GT CHAMPIONSHIP 2003 Series Round 5
JAPAN SPECIAL GT CUP 2/4ページ
2日(土) 予選:午前 晴れ 路面:ドライ
昨晩、遅くまでミッションをオーバーホールし、内部を点検、ついでにギアレシオを一部変更。思いの他、エンジンが回らない部分があった為であるが、はたしてこれらがどう、タイムに結びつくか・・?
"車検街道"って訳では無いが、遠くの坂道を下って車検に並ぶ。
GT戦では、チューンドカー、カスタムカーの展示が行われる。今回はベルノ東海からもインテグラ240Rとフィット130Rを展示。
ところがこの午前の予選で、なんと新鋭セリカ2台が31"524、31"748と驚異的タイムをマーク。このセリカ、02年型GT500スープラのパーツを流用し、殆どスープラのGT300ヴァージョンと言われており、第4戦にデビューした新鋭マシンだが、脅威の完成度である。その他32秒台も9台、我々は20番手と大きく水を空けられてしまった。33秒前半どころか、32秒台でも1桁グリッドは難しい状況となっていた。
その渡辺選手、500の混走となる直前、ベストをマーク。その後ウイングを調整、午後に備える。
高橋選手と共に車載ビデオを見ているのは、お隣シグマテックの「ガッツ城内」選手は地元愛知出身。
2日(土) 予選:午後 晴れ 路面:ドライ
"マシンの限界"では無いだろうが、午後の予選に向けては、正直ここでは策が無い!と言うのが本音である。後はドライバーに頑張って貰うしかない。車載ビデオ、データーロガ−を何度も見、研究する両ドライバーである。
今度は500との混走を高橋選手から始める。ところが4周目「Bコーナーでスピンしました〜。」スピンで緊張の糸が切れて(やる気の失せて)しまった高橋選手そのまま、渡辺選手に交代、300占有走行直前にNEWタイヤに交換。意地を掛けたタイムアタックに備える。いつも通り3周流し、クリアラップを作りアタック!33"751、午前を上回るも僅か。その後、数周アタックするも、タイム更新はならず予選20番手と、GTデビューの01年モテギの、最後尾スタート以来の低位置である。
午後はほとんどのマシンがタイムUPせず、グリッドも殆ど変動が無かったが、今シーズン5月のタイム並みか、UPしているマシンが多く、昨シーズン、5月の第2戦と、気温、路面温度の上がる7月末の第5戦で、1〜1.5秒ほどダウンしていた事を考えると、GTカーの性能向上恐るべし。この状態で来年5月にはどれ程のタイムとなるか?興味、期待もあるが、ここ富士でのGTレースはこれが最後となり、秋からは大幅なコース改修の為、1年半の休業となる。