AUTOBACS JGTC 2004 Series 第7戦 1/3ページ

開催日
2004年11月20〜21日
サーキット
三重県:鈴鹿サーキット
マシン名
プリヴェチューリッヒ・クムホ・NSX
ドライバー
高橋 一穂・渡辺 明

設営11月18日(木) 雨

今シーズン大幅改良し、クムホタイヤとのコンポーネンツを最初に走らせた3月12・13日あれから9ヶ月 やっとと言うか、ついに、と言うかここに戻って来た。使い古された言葉でありますが、「泣いても笑っても」今シーズン最後(実際にはUSAオールスターがある)のレースである。果たしてどれだけの進歩があったのか?

タイヤ開発についてはシーズン中盤で完全に「手応え」の無い状態となり、NEWヴァージョンができても「これだ!」と言うパフォーマンスを発揮しない。

「有終の美」が飾れるか?「憂愁の日」となるか・・・。

photo設営は雨。今年は本当に雨が多い。

photo鈴鹿のサインエリア。足元を走る長い箱と言うか角パイプ。F1用LAN配線が入っている。正直邪魔。

photo今回、撮影用限定ステッカー「Jネットレンタカー

photo側面は左サイドのみ

フリー走行 11月19日(金)
午前:くもり/ウェット 午後:くもり/ウェットのちドライ

昨夜来からの雨も上がったものの路面はウェット。しかし今シーズンはどういう事か?唯一第4戦十勝を除いてレースウェーク中、一度は必ずレインタイヤでの走行がある。

やや濡れ路面のコースに渡辺選手がコースイン。新品のブレーキローター、パッドを焼いた所でピットイン。いままで点灯しなかった、レヴリミットの赤ランプがストレートエンドで点灯。どうやらエンジンはよく回っているようだ。気温が低いと空気(酸素)密度が高いのでよりパワーが出るものだ。反面、空気抵抗も多くなると言われる。タイムが期待できそうだが、この路面では比較も難しい。

photo昨日からの雨が残る鈴鹿サーキット。

photoレインで走る機会が多く、"開発"は進む。

photo左側面はこんな感じ。白はカッティングシート。

photoグループ会社でもあります「Jネットレンタカー」をよろしく。

は、ともかくこの路面コンデションは前戦モテギの決勝状態。このピットアウト後の渡辺選手のタイムも23秒台へ。そして2′22″764。この時点で4番手のタイム。トップから43号車ガライヤ(BFグッドリッチ),16号車M−TEC NSX(ダンロップ)30号車MRS(BFグッドリッチ)と今シーズン、またモテギでレインの明暗を分けたマシンに続いている。しかし明日予選以降、雨の期待はできない。ぬか喜びに過ぎない。

トータル10周程してピットイン。高橋選手に交代。日差しが殆ど無い事から、路面コンデションに余り変化は無いが、僅かずつドライに向かっており、マシンによってはスリックでピットアウトするものも見かれられる。

細いライン上だけが乾いているが、そうで無い部分との差も激しくリスクも大きい事から、高橋選手はレインタイヤのまま走行を続け、28秒から、26、22秒台までペースを上げ、17周ほどで午前は終了。結局このセッショントップはスリックタイヤで一発勝負(まだ勝負ではないが・・)に出た11号車の菅君が2′15″296と2番手に3秒近く差をつけトップ。でも菅君「かなりやばかった。」との事。

photo微妙なレインでは相変わらず好調である。

photoしかしスピン、クラッシュも多い。このフェラーリが"これ程"は初めて?じゃないかな。

photoそのクラッシュの相方のセリカ。

今回NEWヴァージョンのスリックタイヤを試し、明日の予選、決勝スタートタイヤに使用するかどうかを検討したい。午後も生憎、直前に雨がパラつき始めたが、ストレートはかなり乾いている。 とりあえずスリックで渡辺選手がコースイン。2周してピットイン。「西コースはまだウェットだ。スリックでは危ない」との事。走行マシンもあり、しばらくすれば乾くだろうと、20分程ピットで待機。ところが雨は止むどころかチョッと強くなってきた。これ以上待っていてももったいないので、レインタイヤに交換し、再度コースイン。が、直後に赤旗。

やはりこのコンデションにコースアウトマシンが出たようだ。直ぐにピットイン。

photoサポートレースのインテグラワンメイクは「インターシリーズ」No80はベルノ東海サポートの伊藤裕士選手のマシン。

photoこちらは小林康一選手。鈴鹿シリーズ5戦中3位1回!4戦優勝!!

photo走行の無い時間を利用し、Jネットレンタカーのキャンギャルの撮影。

photo鈴鹿のモニターが新しく大型液晶TVになる。(F1の時に変わったらしい)皆「帰りに持ってく」なんて言っていたが実行した奴はいない。

再開後は雨も上がり"ゆるゆる"とライン上は乾き始めるが、500との混走中、ラインを死守(レースでもないのに・・)するのは難しい。レインで走り始めた渡辺選手も、「まだスリックはやめた方が良いよ」とそのまま高橋選手に交代。23〜24秒台で6周ほどピットイン。再び渡辺選手が初めてスリックでコースイン。既に半数がスリックだ。トップは既に10〜11秒台。に比べ、渡辺選手15″106がベスト。最後に走った高橋選手も15″556と細いライン以外やや濡れとは言え寂しいタイム。トップ11号車を始め既に4台が8秒台に入っている・・・。

photo走行の合間を利用して任意測定。これはウイングの高さを調べている。ウインドガラスの最上部より高くてはいけない。

photo午後の走行時、路面はこんな感じ。

photoスリックも試したが、あまり良い結果とは言えない。

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