GT CHAMPIONSHIP 2003 Series Round 6
MOTEGI GT CHAMPION RACE 4/4ページ

再始動できなかったのは、エンジンの過熱(データーでは110度以上)によるパーコレーションと思われる。暑い時期には起こり易いが、8月末のポッカ1000kmでも、過去にもこれほどエンジンが高温になった事は無い。それを誘発したのは、スタート直後の追突により、エンジン後部のデフィーザーパネルが脱落(コース上に落ちたので、その回収の為、オフィシャルがざわついたのである。)そのせいでエンジンルーム内やエキゾーストの熱がうまく放出されず、オーバーヒート状態になったと思われる。1周目の確認でもまさかこのパーツ(畳、半分程のパネル)が脱落したとは思わないし、仮に気がついても、これによる弊害がこんな形で出るとは誰も予想していなかった事であった。

レースはこの週末、順調な仕上がりを見せていた「シグマテックセリカ」が優勝、「Garaiya」が初ポールから2位。共に8月初めの合同テストで1、2タイムをマーク、勢力的な走り込みをしていた結果であろう。

我々はここモテギを、一度も合同テストで走った事が無く、いまだセッティングに未知の部分が残るサーキットである。レースウィークのフリー走行だけで決められる甘いコースではない。と言わんばかりの惨敗レース。

次回のオートポリスも全くの未知のサーキット。しかしサーキット入りするのは、テスト日の夕方。金曜からのフリー走行は相当な覚悟で、臨む必要がある。

photo帰ってきたデフィーザーパネル。これなら修理できる。(「安く直る」の意味。)

photoせっかく新作したサイドステップも・・。でもこれも修理できそう。

photoフロントバンパーはこれを機会に冬用のスペアに交換かな?

ドライバーコメント

photo
GT300クラス19位の「2」は完走最下位。モテギのリーディングタワーは本当に高い。

渡辺「暑かったですね。茂木、思った以上に荒れたレースで、その餌食に僕もなったし・・・・
予選でもうちょっと前に行かなければ駄目でしたね〜。だけど決勝は案の定、予定通り
12位とか・・当てられたときぐらいが12位かな?あれもうちょっと前にいけたかな?」

高橋「あのね!ピットインした奴(マシン)抜いて9位とか8位ぐらいにはなっとったよ!」

渡辺「実情7位にはなっていたんだけど、当てられなかったら・・・あれなかったらね、もうちょっといったよね〜。ね〜。」

高橋「でもあれ20秒だから・・・・」

渡辺「ま〜残念でした。」

高橋「あの20秒がなくて、ピットストップで止まっとった余分なものがなければ3位!」

渡辺「でへへへへ。」

高橋「マクラーレンのがあってピットストップがうまく言っていたら4位。計算上はね。去年は燃えなかったら2位だったんだ。たられば出したらいつもすごいんだけどさ〜。ま〜しゃ〜ないね〜。今年は去年より今時点でポイントが少ない! オートポリスで優勝して、鈴鹿で優勝して・・・・無理だね!まっいいや!やるだけやって・・・・頑張ります。」

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