GT CHAMPIONSHIP 2003 Series Round 1 1/4ページ

開催日
2003年3月27〜30日
サーキット
岡山県:TIサーキット英田
マシン名
「リニューカー・ベルノ東海NSX」GT300クラス:ゼッケンNo2
ドライバー
高橋 一穂・渡辺 明

26日(水) 晴れ 搬入

2002年最終戦から4カ月半、ひと時のシーズンオフもレースが無いだけで、マシンメンテナンスについては重要な期間だ。今シーズンより、カラーリング及びマシン名が変わったり、マシン規定も大きく変更となり、オフ期間中は様々な改造に追われた。その間の様子は別冊「開幕前夜」をご覧ください。

昨年の鈴鹿ポッカ1000km耐久の第三ドライバーとして活躍し、搬入時のアシスタントとして手伝ってくれていた菅 一乗君は今年から「No.9 MACHINE X MT (モスラーMT900R)」のドライバーとして我々のライバルとなる。従って今回からは私がアシスタントとしてトラックに同乗。サーキットに向かった。

大阪の渋滞で予定より遅くなり、パドックは既にトレーラーが一杯である。シーズン最初は忘れ物が無いか心配だが、順調に設営も終わり、マシンに「火」を入れ設営の儀式も終了。メカと共に開幕前夜祭を行う。

photo元F3000ドライバー、舘氏のトラックに同乗しサーキットへ。

photo昨年の鈴鹿最終戦以来、4ヶ月振りにサーキットへ帰ってきた「ベルノ東海NSX」。

photoGTでは最も多くのトレーラーが集まるのでは・・(多分)

27日(木) 晴れのち雨 路面:午前ドライ・午後ウェット 合同テスト

3月初旬の富士合同テストも、予定していた鈴鹿のスポーツ走行もできず、今日が本当にシェイクダウンとなる。 全くのニューマシンでもないので、「大丈夫でしょう。」はチーフメカ川口氏、NSX担当の八田氏。高橋選手は今日の夕方から合流となり、テスト走行は渡辺選手のみで行った。レースウィーク中、今日の午後のみが雨予報となっているので、午前から精力的に走り込み、手直し部分を探し出したい。

まずは1周しピットイン。各部の漏れ、緩みを点検。徐々にペースアップ。数周をこなしセッティング変更。ところがストレートを駆け抜けるエンジン音がどうもおかしい。伸びが無くバラついている。渡辺選手からの無線でも「何か重いです〜。」エンジン内部の問題ではなく恐らく点火系と思われる。戸田レーシングの柚木エンジニアがイグニッションコイルの交換を始める。その間に各部の点検を行うが、大幅改造されたマシンは思いの他好調である。足回りや操作系も問題無し。昨年分のデータから、初期段階での基本セッティングが良いようだ。コイルを交換しエンジンは快調である。午前中には昨年の予選タイム(1'35.300)を上回る1'34.299をマーク、34周をこなし順調な仕上がりを見せた。

昼食時も、ここ数ヶ月休日無しでマシンの仕上げを行っていたメカにも余裕が感じられる。

午後は10周ほどこなした頃から、予報通りポツリポツリと降って来た。結局16周で、早々に走行を切り上げ、各部をチェック。開幕に向けて、連日徹夜に近いメカニックの疲労回復を図る為と、ドライバーも揃いミーティングを行う為、早めにサーキットを後にした。

photo各チーム資材の中、「リニューカーベルノ東海NSX」ゼッケンの上(赤)下(白)ステッカーが無いとなんか間抜け?

photoガラリと変わったカラーリング。右隣のピットは「チームタイサン」さん。

photoシェイクダウンとは思えない仕上がり。タイムも好調だ。

photoスーツもNEWヴァージョン。

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