GT CHAMPIONSHIP 2003 Series Round 3 2/4ページ

23日(金):フリー走行 くもり 路面:ドライ

1年振りのSUGOでの走行。いつも通り渡辺選手から走行を開始する。当面の目標タイムは昨年のレースベスト、1分27秒台、次は予選の26秒台である。古タイヤで2〜3周し29秒台に入ったあたりで渡辺選手より「SPコーナーでオーバー(ステア)、最終でアンダー(ステア)が出る〜。」と無線連絡。ピットインして、フロントバンパーカナードを1枚から2枚に追加(SUGOでは昨年も片側2枚は標準)。ウイングを調整。しかしあまり変化が無いので、古タイヤのせいだろう?と、もう少しマシなタイヤに交換。前戦富士で序盤リタイヤの為、準備していた慣らしタイヤがあるので、それを使用しているのだ。本来は新品タイヤでセッティングを行いたいところだが、“エコノミー”チームでは、使用可能な物はできるだけ使いたい。

セミ?NEWタイヤでかなり改善された様で、1’27”594まで詰めた所で高橋選手に交代。このGT戦の間に、スーパー耐久にも参戦している渡辺選手に対し、レース、サーキット走行はおろか、マニュアルミッション車に乗る機会も無い高橋選手は、慣れるのに少々時間が掛かるので、このフリー走行は重要なセッションだ。走り始めて2〜3周は33〜35秒台。その後も37秒!幾らなんでもペースUPが遅すぎる。たまらずサインマン(私)が、「只今の基準タイム(予選通過タイム目安)、31秒9で〜す。」と言った途端に(「わかっとる!」と言わんばかりの)31秒611!その後は31秒台で周回。9周こなした頃、赤旗中断。ピットストップの間に、フロントの車高調整(下げた)を行い、渡辺選手により軽くアタックを行う。

程なく26”434(6位)をマーク。昨年の予選タイムに僅かに届かないが合同テストに参加せず(できず)、走りこみ不足なマシンとしてはまずまずである。大体昨年のセッティングデータ-通りか?

概ねマシンのセッティングも煮詰まり、予選に対し手応えを感じた渡辺選手、午後からは、それらの再確認と、高橋選手のロングである。午前の車載ビデオで走りを研究した高橋選手、試行錯誤を繰返し、28”895。しかし「NEWタイヤなら、26秒台だ!」と、自信は感じ取れたようだ。スタッフ一同は「ほんとかよ〜?!」

マシンは全く問題無く、昨日の水漏れも完治している。メカニックは前戦富士のミッショントラブルを再発させない為、原因と思われる各種対策をしてきたが、更に今夜もオーバーホールをし、点検を行った。

photoここSUGOではバンパーカナードはやはり2枚必要。

photo併せてリヤウイングも調整。

photo高橋選手の待つ、ピットに帰ってきた渡辺選手。

photo波に乗った所で赤旗中断。続々ピットイン。

photo走行の合間に「舘」塾。車載ビデオで指導する「舘」レース監督。見入る両選手。

photoドンドン進化の進む「Z」

photoニューカマー「ウェッズスポーツCELICA」。今日のフリーでは本調子でないが、スープラのパーツを多く流用し、相当なポテンシャル。

photo午後のフリー走行に向かう。

photoいつもより1日早めにミッション点検。

photo今日は皆残業。

24日(土):予選 くもり 路面:ドライ

ここ宮城県の朝晩はまだまだ寒い。13〜14℃位で、雨こそ降らないが毎日がドンよりしている。予選の始まる頃でも、17〜18℃。路面も22〜23℃だが、マシンにとっては良いコンディション(もう少し高いと良いかも・・。)と言える。渡辺選手によるアタックはいつも通り。3〜4周流しタイヤの美味しい所で・・25”530!3位タイム!!更に2周アタックを継続。25”694、そして25”313と更新。そしてピットイン。高橋選手に交代。直後に赤旗中断となる。再開されたときは500クラスとの混走となり、その中で高橋選手は27秒台を連発し、公約通り、26”914!と自己ベストマーク。両ドライバー、満足のいく1回目予選が終了。

午後も気温は上がらず、コンディションに変化は無いだろう。最初500との混走時は高橋選手、その直後、300占有時は渡辺選手による再アタックだ。しかし高橋選手は2回の赤旗中断により、タイムUPはならず、渡辺選手も4周、25秒台を連発するものの、タイムUPはできず、午前の25“313がベストで 6番グリッドとなった。300クラス、ポールが1’24”689とコンマ62秒と充分な射程内である。決勝に期待したい。

photo朝晩冷えこむ宮城県

photo応援団旗も増えた。

photo車検待ちのCELICAに注目が集まる。

photoコース図を使って舘氏の講義を受ける高橋選手。

photoコース一杯を使ったタイムアタックをする渡辺選手。
Photo by Y.Suzuki

photo500との混走の中、公約通り26秒台をマークした高橋選手。
Photo by Y.Suzuki

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