Super GT 2005 Series 第4戦
SUGO GT 300km RACE 4/4ページ

2005年 SUPER GT第4戦 GT300クラス
予選14位 : 決勝 9位
獲得ポイント 2点

photo第2パートは17番グリッドから。通常のスタートの様な華やかさは無い。

photo43号車が後方に下がり62号車がリタイアと、上位陣が崩れた。

photo第2パートもキッチリ走り切った高橋選手。

photo第2パートもキッチリ走り切った高橋選手。

photoゴール後ピット前を行く渡辺選手。

第3戦のレポートにも記したが、第3戦まで、SL3回連続進出した9チームで0ポイントは我々だけ。SLに1回でも進出した事のある15チームで、同じく0ポイントは10号車と併せ2チームであったが、この4戦で共にポイントを獲得。やっと“仲間入り”といったところか・・。

ここ菅生に来てからは雨で満足なセッティングもできず、予選も含め全くタイムも冴えず、連続SL進出も途切れ、決勝フリーでもこれまでの3戦に比べ“光る”物は何も無かった。決勝レースも(我々にとっては)何も起こらず、地道に淡々と走り切っただけである。

前回セパンでは、好位置からのスタートで、「これを生かそう」「このレースで勝たなくては・・」との気負いがレースにあったのか?よく“無欲の勝利”などと言われるが、正にその通りか?レースの世界で“無欲”など意味が無いかも知れないが、ミス無くキッチリ走り切る事に専念するだけで、“今シーズン”は、それなりの結果は残せる実力、ポテンシャルは充分にある事は再確認できたと思う。

チェッカーを受け、汗だくの渡辺選手と、サインエリアの片付けをした私が、ピットに戻って来たのはほぼ同じ頃。ピット裏のホスピテントに入ると高橋選手が「おー帰るぞ!!」っと、完全に着替え、荷物もまとめ終わっている。そう、高橋選手始め、私やマネージャー等、セントレアから空路で来たメンバーは、大急ぎで空港に向かわなくてもならない。1時間の赤旗中断で、余裕時間が完全に無くなってしまったのだ。

レース終了20分後には慌しくサーキットを離れていた。
仙台空港に向かうレンタカーの中で、高橋選手に「万一表彰台に行けそうな順位だったり、もう1回赤旗で中断してたらどうしたの?」と聞くと、「ほしたら、渡辺さんだけ、ガンばって走っとってもらうだな。俺は帰るで。(名古屋弁)」

スタートドライバーを高橋選手にしたのは大正解でした。

雑用係の仕事。

レーシングカーのメンテナンスで一番“地味〜”仕事ってなんでしょう?
マシン清掃?ホイール清掃?いや〜私が個人的に思うのは「タイヤカス取り」だろう。

タイヤカス取り風景

これはピットインしてくる際等に、コースサイドに転がっているタイヤのゴムカスがタイヤの表面にくっ付けてくる。それをヘラで剥がすのである。全てのタイヤで行う訳ではなく、周回が少なく、まだ使える、また使わなくてはならない場合に備え、表面を少しでも平らにしておくのである。

とにかく転がっているタイヤカスはゴルフボールからテニスボールくらいの大きさがある。こんな物をタイヤ表面に(潰れているが・・)張り付き冷えて固まったら走り初めのハンドルフィーリングはひどい。勿論数周も走れば剥がれてしまうのだが、それまでの周回が無駄にもなる。
実際にカス取り風景をご覧ください。(だから何って訳でも無いですが・・)

動画 2.29Mb

動画の中で作業をしているのは“雑用係”ではありません。プロのメカです。でも“雑用係(私)”も行う事はあります。結構力が必要です。熱い時が楽ですが、それはそれでゴムが伸び中々剥がれません。タイヤの全周行うと最後で冷えてきて剥がれなくなります。ヘラを押す手の平に豆ができます。

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