Pokka 1000km RACE 2/3ページ
フリー走行8月20日(金) 終日 晴れ
朝から30度超え!暑いレースになると思われるが、この時期こんなもんでしょう。
まずは渡辺選手、そして高橋選手とドライブ。4日前のスポーツ走行で走っている事と、ポンちゃんに多くを走ってもらう為。マシンのチェック程度である。渡辺選手が12秒台、高橋選手15秒台で注目のポンちゃんに。彼も鈴鹿は初めてでは無いので、直ぐに20秒台から18、17秒台へそして15秒台へと入っていった。途中派手なスピンもあったりしたが、赤旗中段を機に午前の走行は終了。わりと"平穏"セッションであった。
スポンサーさんの撮影がありいたる所に「Apple」のマーク。
走り終えたポンちゃんに、身振り手振りを交えてアドバイスをする渡辺選手。
3人のドライバーの意見交換を受け午後に向けセッティング変更。また長丁場に向けたタイヤチョイスも必要だ。午後も渡辺選手からの走行予定であったが、思わぬアクシデントが発生。シートが一番後ろにさがったまま動かなくなってしまった。応急処置もできず、修理をするにはシートを外さなくてはならない。これでは走行ができないと、渡辺、高橋両選手は走行をキャンセル。全てをポンちゃんが走る事となった。
コースインして3周目に2′12″605!と午前渡辺選手の出した、12″621を上回った。その次の周が16秒?とムラもあるが、車高調整、タイヤ交換等で3回のピットインを含め、17周をこなし、チェッカー直前、11″450!ピットへ入る。もう少し走ったら10秒台に入っていたか・・も・・?徐々に乗り慣れてきた様だ。
午後の走行直前にシートレールが破損。一番後ろに下がってしまった。
今日は全クラス混走。ポルシェはGT、SE、OPEN各クラスに参戦。
そんな午後の走行で、優勝候補のスープラがクラッシュ。徹夜の修理となった。
本日最後のセッションは1000kmだけの夜間走行である。と言っても始まった午後6時少し前はまだ明るく、夜間走行とは程遠い。また順調にレースが進めば、暗くなってからの走行は、一人のドライバーに絞られる事になるだろう。で、最初は高橋選手。(まず夜間走行は無い。)走行途中で、音が変わったとの事。特に走行に支障はなさそうなので、そのまま走行を続ける。 そして渡辺選手。そして最後のポンちゃん乗る頃には、すっかり暗くなっている。そんな中でも14〜15秒台と、いいペースである。
また今年からヘッドライトバルブ(300はイエローバルブ)を提供して貰っている、PHILIP(フィリップス) のHIDユニットが今回から使用されているが、これがまた明るい!最終コ−ナーを降りてくると直ぐに判る。心強いアイテムである。
夜間走行も無事終了。明日に備えてメンテを始める。気になる「音の変化」だが、エキゾーストパイプが割れていた。幸い集合部で、脱着も容易。舘 レースアドバイザーが経営する、サーキット近くの「ガレージF」で溶接。事なきを得た。
予選:8月21日(土) 午前:晴れ/ドライ 午後:晴れ/ドライ
予選は午前と午後の2回。時間も30分と少ないので、3人同時は無理であろうし、雨の心配もなさそうなので、高橋選手が午前、午後共アタック。それに午前、渡辺選手、午後、ポンちゃんがアタックである。
スポンサーさんの看板は常にきれいにしておかなくてはならない。
予選前、レースアナウンサー、「ピエール北川」のインタビューを受ける。
MoTECのデーターは多くの言葉が無くとも、客観的な動きが伝えられる。
セパンでは1人倒れ、十勝は3名だったが、今回は久々に4名揃った。
渡辺選手スタートして2周目、2′11″503。そして1周流し、2′11″286!昨日ポンちゃんが出したベストタイムは上回ったが、昨年同レースの10″049には届かない。"タイヤ"を残し高橋選手に交代。3周目に2′14″672をマークした次の周、アタック失敗!フラットスポットを作ってそのままピットイン。午前終了である。
午後はいよいよポンちゃんの出番である。マシンにも馴れてきて、果たしてどれ程のタイムを見せてくれるのか・・?コースインして2周目すぐ12″340!昨日の勢いから、10秒台も期待できる・・・と思いきや、モニターに映し出されたNSX、場所はデグナーの"グラベル"である!"行って"しまった様だ。引っ張り出されてコースに復帰したが、彼にも意地があるのか、無線で「このまま走りたい。(勿論英語)」と訴えて来た。しかしマシンの状態が判らないし、既に予選タイムはクリアしている事から「Xavier Come Back!」である。
この撮影をした鈴木さん、昨年1000kmに続き、我々のNSXのスピンシーンをよく捕らえる。
タイヤの癖からか?今年は後からコースアウトする事が多く・・。
その結果、アンダーパネルがオシャカになる。今年は3枚目かな・・?
幸いマシンは大した事は無かったが、エンジン下部のアンダーフロアが吹っ飛んでしまった。そこで(タイムが二人に大きく水を空けられ悔しい思いをしていた(推測)高橋選手がポンちゃんをシートから引きずり出し(実際にはそこまでしていないが、気迫は本当)交代。コースに出て行った。しかし直ぐピットイン?バックモニターが落ちてしまっている。これはポンちゃんがコースアウトした際にショックで落ちたのである。レースではないので、乗り込んだら、落ち着いて各部の点検をする余裕が欲しいものだ・・。
再びコースに戻った高橋選手、3周目意地の13″805をマークするが、これも本人の昨年タイム11″632に遠く及ばない。
結局予選は大きく目論見が外れ、GT300クラス8台中8位のビリである。(GT500が3台。RSが4台入って総合は15位。) クラストップは07″495。まともにいったら勝負にならない。もっとも、3名のドライバーのタイム差も少ない事から、じっくり長丁場を戦って、天命を待つか・・?
再びテレビ学習。自分スピンシーンもあり、熱心なポンちゃん(右)。