GT CHAMPIONSHIP 2003 Series Round 1 2/4ページ
28日(金) 晴れ 路面:ドライ フリー走行
各チームもそろそろペースも上がって来ているが、今シーズンの規定変更は、昨今のF1にも有るような、マシンのスピードを抑える狙いがある為、昨年並みのタイムが出れば上等だろうと言われている。昨年11月の最終戦以来、4ヶ月振りにサーキットを走る、高橋選手も徐々にペースを上げ、36秒台に入っている。午前中は渡辺選手の1'35.685がベストタイム。GT300クラス11番手。トップは32秒台である。まだシェイクダウンの延長走行。午後に向け、各部のセッティングを変え、更なるタイムUPを目指す。
高橋選手は車載ビデオで、走りをチェック。いつもコースサイドで見守る、元F3000ドライバー舘氏より今回から走行中も無線でアドバイスを受けている。
午後、渡辺選手からドライブ。午前のタイムも、昨日のタイムも程なくクリア。1'33.997と午後のセッション4番手タイム。これが本日のベストとなり、総合で5番手と、明日の予選が大いに期待できる結果となった。マシンも全く順調で、トラブルも皆無。とてもサーキット入りの前日に仕上がったとは思えない。
今年はGT選手権10周年。初年度からプライベータ―でGT500を走らせるJLOC「ディアブロ」今日はまだまっ白。
その「JLOC」さんは、お隣マレーシアからのお付き合いが多い。予報通り、午後からは雨。
雨で我々は走行中止。しかしさすがは500は精力的に走り込む。
しかしその前から既にインテグラのフリー走行は始まっていた。No62はベルノ東海蟹江店の山田選手。今年は関西シリーズに参戦予定。
高橋選手は金曜のフリー走行から・・。4ヶ月振りのサーキット。その間は、走行会やらで走っている程度。
その走りをコースサイドから見つめる舘氏。今年は無線で直接ライブでアドバイス。
その後は車載ビデオで走りを復習する高橋選手。区間タイムを計る舘氏。
徐々にタイムを詰めるも、まだ昨年予選タイムに届かない高橋選手。
車検場でフラットボトムの平面度を確認する川口チーフメカ。ピッカピカだったパネルも既に擦り傷が・・。
今シーズンから導入された最強アイテム、電子レンジ。これで昼の弁当も暖かく食べられる。
今年(個人的に・・)注目の300クラスのマシン(一部)です。
最も話題を集めたNEWマシン「Garaiya(ガライヤ)」テスト、フリーはピットインを繰り返すが予選は5番手。今シーズン、台風の目。
その「Garaiya」のエンジン部。皆新品!きっきっきれいだ。
今年の「マッハ号」は昨年の最強マシン「VEMAC」しかし性能調整で、牙を数本抜かれてしまった。
昨年の「マッハ号」MT900R。今年は覆面レーサー「MACHINE(マシン)X」。目立つ!!昨年鈴鹿ポッカ1000kmでベルノ東海NSXをドライブした菅 一条選手がドライブ。
70年代のスーパーカーブームのフラッグシップカー「カウンタック」をモチーフにした、「RGS MIRAGE」戦闘力としてはまだ・・?
GT唯一の4ドア車「インプレッサ」。ベースカラーが白から黒(カーボン地)へ。不気味な強さを醸し出す。
童夢が手がけたフェラーリF360。未だ本調子ではなかったが、今シーズン侮れないマシンの一台。Photo by Y.Suzuki
「Garaiya」と並ぶ注目のNEWマシン「フェアレディZ」。富士の合同テストではコースレコードをマーク。Photo by Y.Suzuki
見た目は殆ど変更がなさそうだがバカッ速いエンジンに変わったとか・・。チャンピオン候補の一台だろう。Photo by Y.Suzuki
29日(土) 晴れ 路面:ドライ 予選
今日は、大きく車両規定が変わった今シーズン最初の車検である。2週間前の合同テストでの事前車検も、我々は不参加だったが、作り方の解釈は、予め車検委員に綿密な問い合わせをした事、寸法的な点は、昨日、事前測定を行い問題が無い事を確認済みの為、スムーズに終了した。
予選は午前中1回目の、300クラス占有走行を、渡辺選手がタイムアタック。その後、高橋選手が基準タイムをクリアしておき、午後は入れ替わるといういつも通りのパターン。
その渡辺選手、2周はタイヤを暖め、3周目アタックがいつものパターンだが、いい所でイエローフラッグが出て、中々タイムアップできない。それでも何とか33秒台をマーク。高橋選手との交代予定でピットイン。
しかし納得できない渡辺選手、「フロント(タイヤ)の内圧を下げて」とメカに要請。交代せず再度アタック。その結果1'33.212と1回目6番手タイムをマーク。300クラス占有時間が終了。高橋選手は500との混走の中、1'35.553と基準タイムは勿論、徐々にタイムアップして行く。
しかし午後2回目の予選は、その直前にレーシングカートの決勝レースが行われ、2サイクル車の排気により路面コンディションが悪く、上位陣殆どがタイムアップできない中、2台のポルシェが順位を上げ、No24「EndlessタイサンアドバンGT3R」が1'32.431でポールを獲得した。
我々「リニューカー・ベルノ東海NSX」は結局1回目のタイムで6番グリッドと、高位争いに加われる位置を得ることができた。
ベース車両の形状を保っているかを確認するテンプレートをあてる。毎車検行う訳ではない。
公の場では常にカバー(トランクにのってる)をしていたNo23スカイライン。何を隠してんだろう?
1回目のアタックに納得できない渡辺選手。高橋選手との交代を延長。エア圧を下げ再アタック。タイムアップ成功。
2回目の予選まで、タイヤと共にひなたぼっこの川口チーフメカ。氏がこういう時はマシンもピットも平和な証拠。
果敢にアタックする高橋選手。Photo by Y.Suzuki
TI初レースの山田選手のグリッドへ「カッチャオ」と「リニューカー」RQも応援に・・。