2006年SUPER GT第3戦決勝速報!

最終更新日:2006年5月6日(土)15時2分45秒

ここまではベルノ東海NEWSで・

予選、スーパーラップで最高のスターティンググリッドを獲てむかえた決勝は、五月晴れの好天の中、行われた。

朝一のフリー走行では6番手タイムと振るわなかった「プリヴェチューリッヒ・アップル・紫電」だったが、全体的に仕上がりは申し分なく、午後の決勝での活躍が期待された。

レース直前のウォームアップ走行では、“レース用タイヤの皮むき”や、また昨日から緻密な燃費計算を最終確認する等、今回500kmと長丁場のレースに備えた。

スターティンググリッドでも多くの注目を集めた「紫電」は、高橋選手によりスタートが切られ、オープニングラップをトップで戻ってきた。しかし2周目に入った第1コーナーで、トップスピードで勝る、3番手スタートの菅選手110号車がインを刺すが、止まりきれず一直線!あわやクラッシュと思われたが、間一髪(かすったか・・?)受け流す様に、逃げてかわすが、この間に3台に抜かれ4位に落ちる。

しかしその頃ピットではオフィシャルから、「使用タイヤ規定違反」と言う事でドライビングスルーペナルティが言い渡されていた。今年から決勝レース時でのマーキングタイヤの“装着タイミング”が変わり、その解釈の勘違いにより、“レース用タイヤの皮むき”をノーマーキングタイヤで行ってしまった事がペナルティの対象となったのだ。

5周が終了したところで4位をキープしていた高橋選手、ピット前をスルーし、再び戦列に戻るが最下位の25位に落ちる。

そこからじわじわと追い上げ、27周には16位にまで回復。この頃から1回目のピットストップが始まり、更に暫定的に順位が上がる。

そして36周目、13位に上がったところでピットイン。加藤選手に交代。戦列に戻った時点で17位。45周目に15位となるが、その後17周に渡り順位変動は無く、レースも中盤となった頃、1ストップのチームと2ストップチームのピットインも始まり、また上位陣のトラブル等で再びレースが動き始め、62周目14位、63周目11位、64周目10位と順位を上げ、77周目に暫定トップにまで上がった。

今の残燃料では最後まで走りきれない紫電も、あと1回ピットインが必要だがここで最後の勝負。無線で「タイヤどうでしょう?」の問いに加藤選手、「ここまできたらイクしかないっしょ〜。」決まった!給油のみのピットインが85周目に行われ、6位でコースに戻す事に成功。その後もタイヤの性能を最後まで使い切り果敢に攻め続け、102周を走りきり、今期最高位、4位でチェッカーを受けた。

 レースそのものは両ドライバーは勿論、マシンも、ピットワークもノーミス。それだけにペナルティとなったボーンヘッドが悔やまれるレースであった。


スタート前のツーショット。バックに見える「23」は500の最後尾。ポールポジションならでは背景。

スタート直後、後続を従えトップを守る高橋選手だったのだが・・・。

2周目の1コーナーで110号車に行く手を阻まれる。

終わってみれば4位。素直に喜べないが、お疲れ様でした。

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