GT CHAMPIONSHIP 2003 Series Round 8
SUZUKA GT 300km 2/5ページ

15日(土) 予選:午前 くもり 路面:ドライ

朝は車検。このレースまで特に問題なく行われた車検。木曜日の「フェンダーカット」もすまし、気楽にむかったのだが、「リヤのディフィーザーパネルの後端部が規定より高くなってる。」との指摘。「え゛〜」である。わずか1cm足らずだが、確かに高くなっている。とりあえず他を済ませ、ピットに戻り、修正を加え、「追試」である。最終戦に来て、歪み、変形で各部の寸法が狂った箇所もでたのか・・?色々起こる。

photo車検でディフィーザーパネルの高さを指摘される。

photo車検待ちの3台目の「セリカ」出来立て!シェイクダウンレースとなる。

photo車検待ちの3台目の「VEMAC」(1台は500)こちらもシェイクダウンレース。

photo昨晩カラーリングしたカナードを仮付けする。今バンパーに付いているのが300用オリジナル。下の500用の「小」と比べても差は歴然。

photo車検に来た西畑「マーチ」左後ボコボコ。手直しした苦労が・・。

昨日よりやや高い、気温約16度、路温約20度。やや肌寒いが3週間前のオートポリスに比べれば、充分過ごし易い天気だが、雲も多く、この週末、恐らく今日あたり雨が降ることは間違いなく、当然全チーム午前、1回目の予選に的を絞っている。

午前11時、500占有。それから20分後、300クラス占有はまず渡辺選手から。

クリアラップを作り、3周目2'7"923のベストをマーク。もう1周のアタックを試みるが、他のマシンに引っかかり不発。今にも降り出しそうな空模様。早めに高橋選手に交代する。4周目に10"474をマークし基準をクリア。

目標の7秒台、昨年より1秒2短縮したが、トップ「エンドレスZ」は、6秒、5秒台を飛び越し一気に4秒879をマーク!これは昨年のレコードを2秒2短縮する驚異的なタイム!!これを見た他チームも追いすがるが、届かず、そのまま500との混走時間となってしまった。

photo300占有時間を告げるボード。

photoコース一杯を使って攻める渡辺選手。

photoモニターを見ながら、待機する高橋選手。

photo午前予選終了後、手振りでマシンの動きを伝える渡辺選手。

その後は「マーチカップ」の予選。何とか走れる様にしたものの、外観(左)はボコボコのマシンでコースインした西畑選手。真っ直ぐ走らないマシンでなんと33台中、2番グリッドを獲得!「このボコボコ、ディンプル加工と同じで速いんじゃないの?」なんてね。決勝はいかに?

photo予選日だというのに、ピットウォークはこの賑わい。

photo最終戦のピットウォーク。チャリポラ現れたのは、「マシン?」を走らせる「A&Sレーシング」の瀧川監督。ありがとうございました。

15日(土) 予選:午後 雨のち曇り 路面ドライ

サポートレースである「ポルシェ」「マーチ」の予選が進み、午後2回目の予選の直前、まず「インテグラ」の予選。雨が降り始める前に各車アタック開始。山田選手は自己ベストと共に今シーズン最高の4番グリッドを獲得。ポールの田嶋 聡選手を始め、2位を除く3〜6位までを「ベルノ東海スカラシップ」ドライバーが固めてしまった。

その予選も中盤には雨が降り出し、ほぼアタックも終了した「インテグラ」チームは、予選後半を、ピット前で時間消化する事になった。

photo予選にむかう西畑選手。「右から撮ってね。」って。真っ直ぐ走らないマシンでなんと2番グリッド!

photo鈴鹿でのマーチカップは初めて。33台が東西日本一を争う。

photoインテグラの予選。タイムアタック前、コンセントレーションを高める山田選手。はたして・・。

サポートレースの仲間たちは絶好調である。メインのこちらも頑張らなくては。

インテグラの予選終了20分後、まず500との混走予選はスタートしたが、わずかに濡れた路面が乾くの待ち、300クラス占有になった所で、渡辺選手がコースイン。3周目に2'8"200をマークするが、他の多くのチームと同様、午前のタイムを上回る事は難しいと判断し、5周でドライバー交代。高橋選手も同じく5周でピットに引き上げた。結局午前のタイムで16番グリッドと、第4戦富士以降、完全に二桁グリッドが定着してしまった。

トップは変わらず、唯1台「エンドレスZ」が4秒台、その他、4台が5秒台をマーク。また上位6台全てが、今シーズンデビューの新型マシンである。

500クラスのレコードが0.5秒しか短縮されず、しかも昨年のポールタイムを上回ったマシンは、500の2台に対し、300は9台!!これからしても、300クラス、特に新型マシンは驚異的熟成スピードである。

photo午後は500・300の混走。その直前に雨が降った為、レイン宣言が出された。

photo残り39分、300占有となり、路面が乾くのを待ってコースインしたのだが・・。

photo午後のタイムアップはならなかった。

photoTOP5の中で、唯一午後タイムアップさせた「フェラーリ」。シーズン中盤から常にトップ争いに加わりながらチャンピオン争いには残れなかった。

本日のプログラムが全て終了した頃、大勢の「オレンジ装束集団」がやってきた。これは鈴鹿のレスキュー隊で、我々のチームのマシンを使って万一のアクシデント時のレスキュー訓練をやらせてほしいと言う依頼を受け、行われる事になった。ドライバーも人形等ではなく、本物の「高橋選手」である。全く気を失ったという想定で、シートから引きずり出し、タンカに乗せ救出するという訓練である。確かに狭いGTマシンから、救出するというのは大変である。しっかりと習得してもらいたいと同時に、役立たない事を祈るばかりである。

photoコックピットから引きずり出された「気を失った」高橋選手。

photoヘルメットを外され、搬送できるよう固定される。役立たない事を祈る。

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