこれが現実であり、努力が必ずしも報われるとは限らない勝負の厳しさである。
得意とする、ここSUGOでのノーポイントは痛い。
だがスタッフ一丸となって、決勝グリッドに並べた気迫、チームワーク。
ここでスタッフ一人一人が得た自信は、次の鈴鹿1000kmでは大きな武器となることだろう。
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タイヤホイールを代え再スタートするも、症状変わらず・・・。
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ホイールにも打痕あり。どこか足回りに変形が有るのか・・・?
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早々にリタイヤとなり、レース中にメカは遅めのランチとなる。
決勝レース後のコメント

■高橋
「本当に・・・エンジン誰か(高橋選手)が壊したから・・・直してもらってホント助かったんだけど・・ま~ぶつかったのはカトちゃんだから、誰も文句言わないからいいよね。(加藤、渡邊 笑)あれが俺だったらクビになるからな~(笑)・・・鈴鹿はがんばります。」

■加藤
「決勝にはスタッフの迅速な作業のおかげでグリッドに並ぶことができ、非常に感謝しております。ただスタート後しばらくは・・ま~エンジンの調子みながら走ってて、すごくクルマのバランスもよく調子よかったので、プッシュをしてたんですが・・・向こう(87号車)もミスして・・こちらもノーズを入れてしまったので、そのまま行けるかな?と思ったら、完全に閉めてきて当たってしまった為に・・・接触してしまいました。状況が状況だけに・・・本来はもうちょっと冷静に行くべきだったかな・・・と、今は思いますが、あそこで行かないと、前は狙えないのかな・・・逆に向こうがミスして・・閉めてきたんで・・・完全にレーシングアクシデントと言うことで・・・こちらも少し迂闊でした。 速さは・・多分・ありますので、次の鈴鹿を・・もうちょっと冷静に立てなおして・・できるだけ上の方でフィニッシュするようがんばります。」

■渡邊エンジニア
「得意なコースって事もあり、非常にクルマの調子もよく・・ま~練習走行初めの頃グリップ不足な感じもしたんですけど、周りも同じ感じだったんで・・・蓋を開けてみれば常にリザルトは上位いるような形でクルマのセットアップが決めれて・・で日曜日の朝、加藤さんのタイムも非常に良く・・・レースもいい形で戦えるかな~っと思ってたんですが・・・エンジン壊れてしまったりとか・・・それはメカさん・・良い仕事ぶりでスタートラインに着くことができたんですが・・けど最終的には・・前のクルマに接触してしまって・・・リタイアしてしまった。恐らくサスペンション周りの部品が破損してるかな、と言うことで・・・ま~大事をとって・・・特に危ないコースなんで・・リタイアする事になってしまいました。 クルマ的にはバランスも良くて・・・。で、終わったレースの話をするのは・・・なんでもできちゃんですが、うちが予定していた加藤さんのラップタイムと、高橋さんのラップタイムを総合的に考えるに・・・ボク個人的には充分表彰台は確実だったかな・・て感じですね。正直(レース全体が)遅かった。あとピット作業が、うちは早い予定だったんで・・逆に周りが40秒、50秒も掛けてたんでビックリしちゃったんですけど・・・うちは30秒の予定だったんで・・特にポルシェなんかは50秒超えるようなピットストップ・・。って事は20秒以上、そこでビハインド稼げた事になるんで・・・なんで、すごく途中でレース終わっちゃのは残念かなと・・・。またインターバル無く富士のテストがあるんですが・・走るたびに修理する物が増えましてですね、かなり厳しい状態ではあるんですが・・ま~また富士に向けてですね、更なるポテンシャルアップができるようにがんばります。」

DATE:2012/08/17