モータースポーツ

2017 SUPER GT第1戦:岡山国際サーキット

4月7日 設営日

設営

SUPER GT・・2017年開幕を迎える。
マシンの熟成とは裏腹に不振に喘いだ2016年だったが、今シーズン既に2回の公式テストとメーカーテストとかなり走り込み、特に昨年ミスの多かった高橋選手のドライビングの安定度は格段に向上。
レースラップとしては充分!!
まだマシンの細かなトラブルあるものの、ドライバーとうまくギアが合えばこれまで以上のリザルトが期待できるだろう。

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4月8日 プラクティス・予選

プラクティス 曇り ウェット→ドライ

未明の雨は朝には上がったもののウェットコンディションで迎えた開幕戦・・昨年と同様、1日目は午前はプラクティス、午後はQ1、Q2のノックアウト予選となる。
このウェットコンディションも走り出せばすぐにドライに移行するだろうと思われ、まずは加藤選手がコースイン・・・10周程周回、ウェットタイヤのまま高橋選手に交代。
しかし5周程でドライコンディションと判断、既にコース上では何台かがドライタイヤにはき替え好タイムをマークしつつある。
2号車もすぐにピットインし、タイヤを替え再び加藤選手がコースに出る。
途中トラブル車両回収の為10分以上の赤旗中断を挟みマークしたベストは1′28″112は15番手(最終的には20番手)・・午後のQ1突破(上位14台)には心もとないタイムだが、高橋選手の習熟走行に重きを重きを置く今シーズン、ここで高橋選手へと交代。
300クラス占有も含め残り20分弱のプラクティス、高橋選手もタイムをつめ、30秒台から29秒台・・更に29″175と、加藤選手の1秒落ちにまでタイムアップ。
ところが高橋選手に代わり10周ほど走行した辺りでドライブシャフトが破損。

あと数分のプラクティスと、その後のサーキットサファリを断念し午前は終了とななった。
3週間前の公式テストのデーターが活き、マシンはセットアップを変える事無く好バランスの手応え。
加藤選手も更なるタイムアップに手応えを感じている。

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Q1予選 曇り ドライ

公式テストも含め、午前のプラクティスまで、今シーズンクラス14番手以内に入っていない。
Q1は加藤選手・・・2周をタイヤの暖機に使い、「アタック開始!!」という所で赤旗中断、ここも約10分の中断となり、仕切り直し・・・またコースの一部で小雨という情報もあり、ウェット宣言が出されるが、タイヤを変えるマシンは無い。
当然加藤選手始め、各チームもセッション再開と同時にコースイン。
既に暖機も終えたタイヤの為、すぐに28秒台、27秒台とタイムアップ!!しかしまだQ1突破には至らず、翌周の渾身アタックは26″170で2番手と、文句ないQ1突破となった。

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Q2予選 曇り ドライ

全体にスケジュールはおしたものの、続く500のQ1予選は順調に進み、高橋選手によるQ2開始時も雨はなくドライコンディションで臨む事ができた。
しかしこのセッションにおいても、3周のタイヤ暖機を終えアタックに入った所でクラッシュ車両により赤旗中断。
セッション再開まで約14分を要し、残り5分。
再開と同時にコースイン。
すぐに29秒台、翌周28″010のベストタイムをマーク、更に翌周のセクター1もベスト27秒台も行ける!・・・と思われたがガス欠症状が出てペースが上がらず28″670・・・。
まだ2周はアタックできるガソリンは入ってるはずだが・・・何らかのトラブル?
ピットに戻りデータを確認・・・確かに然圧が低い。
高橋選手のQ2予選は、タイムアップの予感を残しつつ13位で終了。
このトラブルの解消に向けては予想される燃料ポンプを交換するも、走行しての確認は明日の決勝日。
しかし今シーズン、レーススケジュールの最大の変更点は決勝日午前、30分のフリー走行が無くなり、決勝レース前のウォームアップ走行が8分から20分に延長された事。
こうしたトラブルの確認は勿論、満タン時のバランス等、その日のコンディションでの確認はレース戦略に大きく影響する。
ウォームアップの時間だけでは大きなセットアップ変更はできないし、トラブルが出ればレースそのものへの出走もできなくなる可能性もある。
しかしこうした事も含め、レースウィークのメニューを決め、状況に臨機応変に対応する・・ある意味ドライバー、チーム、マシンの総合力が試されるレースシーズンとなりそうだ。

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4月9日 決勝レース

決勝レース 晴れ ドライ

朝のフリー走行が無くなり、決勝日最初の走行はレース直前のウォームアップ走行。
ここで前日のトラブル(然圧低下)の確認だが、果たして・・・前日の程では無いが、まだ完全に解消されたとは思えないバラツキが発生。
しかしこの時点で手の打ちようが無い。
レースができないほどの症状では無いのでスタートドライバーの高橋選手をグリッドに送り出すつつ、グリッド上で対処可能な、考える対策・・・と言っても原因が特定できないので、効果はどれほど期待できるか・・?

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スタートは昨年と同様、警察車両の誘導によるパレードラップ1周に続き、フォーメーション1周でスタート・・・となるはずだったが、フォーメーションラップで500クラスの17号車NSXがコース上でストップ。
このままスタートしては危険と判断されフォーメーションもう1周。
ところがハプニングはこれに留まらず、この周でなんとポールの8号車NSXも止まった為、ホームストレート上で全車停止しSC(セーフティカー)スタートとなったが、更に64号車NSXも止まってしまった。
SC先導が2周の後ようやくレースは始まった・・・と思われたが、僅か6周後、100号車、NSXの4台目がストップ、更に今シーズン新たに加わったマザーシャシー・・52号車(マークX)がクラッシュと大混乱・・再びSC走行となる。

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しかしここまで・・レースラップ3周の間に、2号車高橋選手は既に13位グリッドから17位にまで落ちている。
ストレートエンドで拔かれ、立ち上がりでみるみる離される・・・明らかに遅い、加速が悪い。
元々スパワーのあるマシンでは無いとはいえ、ここ岡山でこれほど“楽々”抜かれるマシン、高橋選手ではない。
12周目レース再開・・・だがこの1周で何と5台に拔かれ23位!!
14周目の29″807をベストに30秒、31秒そして32~33秒台へとタイムが落ちて行く。
どうしようもない・・・ジリ貧である。
ピットからは「おかしいならピット入ってください。」という指示を出すが特にパワーが無いというだけで、何か悪くなる兆候はなさそうなので・・・
高橋選手「このまま行く!!」
後続車にラインを空けつつ、32~33秒台でラップを重ねる高橋選手だが、こうした実践での走行はプラクティスより遥かに有意義である。
28周を終えピットイン。
タイヤ交換なし。
満タン給油で加藤選手に交代。
ピットアウトで29位・・クラス最下位。
30~31秒台でラップを重ねる加藤選手。
ピットインを終え順位を下げたマシンもあり、37周目には27位、翌周には26位と順位を上げ、45周目22位・・・だがここまでが限界か・・・
タイヤが温まりタイムが上がってきた117号車(ベントレー)や88号車(ランボルギーニ)など後続車に抜かれ、48周目には24位へとダウン。
加藤選手をもってしても30秒は切れない。
ピットから再び「エンジン不調ならピットに入ってください。」と呼びかけるが30~31秒を保てるのなら完走周回57周(クラストップの周回数の75%)まで行くこととした。
49周目2コーナーで50号車(フェラーリ)がクラッシュ、2回目のSCが入りスロー走行・・、このSC走行解除となった57周をもってピットイン。
その後コースに戻ることなく終了。

結果は26位で完走扱い。

原因不明のパワー不足・・決勝日朝のフリー走行が無くなった今年のSUPER GT。

その影響をいきなり初戦で受けてしまった。
といってもフリー走行で原因究明、対策がとれたかは判らないが、チャンスは有ったと思われる。
だがこれは各チーム同条件・・これを踏まえ、強いマシン作りにしなくてはならない。・・170409GT-Rd1_2067

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DATE:2017/04/19