モータースポーツ

2011:SUPER GT第4戦

2011シーズン 紫電
2011年08月15日

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今シーズン全8戦も丁度半分となる第4戦SUGO大会。
3・11の大震災による被災ではサーキットそのものの被害は軽微ながら、多くの人が動くイベントだけに交通アクセス、宿泊は勿論、こうした東北でのレース開催はどうなるか?我々エントラントも心配していた。
しかし震災から3ヶ月以上を経て、少なくとも我々西日本から訪れる者にとっては殆ど不自由なく感じるほどに復旧。
被災地の方々は勿論、自衛隊、また各国の支援、ボランティアの方々の並々ならぬ復旧活動により、空港、新幹線、高速道路等も復旧。
被災地の復興へのパワーを感じ、むしろ我々の方がその力を分けてもらった様な貴重な一戦となった。

今期も既に3戦を終え、第2戦、雨の富士はマシントラブルでリタイヤ。
続く岡山は路面の衝撃で、セパンでは他車との接触で、共にドアが開き、共に余分なピットインを余儀なくされ、上位グループから脱落する事となった。
マシン、「エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電」そのものの戦闘力、仕上がりも悪くなく、加藤選手は常に上位タイムをたたき出し、2年振りに復帰した高橋選手も走り込むほどにタイムは向上、まだまだ伸び代を感じさせる走りを見せ、決勝レースにおいても、タイヤ選択、ピットタイミング等、レース戦力としてはほぼベスト。
“たら、れば”レースではランキングにおいても十分上位に加わっているはずであった・・・・と、考えるだけでも悔しいレースが続いている。
これらを払拭する意味でも、1週間前の鈴鹿サーキットで行われた、タイヤメーカーテストに参加。
第5戦鈴鹿Pokkaに向けたテストは勿論、今回のSUGO戦に向けたマシンチェックを兼ね、2日間合計10時間の走行時間の中、かなりの走り込みを行い、マシンのトラブルも、本戦前の良い機会に発生し、できる限りの予防メンテナンスを施しここSUGOに入る事ができた。

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開幕戦富士の練習でエンジンブローしたEVA弐号機7号車。このSUGOから復帰。
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ピット2つをつないで久々のフルパーテーション。
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2戦連続苦汁を飲んだ右ドアの対策。ドライバーが閉められる様バーを付けた。

7月30日(土) 練習走行/雨

昨日の蒸し暑さから変わり、未明から雨。
朝方は霧雨より強い小雨といった感じだが、まだ変化しそうである。
この天気によりタイヤサービスは大忙し状態となり、ウェット用にテストしたいタイヤが間に合わない。
まず用意できたタイヤは1セットのみで、加藤選手が走りだす。
雨量が微妙で、深溝レインタイヤとインターミディ(浅溝)のマシンがコースでは混在。
比較テストの為に、一旦ピットに入り、タイヤを外し、タイヤの組み上がりを待つがタイヤがなかなか組みあがらない。
貴重な練習走行時間が無為に過ぎて行く。
比較タイヤが間に合わなそうなので、手持ちのタイヤで走行再開。
加藤選手は1′38″189の7番手タイムがベスト。
残り時間30分弱、そろそろ高橋選手に交代しようかと思っていた所、ウェット路面に足を取られコースアウト車両が発生し赤旗中断、これを機にピットイン。
その頃テスト比較用ウェットタイヤ組みあがった。
こちらのテストを加藤選手で行なうとしたが、赤旗中断が約20分と長くなり、走行時間の延長も無い。
このままでは高橋選手の走行時間が無くなってしまうので、タイヤの比較テストは止めそのまま高橋選手が走行。
3年振りのSUGO、しかもウェットコンディション、残り10分の走行のみで午後からの予選に臨まなくてはならない高橋選手。
僅か5周の計測ラップの中1′43″555。
勿論まだ伸び代が十分あるタイムだが、次の予選がドライコンディションとなれば殆どブッツケ本番に近いシチュエーションとなる。

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土曜は朝から雨。個人的印象としてSUGOはこんな天気が多いような・・・。
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ウェットタイヤは1セットしか間に合わず・・。
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赤旗中断もあり、予定通りとは行かなかった練習走行。

予選/曇時々雨

この日の天気は、スカっと晴れる事はないが、雨の止み間も長い。
午後に入り1回目予選が始まる。
少しづつコースも乾き始める。
ウェット宣言が出されたが、コースは微妙ながらドライと判断。
だがいつ雨が降ってきてもおかしくない空模様。
この予選では、クラストップ3台の平均タイムの105%以内が予選基準タイムである。
これは2名のドライバー共クリアしなくてはならない。
コースコンディションがずっと同じであればなんら問題無い基準であるが、今日の様な天候では非常に厄介である。
ドライコンディションで走り始め、ドライでのタイムが基準タイムとなり、もう一人のドライバーがアタックに入る前に雨が降り出し場合や、その逆にウェット路面が徐々に乾き始めタイムがドンドン上がっていった場合、ドライバー交代のタイミングが難しい。
その中で更に上位10台によるスーパーラップへの進出も狙わなくてはならない。
まずは高橋選手がコースイン。
ところどころにウェットパッチが残るが、500も含めマシンが走る事によってラインは完全ドライに向かいつつある。
タイヤウォームアップもあり計測1周目こそ37秒台だが、直ぐに31秒、そして30秒を切り28秒台へ。
クラストップが25秒台に入り、基準タイムは30秒以内へ・・・28秒台なら基準タイムとして充分だろうが、更に短縮27″338へ。
その頃雨が僅かながら落ちてきた。
27秒台で基準タイムは充分と判断し、高橋選手をピットインさせ、加藤選手に交代。
各チームも同様にピットイン。考えはどこも同じ。
本格的に雨が降り出す前にコースに送り出す。
コースインした加藤選手「わ~!もうコース濡れてるよ~!」
たしかにハッキリ判る程パラパラときている。
と直後に赤旗中断、ピットに向かうマシンのフロントウェインドはワイパーを動かさなくてはならないほど・・・。
ところがピットに戻り、再開を待つ間に、雨は殆ど上がる。
5~6分の中断で予選再開。
幸い、このセッション開始直後の様に、走れば乾いていくレベルだ。
28秒台から25秒台、そして24″202!!
基準タイムどころか、クラストップでスーパーラップ(以下:SL)に進出である。
安堵の空気がピットを包む。
ついでにSL用にNEWの皮むきを行い予選終了。

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ファンの方から頂いたお守りと・・
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塩飴2種。そして・・・
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夏はやっぱり風鈴でしょう。
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予選直前。路面状況は微妙なド・ラ・イ・・
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雲行きも、怪しい・・・。
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でも結局加藤選手がトップタイム。ついでにSL用タイヤの皮むきまでやる。

スーパーラップ/雨

予選と異なり、SLは開始から雨、完全ウェットである。
トップタイムの為、出走10台のラストであるが、これがラッキーかアンラッキーかは判らない。
雨が止んでいれば、コースは乾いて行き、最後の方は有利であり、今の小雨から大雨に転じれば不利であり、それは雨雲だけが知っている事。
SL中、全スタッフがモニターTVでコース上の水の具合を注視。
序盤に出走したマシンを見ていると、タイヤが起こす水しぶきは激しく、マシンの後ろに立つ水煙は濃い。
コース上はかなりの雨量である。
タイムも伸びずバラツキも大きく42、40秒台。
だが中盤になると雨も小止みになり、コース上の水も履けて行き、明らかに水しぶき、水煙が少なくなりタイムも38秒台へ・・・。
そんな中6番目出走(5番手タイム)の43号車(Graiya)は今シーズン300クラス新参戦のBSタイヤで36″963と突出!暫定トップタイム。
だがSL終盤になると再び雨脚が強まり、“トリ”を務める加藤選手のアタックに入る時には、序盤と同様のコースコンディションとなり苦戦。
向きを変え、スロットルを開けてもホイールスピンを起しタイムが伸びない。
コース半周の第1セクターで43号車より、既に1秒近く水を開けられ、終わってみれば38″866。
6番グリッドとなった。

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予選トップで、再車検を終える。
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SL出走は最後の為、ライバルの走り、というか雨の状態を見る加藤選手。
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SLセッション途中で雨脚は少し弱まったが・・
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アタックに入る頃には、再び激しい水煙が上がるほど強くなる。
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タイムは伸びず、6番手に終わる。しようがないか・・・。

■予選後のコメント

渡邊エンジニア
「別に何もないッス。そんなに全体的に悪くないと思うんですが、問題は全て天気のタイミング。それにつきますね。とりあえずクルマもタイヤも今んとこ大きな問題もなく・・・・、ただ僕らは晴れでレースをしたいんで、今回の予選(スーパーラップ)は残念でしたけど、何かが大きく欠落していたという事もないんでチョット(スーパーラップ中の大雨は)アンラッキーだったかなという気がします。

■加藤選手
「あの~・・・(SLの)コンディションがドライなら、かなりアドバンテージがあるくらいクルマの仕上がりも良いんで、え~それに期待していたんですが、残念ながら予選(SL)が雨になってしまい、しかも一定のコンディションじゃなく、自分が走る時にはコンディションが悪くなり、ほんとだったらもうチョット上に行きたかったんですが・・・。でも明日の天気はドライと~い~う~予報も聞いてますんで、諦めずに・・・・充分(優勝も・・)狙える位置ですんで頑張りたいと思います。」

■高橋選手
「雨が降ってこなかったら予定通り(ポールポジション)だったけどね。(加藤選手は)12回目のポールポジションだったけどね。オレは別に関係ないけど・・(横で加藤選手、(爆))・・・難しいって~・、天気にメチャクチャ翻弄されたんで・・・とにかく(加藤選手と)二人共クリアせないかんもんで、予選をクリアしてのスーパーラップに残らないかんという(課題があり)・・・天候の変わる中で・・・そこ難しかったよね。そこはうまく行ったけど、後がいかんね。雨降っちまって・・・。」横から加藤選手が「加藤もまだまだですか。(笑)」高橋選手「そんなえらそうな事言えんて。」加藤、高橋両選手(爆)。

7月31日(日) フリー走行/曇

今朝も微妙な天候・・・コースコンディション、雨は降っていないが路面はしっかりウェットである。
このフリー走行は、決勝想定のセッティングの確認となるのだが、このコンディションは絞りようが無い。
午後の決勝も好天、ドライの保証も無い。携帯電話で天気予報とにらめっこである。
45分間のフリー走行は序盤10周ほど加藤選手の走行後、後半の多くは高橋選手が走り、前日の少ないマイレージを稼せぎラインもタイムも安定してきている。

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決勝日朝、この時期としては異常に冷える。
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これも久々に全開となった横断幕。
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決勝日朝のフリー走行も、雨こそ無いがウェットコンディション。

決勝/曇

今日に限らずだが、SUGOのレースは雨、曇が多い気がする。
午後2時のスタートに向けたスターティングセレモニー中も、絵に書いた様な“曇天”。
グリッドにレインタイヤも準備・・・するがどうやら用無しとなりそうである。
オープニングラップ第1コーナーで、すぐ後ろだった33号車ポルシェに抜かれ7位に落ちる。
予選は雨ということもあり、FIAGT車両が、SL進出10台中、5台と少なくJAFGT車両が1、3~6番グリッドを占めた。
だが、ドライとなれば、やはりパワーに勝るFIAGT車両は早い、強い。
4周目まで7位をキープした加藤選手だったが、5周目に入るストレートでやはりFIAGT車両の4号車BMWにパスされ8位へ後退。
トップはポールスタートの43号車、続いて14号車IS350、62号車レガシーとJAFGT車両がトップを形成。
4位に33号車ポルシェ、次に11号車フェラーリ、4号車BMWとFIAGT車両、そして74号車カローラ、そして2号車「エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電」が8位。
トップからは4秒マイナス。
43と14はコンマ1秒差のバトル。3位から8位までの6台は3秒以内の集団。
ここSUGOは、毎年波乱のレースが展開される。まだどうなるか判らない。
8周目33号車が最終コーナーでコースアウト。
グリーンに飛び出すが、大事に至らずコースに復帰するも大きく順位を落とす。
7位に上がった加藤選手は、9周目の最終コーナーから登りストレートで、74号車をパス6位へ。
得意の最終コーナーのスピードを乗せれば、パワーで劣り、重い紫電でもこうしたオーバーテイクで魅せる事もできる。
13周目には目下ランキングトップの為反面しっかりハンディウェイト(90kg)の載った11号車をSPコーナー入口でパスして5位。
前にいるのは、14号車とのトップ争いから下がってきた、43号車Garaiyaである。
15、16周にかけS字、ハイポイント、と猛プッシュ。レインボー立ち上りから裏ストレートでオーバーテイク。
4位で馬の背コーナーに入る。
果敢な猛チャージにも関わらず、トップ14号車とは既に9秒差。
間には62号車と4号車。
その62号車も23周目の3コーナでスピンポジションを落とし、労せず3位に上がる。
この頃から各チームピットインが始まり、見かけの順位が上がって行く。
25周辺りになると、前に43号車が急接近。
20周目にクラス最初にルーティンピット終えたが、アウトラップ以後もペースアップが遅い。
28~29秒台の43号車に対し、26~27秒台の2号車。
加藤選手「ガライヤどかない!」と“苦情”が入るが、26周目ホームストレート何とかパス。
トップ14号車はややペースが落ち、30周辺りで5秒差にまで縮まっている。
その14号車は32周目に、4号車も33周目にはピットイン。
このレースでは、どこのチームもタイヤ4本交換である。
見かけの順位でトップ立つ。

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決勝グリッド。スカっと晴れないがドライコンディションでスタートはできそう。
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“邪魔”が入りいつものドライバーのツーショット・・・とはならなかった。この笑顔が最後でも見られるように・・。
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序盤の4、5、6位争い。このあと全て抜き去る。

40周目今度は4号車が1コーナーで500と接触スピン!
上位陣が“ミス、アクシデント”により自滅して行く。
こういった運の良いレースもあるものだ・・・と誰もが思った。
今回はタイヤ4本交換予定の為、タイヤも使い切った加藤選手、(と言ってもコンスタントに26~27秒台とハイペース)目一杯引っ張り、44周を終え高橋選手の待つピットへ・・・。
ドライバー交代時間内にタイヤ交換を完了できるよう、給油時間を短くする為、スタート時のガソリンは結構目一杯積んでいる。
もっと軽くしていたら、加藤選手はもっとペースを上げられたが、これもこのピットストップ勝負の為である。
予定通りのピット作業なら、充分に2位で復帰できるはずである。
フロントタイヤ交換、短い給油、その間にドライバー交代、そしてリヤタイヤ交換。
順調に作業が進んだ・・・かに見え、ジャッキが降りる!
エンジンスタート。
とその時、マシンの前に立つスターター(ドライバーにスタート促すスタッフ)が一瞬「待った」のサイン。
右リヤタイヤ側に何かあったか?
しかしOKサイン。スターターがドライバーにスタートを指示。
ピットロードを行く「エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電」を見守る。
渡邊エンジニア「高橋さん2番手で復帰!2番手で復帰!」
ところが・・・返信は・・。
高橋選手「タイヤがハマってないみたい!なんかおかしいおかしい!ダメこれ!!」
モニターTVにもスロー走行となった「エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電」映しだされている。
タイヤは4輪とも着いているが、既に2位どころか、ポイント圏内(10位)も無理であろう事は、誰の目にも明らかだ。
3分以上を掛けて戻った「エヴァ紫電」
バックアップタイヤに交換する為ジャッキアップ。
タイヤを外し、足回りの損傷も目視点検。
異常なし、タイヤを装着し再びコースへ・・・。
走行に問題は無いようだ。ペースも28秒台へ・・・。
13位の復帰といっても完全に目標は失ってしまった。
しかもジャッキアップの際エンジン停止しなかったので、ペナルティを取られドライビングスルー。
三たびピットにレーンに入る「エヴァ紫電」。
2位表彰台は固いと思われたレースから一転、奈落に・・・。
このペナルティ(ドライビングスルー)をこなしても、何ら順位に変動が出ないほど下位のレース(トップから2周遅れ)となってしまった。
何とも残念!!
そんな中でもモチベーションを落とさず、タイヤカスの多いレース終盤のコースで27秒台もマーク、自己ベストで力走する高橋選手。
6位グリッドから、着実に表彰台圏内まで引き上げた加藤選手。
両ドライバーの力走を無駄にしてしまった。
これまでもトラブル、アクシデント、ハプニングでレースを落とした事はあるが、こうしたチームの連携ミスでレースを落した事はなかった。
無論ピット作業の多少の遅れはあったが、それらもレース範疇でありドライバーと同様、メカスタッフのレースである。
今回の問題点を洗い出し、次回の教訓にしなくてはならない。
最終ラップに入り、ピットクルーがサインエリアに出て高橋選手を迎える。
13位でチェッカーを受けるが、誰一人手を振るなどの、喜びを表す事はない・・・できない。
それが順位によるものではない事を、誰もがわかっていた。

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後半担当の高橋選手が待つ、(結果的に)明暗分けたピット作業。
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再びピットインを余儀なくされた。
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おまけにペナルティの通告。これをこなしても順位が変わらない位大きく遅れてしまった。残念。
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結果13位チェッカー。迎えるにもクルーに喜びはない。無論順位の問題ではない。

■決勝レース後のコメント

■高橋選手
「“タラ、レバ”言ってもしょうがない!3回も・・・。 ダメですダメ!もう優勝狙いで行くしか無い!!」

■加藤選手
「決勝は天候が心配されてたんですけど、無事ドライでスタートでき、やはり序盤はFIAGT勢が早く、手も足も出ない状態で抜かれたんですが、冷静にタイヤを序盤もたせて、中盤後半・・・今回タイヤ交換をするという作戦だったので使い切れる。自分のマネージメントでうまく(順位を)徐々に上がれて、いい形で繋げられたんですが、チョットいろんなミスがあって残念ながらポイント圏外まで落っこってしまって残念でした。今シーズン勿体無いレースが続いているんで、次こそはキッチリ成績というカタチにしたいと思います。次も頑張りますんで応援よろしくお願いいたします。」

■渡邊エンジニア
「今回は、予選は関しては天候に左右されてしまった部分があったんでなかなかアレでしたけど、今日の朝のフリー走行なんかでも、条件がゴロゴロと変わる状態で最終的な順位はそんな上でなかったんですが、加藤さんでウェットで走ってる時、常に2番手をキープしてるぐらいバランスは確認でき、雨でのバランスは問題ないな・・っと。っでレースは結局ドライになって~・・ドライはもともとかなりの自信があって、土曜日の1回目予選、ドライでトップタイム出してますしその辺のデーターも有ったんで、その辺はクルマを・・中性的な状態ですが、雨降る可能性もあったんで落としてレース臨んだ。レース自体は加藤選手が無理せずにタイヤをいたわるというか・・もともと4本代える予定でいたんで、ま~それなりの状態でキープして、中盤から後半にかけてプッシュしようという話はから決まっていましたので正にその通りの展開。っで周りのピットインの状況でトップまで出れまして、最後キッチリ加藤さんもプッシュしてタイムもあげれるという状態でピットインしたんですが・・・チョットチームの方でタイヤ交換のミスがありまして、もう一回タイヤをハメ直さないといけない状況になってしまって順位を下げてしまった。その際に(ジャッキアップ中の)エンジン停止義務の違反があり、もう一度ドライブスルーをしなくてはならないという展開になってしまって、最終的に13位という順位・・・。間違い無く表彰台には乗れたいうレースをチームのミスで落としてしまって、ドライバーには申し訳ないという感じです。