モータースポーツ

2022年スーパー耐久参戦記・第2戦富士24時間

スーパー耐久
2022年08月22日

くなりましたが6月の24時間レースレポートです。
特に大きなハプニングもなく淡々と進んだレースです。
無駄に長文ですので、序盤、そして終盤のみお読みいただいても結構かと・・・笑


積込みは朝5:00頃から始まり7:00発・・・去年は1時間も掛からなかった積込みだが機材が増えて積込みが大変。

ENEOS スーパー耐久シリーズ2022
第2戦 NAPAC富士24時間耐久 静岡県富士スピードウェイ
6月1日 搬入・設営・スポーツ走行 2日 占有走行
国内唯一の24時間自動車レース。
昨年はリザルトとしては完走ながら、内容は散々な物。
同じ足回りのトラブルで三度の長時間ストップ。
抜本的な原因がわからず、四度目のリスクも考慮し最終3時間はコースではなくピットに留まり最後10分ほどでコースに復帰しチェッカーを受けた。
※スーパー耐久はチェッカーを受けないと完走とみなされない。
24時間ノントラブルで走りきっている、同じフィットはある。
原因を想定し対策を加え、雪辱を果たすべく2度目のチャレンジとなるHondaCarsTokai・・・頑張ります。
1日、搬入日は運営側との行き違いもあり少々設営が大幅に遅れたものの、チーム間の話し合い協力で解決。
少々手狭なピットなりましたが、5日間に及ぶサーキット生活、近隣チームとは仲良くやることは大切です。
6月2日は占有走行・・・昨年も一緒に走った西畑正樹選手も第5・・Eドライバーとして今日から合流。
夜間までの占有走行4時間、スポーツ走行30分2本、延べ5時間!!を走行。

マシンに大きなトラブルもなく、練習走行に終始することができた1日でした。


LOTUSテントがチームホスピ。

今回ピット数より参加台数が多い。当然1ピット複数台のピットもある。我々もだいたい1.3ピットに3台。

左のヤリスも含めフィット2台の3台。当然同時に出入りはできない。

222号車の真ん前は柱なので斜め留め。

給油を伴うピットストップはピットロードに入って出るまでに2分以上が義務付けの為、殆ど急ぐ必要はないが、この24時間レース以外は速さが勝負。 それらの為にも、ピットワーク練習は真剣に行われる。

2日は夜間セッションもあり。

走行終了後は吉田エンジニアのアドバイスを受ける。

6月3日 予選
朝一のイベントは集合写真。
本日の走行セッションは午後0時からの予選のみ。

最初の予選はAドライバー竹内選手。
今回はNEWタイヤをうまく使いタイムを出すと言っていたが・・・活かせず不発。
自称「NEWタイヤがもったいない男」

Aドライバーのタイムと合わせてグリッドが決まるBドライバー田中選手の予選アタック。
グリッドには影響しないCドライバー予選。 3番手は西面選手。
Cドライバー同様、グリッドには影響しないDドライバー予選の墨選手は日々、全セッションが練習である。
基準タイムはもう心配する事はなさそうである。
E・Fドライバーは予選基準タイムはないが、我々には重要戦力のEドライバーは西畑選手。


Aドライバー竹内選手。

Bドライバー田中選手。

Cドライバー西面選手。

Dドライバー墨選手。

昨年同様西畑選手。

24時間だけのEドライバー西畑選手。

予選途中、かなりの雨にも見舞われる。

6月4日 決勝
竹内選手をスタートドライバーに、定刻15:00フォーメーションラップ開始・・・クラス15台中、13番手からスタート。
16:00現在27ラップで8位・・・概ね順調に周回中。


ドライバー集合写真。右からA竹内選手、B田中選手、C西面選手、E西畑選手、D墨選手。

メカスタッフと共に集合写真。

ST-5クラスのトップグループ・・レーススタート。

16:20、38周を終え、竹内選手から田中選手に交代。
フロントのみタイヤ交換・・・今回最初ピットワークは無事終了。
復帰後は11位だが、他のピットインも始まり、15分後には8位。

17:50、77周を終え田中選手から西畑選手に交代。
フロントタイヤ交換。
燃料は毎回ボトル2本・・・40リットル給油。
ピットイン前は5位につけていたが、アウト後は7位に・・・。
悪く無い位置にいると思う。

19:10、118周で西畑選手から西面選手に交代。
これまで同様、フロントタイヤ交換と、燃料フルチャージ・・・6位で復帰。
クラストップからは1周遅れになるも、ピットイン回数の違いによる物と思われる。
すっかり日は落ちナイトセッションに入る。
ここから、日の出まで、多くのドラマが起こる、24時間レースの醍醐味。


夜間走行に入る・・・24時間レースの醍醐味。

軽くて速度の低いST-5クラスでもフルブレーキでは赤熱する。
スタートから5時間の20:00・・・花火が上がる。観客も夜を楽しんでいる。

19:30本日最初のFCY。
トラブルか?コース脇にストップ車両が発生した為。
19:50リスタート時で4位だが翌周5位に後退。

21:00、157周で西面選手から5人目墨選手に交代。
ピットアウト後は6位から8位に後退。
クラストップからは2周遅れ。
レースはノントラブル、順調に周回中。
このST5クラスは給油を行う際は、ピットロードインからアウトまで2分以上でなくてはならないので、ドライバー交代も慌てる事なく余裕で行える。

21:20頃、1コーナーのオイル処理の為、SCが入り、約35分、10周回の後、21:55レース再開・・ポジション7。

22:45、198周でAドライバー竹内選手、2度目の出陣。
3時間・・・深夜のロングスティントに向けてタイヤ4本交換。
燃料満タンだが、途中給油とフロントタイヤ交換予定。
8位でコース復帰。

日付も変わった00:18、237周目、竹内選手のロングスティント後半に向け給油とフロントタイヤ交換のみのピットイン。
ドライバー交代は無いので、ジャッキダウン後の待ち時間が長く感じる。

01:44、277周目、3時間のロングスティントを終えた竹内選手から変わり、田中選手2回目の出陣。
同じ3時間のロングに向けてフロントタイヤ交換、給油で送り出した時点でクラストップから4周遅れの7位。
昨年のトラブル続きと打って変わって順調なレースである。

24時間レースの折り返しをやや過ぎた03:17、周回も317。
ロングスティントの田中選手がピットイン。
竹内選手同様、給油、フロントタイヤ交換・・・ポジション変わらず6位で送り出す。
いたって順調だか、チェッカーはここまでの倍先である。


もうすぐ日の出・・・霊峰富士も薄っすらと見えてきた。

日の出を迎え、明るくなるとメカも元気復活。

日の出も迎え、山あいのサーキットも白み始めた04:48、354周、3時間のロングスティントを終えた田中選手に代わり、西畑選手も2回目の出走。
満タン給油にタイヤ4本交換のフルサービスで送り出す。

西畑選手に交代して10分後、FCYとなる。
このスロー走行の間にメンテタイムをこなす事にした。
メンテタイムとは、スタートから20時間以内に、必ず10分間ピット内で何かしらのメンテナンス作業を行うというルールである。
これをどこのタイミングで行うか?は戦略上重要である。
これを既に完了したか?どうか?で順位に変動が出るので、見かけ上の順位は大きくかわる。
我々は昨年破損し、苦い思いをしたフロントハブを交換し、後半の破損リスクを回避する事にした。
作業時間は15分ほどかかってしまったが、後半の憂いを払拭する事にはなった。
9位でレース復帰。

ところがメンテタイム消化後、222号車にペナルティの裁定が下る。
直前・・・田中選手から西畑選手に交代時の給油ピットタイムが不足していたようだ。
ST5クラスは給油を伴うピットインは入り口から出口まで2分以上が必要であるが5秒不足していたのである。
ピットロードを通過しペナルティエリアで5秒停止・・・トータル50秒と、先のメンテタイムも5分オーバーで、約6分・・・約3ラップ分の時間を失う事になった。


10分間のメンテタイムで左前ハブを交換。


段取りの悪さは否めず15分以上を要する。


ドライブスール+5秒ストップのペナルティでピット前を通過する222号車

すっかり明るくなった06:40、397周目、西畑選手・・3時間のロングスティントの中間ピットインである。
コース上のマシンは多いものの、同クラスとの順位争いには前後共、3〜4周ほど開いてしまい、孤独なレースとなった。
だが、まだ8時間以上残っており気を抜かずに力走してもらいたい・・・現在9位。

07:45、426周目、墨選手2回目かつ最後の出走の為、西畑選手と交代。
フロントタイヤ交換と給油で送り出し9位。
マシンは変わる事なくコースを走り続けているが、深夜、ピット内のクルーは疲れ、眠気もあり活気が少ないが、明るくなってくればいつもの活気が戻って来る。

 
24時間レースとなると、食事も大変。 今年は「HRC」のご協賛により昼夜朝・・食事、軽食を準備してくれる。

参戦してる4台のフィット中、最強の4号車・・・を抑えているのではなく、煽られている。

08:53、FCYが出され、08:59その宣言解除に合わせピットイン、墨選手から西面選手に交代。
給油とフロントタイヤ交換でピットアウト、459周目に入る。
5人のドライバー全て2回目の出走となった。
ポジションは9位。

10:35、ちょうど500周を終え、竹内選手3回目の出陣。
前方ワンラップ先に67号車フィットがいる。
少しでも詰め寄れるよう頑張れ!
ポジション9位。

レースも残すところあと3時間となった12:02、539周目に竹内選手から田中選手に交代。
前を行く67号車を、3周前にようやくパスし8位へと上げてのピットイン。
残り3時間とはいえ、充分な耐久レース一戦分である。
気を引き締めて終盤を走り抜く!

13:33、580周目・・・順調に行けば最後のピットイン。
4度目の出走となる竹内選手がチェッカーを受ける事になる。
ひとつ前、8番手フィット67号車は10数秒差。
届かない距離では無いので、悔いのないチェッカーを目指そう!
15:01 総合トップのST-Xクラスがチェッカーを受けレース終了。
その2分後竹内選手駆る222号車「Honda Cars Tokai J-net FIT」が途中67号車もかわし616周、クラス8位でチェッカーを受ける。

24時間・・・無事チェッカーを受ける。


ピット前でチームクルーに迎えられる竹内選手。 クラス、順位に関係なく各チームから祝福を受ける、24時間レースの醍醐味。

ほぼノントラブルでの完走はできたが、決してノーミスではない。
途中メンテタイムでのハブ交換に手間取り5分以上のロス。
決して突発の作業ではなく予定していた作業・・・事前に作業シミュレーション・・簡単に言えば練習をしておけば十分時間内にできる作業のはずである。
ミスはペナルティで失った1分弱・・合計で約6分少々3周分・・。

ドライバーは大きなミスはないが、616周をアベレージで0.5秒早く走れれば300秒・・約2.5周は稼ぐ事はでき、「タラレバ」レースなら621~622周でクラストップ627周には及ばないが、5、6位争いはできたと思われる。
昨年から比べれば大躍進であるが、まだまだやれる・・・やるべきことはある。
次戦、また来年の24時間も更なる成長をお見せしたいと思います。


もっといけるはずなんだけどな~・・・と、満足感のない吉田エンジニア。

とりあえず概ね無事なマシンを囲んで集合写真。