AUTOBACS JGTC 2004 Series 第6戦 1/3ページ
- 開催日
- 2004年10月30〜31日
- サーキット
- 大分県:オートポリス
- マシン名
- プリヴェチューリッヒ・クムホ・NSX
- ドライバー
- 高橋 一穂・渡辺 明
設営10月27日(水) 晴れ
"モテギの悲劇"の傷が癒えるに充分の1ヶ月半のインターバルで、シリーズ最南のオートポリス(本当はマレーシア、セパンだが・・)での第6戦である。
昨年の初レースでは、公式スケジュールの金曜日フリー走行が初走行となり、走行時間不足が悔やまれた。そこで今年は木曜日のスポーツ走行を利用しようと、設営も本日水曜日からとなった。
昨年同様、トランスポーターは船で、ドライバー、クルーは空路で現地集合となった。高橋選手のみ明日午前中到着予定である。
ここオートポリスは高地にある為、自然吸気エンジンの場合、リストリクターが1ランク大きくできる。今年はレース成績(悪い)から、3戦目にして最高の2ランクUPしているので、合計3ランク大きくなっている。
しかしこれらによるタイムアップは、全てのコンポーネンツが既に"イッパイイッパイ"の中で、コンマ何秒を争う場合には有効だが、今年の状態では"焼け石に水"、"溶岩に霧吹き(作者の造語)"である。
シリーズ戦のコースで、ピットが左右逆となるのはこのオートポリスだけ。
スポーツ走行10月28日(木) 終日 晴れ/ドライ
昨年は、朝晩とは言え、一桁の気温、朝霜にまいったが、今年は10度程。僅かにしのぎ易い。
10時から始まるスポーツ走行は25分走行が5回。1周2分弱のコースの為、連続で12〜3周、途中セッティング変更の為ピットインすると、その前後では実質計測3〜4周しかできない。また各時間帯の間に他クラスの走行が入る為、タイヤが冷え、連続走行ができない。
とにかくタイヤの性能を引出すべく、足回りのセッティング変更が行われる。
そんな中、本日昼頃到着予定の高橋選手に先がけ、渡辺選手が走り込む。少ないが昨日から走りこんでいるチームからの情報によると、コース全体の汚れ(草、枯葉等)がひどく、NEWタイヤで走っても意味が無いらしく、まずは走ってそれらの"清掃"が必要らしい。
そんな噂はともかく、中古タイヤでのコースイン。途中1回のピットイン、そして赤旗も出たので、イン、アウトラップを除くと計測3周しかできず、1′56″42。インターバルを利用しセッティング変更をし、その後も似た様なスケジュールで、3〜4周計測、ピットイン、再び3〜4周で終了を繰り返す。
途中エキゾーストパイプの取り付けバンドが破損。熱々!の中補修。
昨年の予選タイム1′53″523が当面の目標となる。
午後からは高橋選手も加わり走りこみ、渡辺選手53″94、高橋選手57″23をベストに本日終了かと思われた5回目の走行終わり間際、高橋選手が最終コーナーでスピンコースアウト。バリアに接触バンパー、ウイングを破損させ戻ってきた。
幸い大した事は無く、"充分な応急処置?"で明日の走行に支障はないだろう。
う〜んしかし、このスポーツ走行、どうもドライバーの慣らしはともかく、セッティングの為の収穫があったのか?どうか・・・?