Super GT 2005 Series 第4戦
SUGO GT 300km RACE 2/4ページ

7月23日(土)予選 晴れ 路面:ドライ

早朝の公開車検には多くのファンが詰めかけている。ホイールを外し足回りが見えるマシンは間近では見られないのでメカ好きにはうれしいイベントである。

この時点で雲は厚く、路面はウッスラ黒い部分もあるが、ドライで行ける事は間違いない。しかし気温は20℃路面も25℃と低いのでタイヤのウォームアップも重要だ。

今回もスーパーラップ(以下SL)を狙うべく午前の予選、300占有は渡辺選手から始まった。このレースウィークにおいてスリックタイヤで殆ど走っていない両ドライバー。昨年5月以来の高橋選手は勿論、10月のスーパー耐久以来の渡辺選手もこのアタックにやや自信が無さそうだ。

photo公開車検には、朝早くからファンが訪れる。

photo曇り空だが、やや湿り気味のコースを乾かす風も出ている。

photo300から始まった午前のアタック、自信が無さそうな渡辺選手。

2周のウォームアップでアタックに入る。1′25″398!これでは全く“弱い”。更にアタック。「M‐TEC(0号車)に引っかかりました〜。」再アタックでも遅い車に引っかかり虚しい周回が過ぎる。6周目のアタックで25″362、っと、ここで赤旗。300占有は残り6分だが、この中断を利用し高橋選手に交代。厚い雲からの雨を心配してか?はたまたセパンの二の舞を心配ししてか? 早めに基準タイムをクリアしておきたい。コースに出て3周目、赤旗が出た。ところがその周が26″104。これは予選基準ラクラククリアだが、無効になる可能性が高い。残り2分でこのまま300占有は終わってしまった。再アタックは混走時間までお預けだ。

タイヤの“おいしい”部分は使い切ってしまい、しかも混走の中で10位以内(23″台)に行けるとは思えない。ドライでのマシンバランスを確認し、午後のアタックに期待する。

混走では基準がクリアできていない高橋選手から。(やはり300占有時のタイムは無効となった。)アウトラップ翌周軽く基準クリア。更に翌周にはタイムを伸ばし25″974の今レースウィークのベストをマークしたところでまたまた赤旗。

ここ菅生はやたらと赤旗中断が多い。しかもマシン回収が遅いのか中断時間も長く思える。これではタイヤも冷え切ってしまい、これら赤旗でタイミングが狂いアタックが不発になっているチームも多いであろう。

残り15分を渡辺選手が走ったが、徐々に“乗れて”きたのか15ラップしたタイヤで混走の中24″台を連発し、5周目24″326とベストタイムをマーク。占有時のNEWタイヤは生かされていなかったようだ・・・。この時点で13位。0.4″差でSL不合格!午後の“追試”に掛ける。

photo安定したタイムは出るが、“一発”が出ない。

photo今週は赤旗中断も多く、ピット前で待つ時間も長い。

photoドライデーターが乏しいので、予選中も変更する。

photoアタックのタイミング合わない渡辺選手。

photo高橋選手も赤旗の影響で基準タイムが“クリア”できない。

トップは昨日から好調のVEMACの27号車でタイムは22″901。以下12位までがコースレコードであった。舗装改修の効果は大きかった。

午後は15分間の各クラス占有のみで、ここで残り2台枠を争う事になる。タイヤは勿論2セット目のNEW。ここでは渡辺選手のみがアタックをする。3周目からのアタックはまず25″133、続いても25″台。5周目から24″台に入り、8周するも午前のタイムを上回る事ができない。24″496をベストに占有時間終了。 “追試”も不合格である。SL出場は3戦連続で途切れた。全戦SL出場ができるほどの実力では無いのか?結果は午前のタイムでもって14位。今シーズンの最下位スタートである。

photo予選日だというのに、狭い菅生のピットロードは、ピットウォークで埋め尽くされた。

photo午後もタイムが伸びず、4連続SL進出はかなわず。

photoギアレシオを少し変えてみる事にした。

ページ1 ページ2 ページ3 ページ4

 
現在の位置:ホーム / レースリポート / Super GT 2005 Series 第4戦:ページ2