GT CHAMPIONSHIP 2003 Series Round 7
JAPAN GT in Kyusyu 300kmm 1/4ページ

開催日
2003年10月25〜26日
サーキット
大分県:オートポリスサーキット
マシン名
「リニューカー・インターリンク・ベルノ東海NSX」GT300クラス:ゼッケンNo2
ドライバー
高橋 一穂・渡辺 明

22日(水) 出発日 晴れ

昨年、山口県MINEサーキットで開催された第7戦。今年は本州からはなれ「JAPAN GT in Kyusyu」である。

片道1000km陸路で約12時間が予想される。ドライバーやメカは空路だが、当然マシン、機材はトラックである。

我々のチームはトラックドライバー(舘レース監督と助手の私)も、そのままレーススタッフとなる事から、片道だけでも楽をしようと、行路はフェリーを利用した。それも夜10時に神戸を出て、翌日昼前には大分港という便がある。時間はかかるが休息も充分とれる。

来年もここオートポリス、それに北海道、十勝サーキットも予定されている。GT戦、まさに『全日本』選手権だ。

photo午後10時神戸からフェリーに乗り込む。12時間の海路である。

photo翌朝8時。瀬戸内とは言え、陸からは随分離れている。海も穏やかで休息充分な船旅だった。。

23日(木) 設営(合同テスト) 晴れ

99年のオールスター戦以来4年振り、初のシリーズ戦として開催される、ここ大分県のオートポリスサーキットはバブル絶頂期に、F1開催も睨んだ、豪華なサーキットであるが、ここ何年も全日本クラスのレースは開催されていない。

多くのGTドライバーは走行経験が無く、かと言ってその為だけの合同テストも、各チームの経費負担が馬鹿にならないので、レースウィークの今日、合同テスト日となった。

しかし我々はドライバーの仕事上の都合と、更なる経費との兼合いで、テスト走行はキャンセル。本日が搬入となった。

photo九州、大分港上陸。

photo港から山間を縫う事3時間。突然サーキットが現れる。

渡辺選手は、何年も前にCIVICをテストで走った事があるていど、高橋選手は全くの初である。ギアレシオデーターも戸田レーシングの、4年前、しかもシルビア(ターボ車)の物しかない。メカも初めてである。他のマシンがガンガン走っている午後3時、サーキットに到着。

各チームのトランスポーター、テントが林立する中に、1チーム分だけがポッカリとあいている。"遅刻"した生徒がこっそり教室に忍びこむ様にそそくさと、マシン、機材をピットに押し込む。それにしても寒い。9月、モテギの残暑が全く思い出せない。

photo午後3時到着。午後のテスト真っ最中。黄色のマクラーレンはこの後、クラッシュ。ダメージが大きくレースは欠場。

photoポッカリ空いた1チーム分のスペース。このレース、テストデイを走らなかったのは我々のチームだけ。

バタバタと設営も完了。宿泊先の違いから、ドライバーは今日サーキットへは来ない。せめてメカだけでもコースを知っておこうと、スポーツ走行終了後、ここでレースをした事がある舘レース監督のドライブにより、レンタカーでコースに繰り出した。(勿論許可が出ている。)

「こんなんやったかな〜?」なんて走っていた舘レース監督だが、徐々に思い出し、ペースが上がる。明日、両ドライバーへのアドバイスの参考になったか?

photo昔 (10年位前)F3000で走った舘レース監督のドライブでレンタカーを走らせる。

photo午後7時前、気温は一桁。事前情報で寒いとは聞いていたが、これ程とは・・。

photo最後の作業はピット前のラインを引く事。完全に真っ暗。

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