GT LIVE USA-JGTC 2004 All-Star 1/5ページ
- 開催日
- 2004年12月15〜19日
- サーキット
- アメリカ:カルフォルニアサーキット
- マシン名
- プリヴェチューリッヒ・クムホ・NSX
- ドライバー
- 高橋 一穂・渡辺 明
02年マレーシア:セパンがGTシリーズ戦初の海外レースとなった翌年、03年にはそのセパンに加え中国:珠海、が予定されたと思ったら、SARSやら、準備不足やらで、全ての海外戦は中止。
04年も10月中国:上海、12月USA:カルフォルニアの2戦がオールスター戦(シリーズ戦ではない)として予定された。が、夏までにまず中国が中止決定。このままUSAもまた中止かな?なんて思っていたら、どうもこちらは着々と準備が進んでいたようで、開催される事に・・・。
本来はシリーズランキング上位チームや、優勝チーム、等々が選抜され招待してもらえる事になっていた。ところが今シーズンは全く不本意な成績でノーポイント!第5戦モテギで優勝し、選抜されるチャンスはあったのだが・・水泡と化した。
しかし、オーナーが一度はアメリカも走って見たい、また05年も開催される事から、「百聞は一見にしかず」早くに経験しておいた方が良いと、"自費"参加となった。
入国・設営12月15日(水)以降、毎日超快晴
旅程は1週間。名古屋から成田へ(ここで3時間以上待たされたのはつらかった)空路約11数時間。
午前10時にはロサンゼルス空港着。
気温は最高と最低の温度差が大きい、砂漠の天気と聞いていた。(スーツケースの荷を減らす意味もあって)皆チームブルゾンを着てきたのだが、現地の人はTシャツ姿。この差は異様?
空港からはレンタカーを3台借り出し、フリーウェイで一路サーキットへ。それにしても早い。ずっと60〜70マイル(100〜120km)で走行。あまり道は良くなく、車も古いアストロ、フワフワの"足"、久々の右側通行。手に汗握るドライブだ。
空港近くのレンタカー屋で車を借りるが、いつもこういった所で時間がかかる。
フリーウェイではこの最内側車線が「ダイヤモンドレーン」と呼ばれ、2人以上乗った車両だけが走る事ができる。マナー違反は無い。と言って良いほど守られている。
ルートは渋滞しそうなロサンゼルスを避け、ルート105を約30km東進、途中605を北上。20km程走って、ルート10を再び東進。50kmを走って約1時間半、カルフォルニアスピードウェイに到着。
オーバルコースの為、まるでスタジアムの様な外周路を通ってパドックへ・・。
われわれ以外のチームは前日に入っており、朝からの作業で既に設営は終わっているようだ。
11月の鈴鹿最終戦、レース終了後、速攻で整備、荷作りをしてから約3週間振りのご対面である・・。当然他のチームと同じ辺りのパドックにあるだろうと探すが・・・無い。マシンも荷物もどこにも無い!
え〜どうなってんの??どこへ消えたの・・?皆で探し回る。しばらくして誰かが見つけ、有った有ったと叫ぶ!なんと他のチームのガレージから大きく離れている。しかもこの1台だけが・・・なんで?どうやら"ガレージ割"りからあぶれてしまい、仕方なくここに収めたようだ。成績悪い自費参加だからと"いじけた"レースウィークが始まった。
ようやく見つけた。他のチームからは"我々だけ"二棟(約100m程)離れていた。
とりあえずこんな感じでマシン、機材は収められていた。他は、TOYOTA系、NISSAN系のパーツや、資材置場、それからD1参加マシン。
時計を現地時間に合わせる。気温は25度、湿度"20%?"と実にすごし易い。
最初の走行が、明日の午後5時からと充分余裕があるので、今日は簡単に設営だけにして、早めに宿に引き上げ疲れを取る事にする。
スイートルーム屋上(日本で言うピット上)からメインストレート、ピットレーンを見る。
荒野にポツンとあるサーキットだが、設備は整い、きれいな施設だ。
いかにも"アメリカン"な大型トレーラーも小さく感じる、広大なパドック。
アメリカのサーキットの必需品。路面を乾かす車両(何て呼ぶかは知らない。)