AUTOBACS JGTC 2004 Series 第4戦 1/3ページ

開催日
2004年7月17日〜18日
サーキット
北海道:十勝インターナショナルサーキット
マシン名
プリヴェチューリッヒ・クムホ・NSX
ドライバー
高橋 一穂・渡辺 明

十勝戦

昨年で10周年を迎えた、GT選手権。その間富士スピードウェイのみ年2戦開催されていたが、今年はその富士が全面改修の為、使用できない。その2戦分の内1戦は、スーパー耐久24時間レースで有名な北海道、十勝インターナショナルサーキットで開催される事となった。GT戦は昨年4年振りに九州オートポリスで開催されたが、北の地、北海道では初めての開催である。

もう1戦は無くなり今年は全7戦シリーズとなった。しかし"暇"になったかと言うと、そうでも無い。今後の海外シリーズを見据えたオールスター、2戦がアメリカ(12月)と、中国(10月)で予定されている。(中国は7月に中止が決定)富士が"復活"する来シーズン全部で何戦が、予定される事やら・・。

設営・スポーツ走行:7月15日(木) 終日 晴れ

十勝へ行くとなると、"人"は空路で良いが、マシン機材はどうしても海路となる。我々のマシンは福井、敦賀の港から、苫小牧まで約19時間の船旅である。しかしそこから更に陸路200km以上、4時間を掛けて到着。島国日本でも、遠く大きく感じる北海道である。

先発のトランスポーターは早朝にサーキット到着。ドライバー、他のスタッフは昼頃帯広空港にやってくる。それまでにできるだけ設営を終え、午後からのスポーツ走行に備えたい。
と言うのも、十勝サーキットにおける、GTマシンでのデーターが無い為、サスは勿論、ギア比も(我々は・・)全くの未知数である。また24時間レースの経験はある両ドライバーではあるが、高橋選手は3年振り、しかも今回のショートコースは初体験である。(渡辺選手は2003年の24時間で走っている)

photo水曜午後八時過ぎ、敦賀から北海道苫小牧に到着。十九時間の船旅。

photoいかにも北海道的直線。でもこの程度は短い方。

セパンにマシンが出ている間、サイドステップや、フロントフェンダーの軽量ヴァージョンを作成。この十勝戦に組み付けてある。その他も贅肉をそぎ、大幅に軽量化が進んだ。

クムホタイヤも構造素材を変え、軽量タイヤを用意。レースで使用できるセット数は未だないが、今後が楽しみである。

photo午後のスポーツ走行に備え準備。しかし多くのスタッフは昼の飛行機でやってくる。

photo2001年の24時間レース以来の十勝。まさかGTカーで再び戻ってくるとは思わなかった。

photo見た目は変わらないが、サイドステップ、フロントフェンダーは薄型軽量品。

スポーツ走行で数周しチェックの為ピットイン。ここで思わぬトラブル・・?ブレーキオイルがキャリパーか漏れ出した!これは一大事とすぐにチェックするが、どうもこれはトラブルというより、一部のめくら栓が外れその中に部分的溜まっていたオイルが少量噴出しただけで、(と言うより文章で説明するにはチョッと複雑すぎ・・)全く問題無いと解り一安心。

その後両ドライバー、数ラップこなし、とりあえずコース、マシン共確認の走行は無事終える事ができた。

photoスワッ!ブレーキトラブルか?と思われたが・・。

photoブレーキオイルが付着した左前輪。

photoセパンでテストできなかった、NEWヴァージョン"クムホ"。

photo菅生で中破したテントは、"新築"となった。

photo向かって右隣は500クラスで孤軍奮闘中のフェラーリマラネロ。左は柱があって1台分使用不可。

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