GT CHAMPIONSHIP 2003 Series Round 6
MOTEGI GT CHAMPION RACE 1/4ページ

開催日
2003年9月12〜14日
サーキット
栃木県:ツインリンクもてぎサーキット
マシン名
「リニューカー・インターリンク・ベルノ東海NSX」GT300クラス:ゼッケンNo2
ドライバー
高橋 一穂・渡辺 明

11日(木):設営

01年の同サーキットでGTデビューを果たし丸2年、3回目のモテギである。この2年、良い事、悪い事多くの経験をし、チームもGT戦に慣れ、エントラントとしても、ほぼ認知して貰えるまでになりましたが、ここモテギでは初戦最後尾スタート、昨年は火災初リタイヤを喫するなど、あまり良い思いをさせて貰えないサーキットである。

photoまだ暗い午前5時、漆黒のトラックで出発。

photo東名を一路東京へ。雪の消えた富士山を望む事ができた。

モテギへの道のりは約10時間。朝5時に出発し、午後3時サーキット着。9月も半ば、しかも少しは緯度が高いから、涼しいかと思いきや、相変わらず30℃を超える暑さ。サッサと設営を終え長旅の疲れをとらなくては・・。

photoモテギのピットは広くて使い易い。

photoテントを閉めてサッサと、引き上げだ。残暑は厳しいが、秋の日は早い。

12日(金):フリー走行

8月の鈴鹿ポッカ1000kmレースで、うれしい3位入賞から3週間後のこのレース、メンテナンス期間は実質2週間しかなく、1000kmを走りぬいたマシンのメンテナンスをするのに、決して充分な時間とはいえない。

その短い期間にメカニックはエンジン換装、ミッションオーバーホール等通常メンテンナンスに加え、"攻め"のメンテとして各種の軽量化に努め、約5kgの減量に成功。その他etc・・。

photo雲は多いが雨の心配は無い。でも暑い・・。

photoお隣「VEMAC」は今年から500へ。まだ苦戦中。反対は「ARKTEC」のポルシェ。

photoポッカ1000kmで潰したサイドステップはスペアが無い為、オリジナルで作る。約3kgの軽量化に貢献。

photoフロントフェンダーとの繋がりは500のパクリ?

photo内側ヘッドライトもくり抜いた為、ステッカーで穴隠し。つぶらな瞳になった。これでも1.4kgの軽量化。

そのマシンを、いつも通り、渡辺選手から走らせる。2周毎にイン、アウトを繰り返し、各部を点検。2分フラットから、59秒台で周回を重ね、高橋選手に交代する為にピットイン、と同時に赤旗中断。

再開されてからの高橋選手、00〜02秒辺りで周回。最終的には1′59″859。全部で39周辺りでガス欠症状。実は前回ポッカ1000kmでチェッカー後、ガス欠になったが、これは予定外の出来事で、どうもガソリンが最後まで吸い切れていないのか?燃費に関し、再チェックが必要と思われる。

午前の走行はとりあえず終了。トップは既に57秒台、「ARTA Garaiya」である。8月の合同テストで唯一55秒台をマークするなど、相性ピッタリの様だ。

午後はNEWタイヤも使い、タイムを詰める。前半渡辺選手が59秒台で走行、途中ウイングを調整しつつ、NEWタイヤに交換し、高橋選手に交代。ところが2周目に「タイヤ振動がすごい〜。」と無線が入る。実は1周目にいきなり前輪をロックさせたのだ。ここモテギは"STOP&GO"コースの為、バランス調整を含めた、ブレーキング性能が重要だ。終盤渡辺選手により8番手、57″913と、チョッと安心できるタイムをマーク。

しかしこれでも昨年の予選タイム57″239には及ばない。トップは既に56秒台。今度は1000kmの勝者「シグマテックセリカ」だ。予選にむけて、さあどうする・・。

photoFDのドライビングアドバイザー、田中哲也先生。今年はフェラーリF360をドライブ。

photoここモテギの最終コーナーは、スピンも多い。

photo最終コーナーから4個目のピット。ピットインしてくるマシンが突然現れるので、結構危ない。

photoSTOP&GOのモテギ。チョッとしたミスで簡単にフラットスポットを作ってしまう。

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