Pokka 1000km RACE 1/3ページ

開催日
2004年8月21〜22日
サーキット
三重県:鈴鹿サーキット
マシン名
プリヴェチューリッヒ・クムホ・NSX
ドライバー
高橋 一穂・渡辺 明

8月15日スポーツ走行 午前:くもり/ウェット 午後:晴れ/ドライ

今週から始まる鈴鹿ポッカ1000kmに備え、スポーツ走行時間帯を利用する事となった。

この鈴鹿ポッカ1000kmレース、GT戦のシリーズには組み込まれておらず、多くのチームは参戦を見合わせており、今回もGT300クラス8台、GT500クラスに至っては3台のエントリーとさびしい限りである。(その他S耐マシン10台、RSクラス4台、OPENクラス5台の計30台である。) そんな中でのレース、昨年、一昨年の2年連続3位入賞に続き、今年もクラス表彰台は勿論、優勝を目指す。今シーズンは低位争いが続き、チームのモチベーションも下がり気味である。コンペテンションの世界での緊張感、プレッシャー、そして"勝ち"を得る感動を思い出す意味でも"好"レースにしたい。

photo早朝の雨で路面がまだ濡れており、レインタイヤでの走行となった。

photoスポーツ走行日ではピットは多種なマシンで占められる。

photo昼前にはドライ路面となり、テストらしくなって来た。

photoいつもは閉じられている"片目"も1000kmの夜間走行に備え、4灯HID仕様に。

また三重県鈴鹿サーキットはチームのホームコースであり、地元に近い事から、毎年応援に駆けつけてくれる多くのファンに対し、シーズン最初に走りを披露できるレースであり、欠かす事のできない一戦である。

今日のスポーツ走行は、そのレースを見据えての事であるが、当然速度差の違うクラスとの混走となり、本番に近いとは言いがたいが、今は走行距離、時間を稼ぐことが大切である。

photoCIVIC、アルテッツァ等との混走。

photoこのマーチはグループ会社、プリモ東海のサービスマンのマシン。

photo走行の合間に高橋選手、チョッとドライブ。

photoしかしなかなか"オーナー破り"のタイムは出ない。パワーの無いマシンはそれなりに難しい。

設営8月19日(木) 終日 晴れ

近くて手馴れた鈴鹿サーキット。午後から設営作業に入る。今回1000kmレースは3名のドライバーで走る事ができ、過去3回はカーグラフィックの塚原選手、現GTドライバーの菅選手、F4ドライバーの富本選手と、"出身"はバラエティーに富んでいる。そして今年は初の外人ドライバーを呼びよせた。フランス出身のザヴィエル・ポンピドゥ選手(以下「ポンちゃん」)で、ポルシェ等でヨーロッパ、アメリカで活躍、現在32歳の(我々のチームにとっては)若手である。彼は今日来日、サーキットにやってくる。体格が違うことから、シート、ハンドル合わせなど、長丁場に不可欠のセッティングも今日の課題である・・のだが・・。

photoフランスからの助っ人ザヴィエル・ポンピドウ選手。 本日到着。(.Xavier Pompidou)

photo初めてNSXに乗り込むが、今日は走れない。

今までこのNSXのドライバーは大きな身長差も無く、殆ど無いシートスライド量で充分まかなう事ができたが、このポンちゃん高橋、渡辺両選手と比べて、10cmは背が高く、その多くは足の長さである。こうなると、シートを最後端まで下げても足が曲がってしまい、膝にハンドルが当たってしまう。おまけに足が大きく、ブレーキとアクセルペダル間にある、ステアリングシャフトにつま先が当たり、スムーズな踏み換えができない。

現在のシートを使用する限り、シートは下げることはできないし、取付角度変更等で対応するには、日本人ドライベーへの負担も大きいので、ステアリングを少し持上げると言う応急処置を施す。しかし乗り降りも含め、窮屈である事に大差は無く、ポンちゃんにとっての"苦しい"レースウィークが始まった。

photoところが、背が高く、当然、足が長く、ステアリング操作に影響が・・。

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