AUTOBACS JGTC 2004 Series 第7戦 2/3ページ
予選:11月20日(土) 午前:晴れ/ドライ 午後:晴れ/ドライ
朝から快晴。気温も16度といわゆる"小春日和"。明日の決勝も晴れらしい。それはそれで結構だが、昨日のフリー走行は殆ど意味が無く、予選、決勝で使用するタイヤは殆どぶっつけ本番に近い。シーズンも終わりとなり、できるだけのチャレンジはしてみたい。
当然目標は初めてクムホタイヤを装着した3月のテスト時のベストタイム、2′08″020である。
午前の予選は渡辺選手が300専有時間でアタック。3周目に2′08″393・・・。その後9秒台。そしてピットイン。
ここらが頭打ち・・!「進歩」どころか・・言葉も出ない。
おまけに交代した高橋選手は混走で500に追突され、スピンこそ免れたが、リヤバンパーを破損してしまった。前述のタイムがベストで午前は終了。ドライバー曰く、「これ以上"攻められる"タイヤでない」ようだ。
この8ヶ月は一体何だったろう。3月と同じスペックのタイヤを持ち込んでも、単純にドライバーが慣れた分だけでもタイム向上があって良いのではないか?
"限界"と言うより、ドライバーのモチベーションを上げられる状態では無い。渡辺選手。
その高橋選手、混走中500に追突されてしまった。"踏んだり蹴ったり"
スタンド側ではデモカー展示。特に右2台「MOOA」は多くの注目を集めていた。
午後も午前と同じスペックのタイヤであり、殆ど期待ができない。完全な沈滞ムードの中、午後に向けたバンパー修理が行われる。この午前は25台中17位。しかし他のマシンは更にタイム向上が予想されるのでまだ順位は落ちるであろう。
午後は混走から始まり、ユーズドタイヤで高橋選手が慣らし、300専有直前にNEWタイヤに交換、慣らし、300専有と同時にアタック。しかし2′10″956。"美味しい"部分を残したまま、渡辺選手に交代、再アタックである。が、10秒をも切れない。確かにこのレベルでリスクをおかす意味も無い。決勝レース、そしてこのレース直後のUSAに向けてマシンをいたわった方が賢明か・・?情け無い話ではあるが。
ポールは43号車2′04″694である。上位、一桁を争うには、トップから2%以内がボーダー(私の持論)とするなら、7秒台には入っていなければ、運も味方はしてくれない。"タナぼた""たら""れば"もありえない。
正にこの時点でレースは終わった、と言うに等しい状態になったようだ。