AUTOBACS JGTC 2004 Series 第4戦 2/3ページ

フリー走行:7月16日(金) 終日 晴れ/ドライ

2001年まで3年連続、十勝24時間に参戦しここのレースの印象は、正に"避暑レース"。夜はジャンパー無しでは寒いほどだったが、今年はそんな事は無く、勿論名古屋方面から比べれば、充分涼しいが日中は暑さを感じる程である。

photo素晴らしい好天に恵まれたのは良いが、期待はずれの暑さ。

photoセパンではオーバーヒート泣かされた。今回もより慎重に各部点検。

photo今年GTの朝の"風物詩"となった、NSXターボの暖機。

午前1回目のフリー走行は渡辺選手から。セパンでテストできなかったNEWヴァージョンタイヤがごっそりある。計測5ラップ。OUT、IN含め7周毎にNEWタイヤに交換。順調にメニューはこなされる。

トータル23周で高橋選手に交代した、渡辺選手のベストは1′22″820。この時点でクラストップは既に20秒中盤。予選19秒台は必至である。1周3.4kmと、シリーズ戦最短の、ここ十勝のショートコース(クラブマンコース)で2秒差もあれば勝負にならない。21秒以内(トップから2%遅れ以内程度)には入りたい。

代わった高橋選手は、とにかくこのショートコースに慣れる為、(タイヤの)ロングを掛ける。20周をこなし終了。トータル44周をこなし、久々に無事にセッションが終了。

photo昨年の24時間でショートコースは経験済みの渡辺選手。

photo3年振り、ショートコースは初体験の高橋選手。

photo初のGT開催の十勝サーキット。2005年も継続されそうだ。

初めてのコースでもあり、色々試して見たい点もある。ウィングもドラッグの少ない(曲がりの浅い)物に変え、ギアも午後の走行までに変えてみようという事になった。

午後2回目のフリー走行は明日の予選用タイヤを決める為の走行である。数種のヴァージョンを、両ドライバーで試していく。このセッションで高橋選手は25秒前後で周回。渡辺選手はコンスタントに23秒である。トータル50周を走り、ほぼ最後のアタックで、渡辺選手が22″186。午前を上回る事はできたが、まだ21秒台には届かない。

photo足回りのセッティングに加え・・。

photoウイングもドラッグの少ない物に変更。

photo更にギアレシオも変更するなど、データーの無いサーキットだけにやる事が一杯。

photoクールスーツ用の氷も、長持ちするよう、BOX一杯の大きさに切り出す。

また明日使うタイヤはいくつかのヴァージョンから組み合わせて行くのだが、今回用意してきたNEWヴァージョンの中には、相性が良さそうなのだが、セット数が足らず(3セット用意できない!)、明日、明後日の予選、決勝に使えない物もある。これは次回(ポッカ1000km、第5戦モテギ)でのお楽しみ?と言ったところか・・。

photo各種のタイヤをどんどんテストし・・、

photoピットイン毎にドライバーからのコメントをメモする信ちゃん。この情報から明日の予選タイヤをチョイスする。

photo予選、決勝スタート用タイヤ3セット。全てを窒素ガスに入れ替える。今回から"増量"されたホイールはホワイトカラー。

予選:7月17日(土) 午前:晴れ/ドライ 午後:晴れ/ドライ

今シーズンはやたらと雨が多く、レースウィークに一度はレインタイヤで走る事になるが、ここ十勝はその心配はなさそうだ。その代わりではないが30度を超え、かなり暑い。とても(期待していた)北海道とは思えない

photoSKデザインのメカニックは十勝初体験。「涼しいと聞いていたのに・・。」

photoヘッドライトもカラーリングするのは最近流行?ステッカーが大きく貼れる。

photo白いホイールは、新鮮味がある。(新しく、きれいなうちは・・。)

午前の予選は300占有走行が始まると同時に、渡辺選手により始まった。アウトラップからもう2周流し、そして4周目、目標でもないが、あっさり21″536!昨日までの進度からすれば悪くないが・・。既に20秒台に11台がひしめいて入る事から、やはり今年の定(低)位置となった15番前後か??もう1周のアタックは22秒台と不発に終わり、占有走行時間10分ほど残して高橋選手に交代。アウトラップ後の2周目24秒台、その次23″420をベストに伸びない。その後4周程走ってピットイン。500との混走は殆ど走ることなく13周でピットに引き込んだ。

photo電動ボトル、無線、HANSと重装備になってきた。

photoピットイン毎のスポットクーラーも必需品。

photo待機時も無線交信を聞く渡辺選手。

photoこの場所は、足回りのデーターを取り込む信ちゃんの定位置となった。

photo午後の予選までにリストリクターの再検査。これだけの為にマシンごと車検場へ持込み。

photo同じくNISMOさん。ウイング上はどこでも物置場。丈夫に作らなくてはならない。

photoGT初の北海道上陸。待ちこがれた道産子ファン。

photo土曜日でもピットウォークは盛況。スタンドが空になる。

午前と比較して若干気温が上がり32度程度だが、日差しが強くなり路面温度は45度近くと結構高くなった。混走時間は高橋選手が丸々走り、300占有直前NEWタイヤに交換。1周で暖め、そのままアタックに入る。23秒を3周連発。最後に23″338と僅かに午前の自己ベストを上回るが、占有時間と、"タイヤ"を残し渡辺選手に交代。しかし22″687をベストに午後は終了。午前のタイムで、17番グリッドからスタートする事となった。

photoロガーからコース各所での各操作、マシンの動きが判る。

photoサインマンエリアでの私の仕事。1.マシンを追い。2.タイムを計り3.サインを出し4.記録する。更に5.写真を撮り6.タイム表示のPCの管理。1ラップが短い十勝は忙しい。

今シーズン完走はあるものの、チェッカーを受けていない。GT戦はチェッカーを受けなくてもリザルトは残るが、ひとつの区切りであり、レースをやるに最低限の目標である。今回はなんとしてもチェッカーまでマシンを導きたい。そんな中、決勝前日のミッションオーバーホールが、2日連続で行われた。その時、メインシャフトに亀裂を発見。前日異常無かった部分だが、実にタイムリーな発見であった。いつもの事だが"運が良かったか?使い切ったか?"

photoメインシャフトの亀裂発見。(画像では見えない)ラッキー?!

photo十勝はこんなコテージに宿泊。サーキットから20分程と近いので、S耐以来の御用達。

photo自炊の夕食も、楽しいひと時。

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