Super GT 2006 Series 第6戦
SUPER GT 35TH INTERNRTIONAL Pokka1000km 3/5ページ
8月19日(土) 予選
晴れ 路面 午前午後共ドライ
今日も過ごし易い朝を迎えた。空はドンより鉛色。スーパーラップ(以下「SL」:1回目予選上位10台による1台づつのタイムアタック。これによりスターティンググリッドを確定する)進出を決める一回目予選での雨の心配はなさそうだが、午後2回目予選はどうなるか判ったもんじゃない。SL進出については、タイムは勿論だが、2名のドライバーが基準タイムをクリアしなくてはならない。(すれば良い。)そして3名が決勝を走るには2回目予選までには3名共基準クリアは必須である。1回目予選で全員クリアしておかないと、午後2回目予選時に雨でも降られたら、厄介である。
GTの公開車検、形は違うが、この1000kmでは既に行われていた。
そこで1回目予選は300占有時に加藤選手によるSL進出の為のアタック。そして高橋選手、そして混走に入ったら吉本選手に基準タイムをクリアする事とする。
いつもは予選開始から数分・・、数台がタイムを出してからゆっくりコースインする加藤選手だが、今回は時間が惜しい。開始早々、殆どのマシンがコースインしたら僅かに間を空けてコースイン。
2周目にアタック開始、2′13″228!まだ“弱い”ところが翌周はクリアラップが取れずペースを落とし、4周目9″554!これならいけそうだ!とピットイン。高橋選手に交代。2周目3周目と13秒台で基準クリア。300占有は終了。しかしこの時点で加藤選手のタイムは10位!SL権ギリギリである。果たして混走セッションでどれだけのマシンがここに食込んでくるか
混走セッション開始と同時に吉本選手が初めてのドライコースに駆け出して行く。すぐに12秒台。軽く基準クリア。翌周11″781と、初めてのマシンとは思えない堂々たるタイムである。このまま走行不足時間を補いところだが、10分以上を残しピットイン。待機していた加藤選手に交代。この時点でもまだ10位。SL進出圏内にいる。さてここでNEWタイヤに変え再アタックに入るか?この2セット目はSL用に温存するか?(予選では2セットしかタイヤは使用できない)このままギリギリでもSL進出ができるかも・・・・。モニターを睨み、11位以下のマシンの動向を見守る。当然2セット目のタイヤで再アタックに入るマシンもあるが、台数が多いこの混走時間中にタイムUPするのはかなり難しい。
残り3分を切り、今からコースインしても計測はできないだろうし、このまま逃げ切れるかと思い加藤選手もマシンから降りる。ところが、ここにきて46号車、前戦菅生で優勝した“赤吉兆”Zが9″320で10位に割り込み押し出されてしまった。紫電にとって初のSL落選である。
SL権を“確実”にする為待機する加藤選手だったが、チャンスを逸する。
更に予選終了のラップ7号車タイムアップ9位に食込んでできて12位へ。SLに出られなければこれでスターティンググリッドが決定するわけだが、8″499と3位タイムをマークしていた777号車がペナルティを受けベストラップが抹消され、最終的には11番手グリッドが確定した。
結果論からすれば、2セット目タイヤは温存するのでは無く、使ってダメ押しをし例え10位でもSLに食込むべきだった。旬を過ぎたタイヤでSL上位は望めないかもしれないが、上位マシンがミスをして、グリッド順位を上げる“可能性”は残されているのだから・・・。
“今のところ”大きなトラブルも無く普通にランチを取るメカ。この納豆は加藤選手の本業。むぎとろ納豆
2回目予選はタイムが伸び悩んだ高橋選手が中心で走る。ブレーキ時にややステアリングに振れが出るとのトラブルが発生。確認の為加藤選手もドライブ。昨日のフィーエル系のトラブルといい、いままでも決勝前にトラブルが出て、「いつも良いタイミング(レース中ではなく)で出るなー」などと言っているが、明日は1000km。果たしてトラブル無くチャンと走りきれるか・・?
しかしSLが無い事により、メカは早くから(菅生の時は再車検等で1時間半近くメンテに取り掛かれなかった)整備に取り掛かる事ができたのは何よりだ。
PCデーターを指差すシンタロー。通常こんな“臭い”ポーズはしない。