2023年 スーパー耐久シリーズ 第6戦 岡山 決勝
スーパー耐久
2023年12月04日
いよいよ決勝当日。天気も回復し絶好のレース日和となった。
スタートドライバーは竹内選手。スターティンググリッドに向かう。グリッドは最後尾。決勝での巻き返しを狙う。
グリッドウォークにて、恒例の記念撮影。いよいよスタートだ。
ローリングスタートからのレーススタート。1コーナーでインサイドに入った竹内選手はそのまま1台をパスしてポジションを1つ上げる。
そのまま順調に周回を重ね迎えた22周目、ST4クラスの車両による接触事故が発生、FCY(フルコースイエロー)となる。幸いにも大きな事故ではなく、FCYは2周で解除、レース続行となった。
32周目にはライバルであるNo.4 BRIDE FITとNo.65 odula TONE 制動屋ロードスターのピットインがあり、ポジションは9番手まで上がった。さらに35周目、No.67 YAMATO FITのピットインもあり8番手までポジションアップ。
こうなってくると、この後ピットインを控えるチームにとっては、ピット作業の迅速さが勝負の分かれ目となってくる。そしていよいよその時はやって来た…
43周目ピットイン。ドライバー交代とガスチャージを行い墨選手がピットアウト。ポジションは11番手まで落ちてしまった。そのまま59周まで走行するも、岡山との相性があまり良くないのか、ラップタイムも上がらず11番手キープのまま西畑選手にドライバーチェンジを行った。
交代した西畑選手もペースが上がらず周回を重ねる。どうやら墨選手が走行中タイヤカスを拾ってしまい、そのカスがタイヤに張り付いた状態での走行となっていたようだ。そのカスが取り切れるまで本来の走行が難しいのだが、西畑選手は我慢強く取り切れるのを待ちながらの走行であった。
72周目にはNo.37 DIXCELワコーズNOPROデミオのマシントラブルによるFCYがあり、イエローフラッグ明けの74周目、西畑選手のペースが上がった。タイヤカスの問題がクリアされたようだ。しかしタイヤライフ自体はそんなに持たないかもしれない…。この時点で2時間30分が経過していた。
残り30分、西畑選手は違う意味での我慢の走りとなった。摩耗したタイヤで一つ一つのコーナーを丁寧に走る。ラップタイムは当然落ちてくる。背後にはNo.290 AutoLabo Racing 素ヤリスが迫ってくる。その差が2秒程にまで迫ったが、その状況でも西畑選手は冷静さを失わず、抜かれない走りを披露する。このバトル、最後は抜きたくても抜けないNo.290が1コーナーでコースアウトしてしまうという、あっけない結末となった。西畑選手、粘りの勝利である。
西畑選手はこのままゴールまで走り切り、クラス10番手でチェッカーを受けた。
今回の岡山、9位以内を目標に戦ってきたが結果は10位、悔しいレースとなってしまった。
しかしマシンの方は軽量化も進み、トップスピードもライバルに負けないスピードを記録している。次戦は富士スピードウエイ、直線の長いサーキットでもある。勝機は十分にあるので、しっかり準備して臨みたいと思う。
引き続きの応援、よろしくお願いします!