モータースポーツ

SUPER GT第7戦 決勝レポ

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14番グリッドから5位へ!
チャンピオンシップ争いは3台同ポイントに並ぶ!



 9月12・13日第7戦は静岡県、富士スピードウェイ
 SUPER GT第7戦 FUJI GT 300km RACE

 好天が保たれた設営、金曜日から打って変わって土曜練習、予選日は朝から曇りのち(間違いなく)雨。
 予報では、この雨、午後の予選まで続くと思われる。
 これは想定内の事だが、晴れ、ドライ予報の日曜の決勝に向けたセッティングができないが、天候は全車イーブン。
 朝一の公開車検の時は、雨雲一杯の空とはいえ、まだ雨は無かったが、走行が始まる30分ほど前にはしっかりと降ってきた。
 走行直前には一旦あがったが、乾くには至らず競技長よりレイン宣言(マーキングタイヤ以外の使用ができる。)が出される。

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例年11月に行われる富士2戦目だが、今年は9月の為、富士山の冠雪はない。由比PAより
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設営日、名古屋では残暑厳しいが、ここでは快適な気温と湿度。
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打つ手無しのここ富士で、上位陣の脱落を願う秘策。

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練習日、公開車検中。まだ降り出してはこないが・・・。
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ブリーフィングが終わって、2階の通路にドライバー出てきて頃には、こんな状態。
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朝一セッション、ウェットコンディションの予選に出るカートを見つめる加藤選手。


 気温も路温も20度以下と低い中、練習走行開始。
 レインタイヤでスタートしたが、軽く濡れた程度の路面に「インターミディ(浅溝レインタイヤ)の方がいいかな~。」かと思えば、途中からヘビーレイン一歩手前と思われるほどしっかり降ってきて、まったく気紛れ。
 明日の晴れ予想に向けたセッティングは不可能だが、午後の予選、スーパーラップは雨予想の為、このセッションは重要だ。
 だがドライバー、エンジニア、タイヤ屋さんがチョイスしたタイヤは、この気まぐれ路面にうまく合わせこむことができず11番手。

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この7戦から、ウェイトハンディが1P=1kgと半減された。それでも57kg。これはしようが無い。
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レイン?かインターミディか?迷うコースコンディション。
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まったく水煙も上がらないので、インターミディに変える。

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この練習走行のセッティングは決勝用ではなく、午後の予選、SL用
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降ったり止んだりのコンディションに合わせきれず今一タイムが良くない。
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エンジニアと話す、加藤選手とヨッスィー。午後予選に向けて、絞り込めない様子。


 その不振は2時間後に行われた予選にも引き継がれる事となった。
 昼一、12時50分から始まった予選は、相変わらずのレインコンディション。
 まずは吉本選手(以下ヨッスィー)がアタック。
 昨年5月の富士で、予選途中に路面コンディションが変化し、一瞬できたセミドライコンディションの為、一気にタイムアップ。
 その為、予選基準タイム(クラストップ3台の平均タイムの107%)もアップ。
2名のドライバーの再アタックで混乱し、スーパーラップ(以下SL)進出を逃した事がある。(この時は16番手)
 今日もそんな感じであるが、今日は上がりそうにない雨と、昨年に比べ、短くなった予選時間(昨年は60分、今年は45分)とで、それ程の混乱はなさそうだ。
 ヨッスィーいつもより多めの4周計測で1′57″810と7番手タイムをマーク。
 「(レインコンディションの為)壊さないよう走ります。」と言った割にはまずまずのタイム。
 加藤選手に交代。
SLを見据えてのタイヤ選択を含めてアタック。
 57″614と短縮するが、他チームのタイムアップに伴い順位は11位へ・・・。
 チョイスしたタイヤが練習走行でのフィーリングと随分違っているようで、期待したグリップが得られず苦戦。
 残り時間も7分程となって、再度タイヤを履き替えアタック。
 低い路温の為3周使ってタイヤを暖め、ストレートを通過。
 20秒後に500占有ボードが提示され、この最後のアタックタイムは57″389!
 ベストタイムだったが、なんと14位。
SL進出はならず。
 今回上位SL進出8台中、トップはハンコックタイヤだが、2・3・5~7位の5台がYOKOHAMA勢と、けっしてタイヤのキャラクターが出たという物ではなく、路面コンディションに合わせ込む事ができなかった、選定ミスと言える。

 明日は晴れ予報なので、このセッティングが尾を引くことはないだろうが、今シーズンは、第2戦鈴鹿ピットスタート、第3戦富士18番グリッド、第4戦セパンの最後尾、第6戦鈴鹿11番グリッドと、そして今回14番グリッドと、殆ど二桁位置からのスタートばかり。
 しかしグリッド位置と、結果は良くも悪くもシンクロしているわけではないし、チャンピオンシップのライバルも決して良いグリッドではない(全部前だけど・・・)ので、気を取り直し決勝に臨む。

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予選最初はヨッスィーから「雨だから、壊さないように走る」と言いながら、序盤7番手タイム。
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気温も路温も20度以下。
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予選中、雨が止む事は無く、コンディションに大きな変化は無かったのだが・・・。

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モニターでラップタイムとコースコンディションを見つめる加藤選手。だが5月の第2戦(パワステ不調)に続き、今シーズン富士ではSL進出ならず。
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SLの無かったお陰で?早めにメンテナンスに取りかかれた。これはドラッグの少ない翼端板への交換。
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キッズウォークでは、来場した子供の為にサーキットで“働く車”の公開が行われた。大人も楽しんでいたけど・・・。


 決勝日は朝方まで雨の為、所々にウェットパッチが残るコースコンディションとなり、昨日に引き続きレイン宣言が出されるが、殆どドライと思われる。

 全チーム、ドライを走っていないので、朝のフリー走行は、開始と同時に殆ど全車一斉にコースイン。

 セッティングは勿論、決勝用タイヤの皮むき、ピットストップ練習等など、やる事は一杯。

 このセッションは、加藤選手のみが担当しドライセットを合せ、この後のサーキットサファリ(バスが何台かコースに入り、走行中のマシンを間近で見られるイベント。)でヨッスィーが走り、全ての時間を決勝に向けたセッティングに費やした。

 それでも虚しくトップ26号車から1秒差の1′46″123は12番手。

 このセッションでも、上位はやはり予選で好調だったマシンが多くを占めた。

 ここ富士はトップスピードに乏しい紫電2号車には辛いが、高いコーナーリングスピードを活かしてテクニカルセクションで稼ぎ、優勝こそないものの、割りと上位に食い込んでいるコースである。

 特に満タン時のバランスが良いので、この決勝日のフリー走行では、常に好タイムをマーク。(今シーズンも第6戦の鈴鹿以外、トップか、2番手)

 グリッド順位は気にならないわけではないが、決勝では何とかなるだろうといつも楽観的だった。

 だがこのタイム、今日の苦戦を十二分に予感させるものだった。

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ところどころにウェットパッチが残るコース。レイン宣言は出るが充分ドライで行けそう。
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気温の変化に対し、ガムテープで微妙に冷却口の調整をする戸田レーシング、柚木エンジニア。
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photo/Kazuhisa Masuda
決勝日のフリー走行。満タンでのバランスが良い紫電は、いつも良いタイムを出すのだが今日は12番手と振るわず。


 決勝レースに向けてオンタイムで進行。

 ウォームアップ開始の30分前、いつもの様に暖気を始める。

 ところが何だがスロットルの反応がおかしい。

 戸田レーシングの柚木エンジニアがすかさず診断。

 スロットルセンサーの不良と判断。パーツ交換であっさりと解決。

 この、タイミングで故障が発覚するのは、このチームにとっては良い流れである。

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グリッドが後とは言え、ランキング2位。“まだ”注目度は高い。
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決勝レース前の暖機中の発生したトラブル。部品交換で事無きを得た。良い流れ。
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富士仕様は、この翼端板だけではなく、ウィングそのものもガーニーを無くした低ドラッグ仕様。

 
 午後2時のフォーメーション開始55分前の午後1時5分、8分間のウォームアップが行われるが、今回加藤選手はこれをもフルにチェッカーまで走って、セッティングの煮詰めを行う。

 いつもは軽くチェック程度に走るだけなので、これは異例の事。

 ここでも車高を少し触り、グリッドに向う。
加藤選手の並々ならぬ意気込みが伝わる。

 かといって、グリッド上の加藤選手はいつもと変わらずリラックス。

 年上の高橋選手とではできない、おちゃらけたパフォーマンスをヨッスィーと共に見せている。

 と、ここで朗報!というには申し訳ないが、ひとつ前のグリッドの7号車がエンジントラブルでグリッドについていない。

 充分、上位に食い込んでくる強敵だけにありがたい。(申し訳ないけど・・・)

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photo/Kazuhisa Masuda
このグリッド位置だけ、エンジンルームに日陰ができている。ラッキー!右前グリッドが空いているのは7号車分。
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高橋選手と組んでいた時とは違うパフォーマンスを見せる加藤選手。
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クールスーツの調子を確かめるヨッスィー。良い子は信じてはいけません。

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自力で運を引き寄せようと、修正された秘策。

 
 気温28℃。
路温も40℃を超えた。雨の心配は全くない。定刻午後2時フォーメーション開始。
 右前7号車分がポッカリあいたローリングラップからスタート!
 この中段スタートは、他車とのアクシデントが要注意。
 だがあまり慎重に走っては、トップグループとの差を広げられ、挽回ができなくなる。
 まずは得意の100Rで5号車をパス!ヘアピンブレーキングで、下がってきた74号車をパス!オープニングラップは11位。
 3周目、6位を走るランキングトップの43号車が、他車に当てられスピン!18位にダウン!ラッキー(だと思ったが・・)
 自動的に順位がひとつ上がると思ったら17番グリッドから追い上げ、背後に付けていた55号車ポルシェが、46″773と、この周回、クラストップタイムをマークし、48秒台の加藤選手をストレートであっさりパス。
これは思わぬ伏兵が現れた。
 この55号車ポルシェを、Aコーナー(コカコーラコーナー)からの100Rで抜き返し最終コーナーまでは何とか押さえきっても、圧倒的(と思われる)パワーでストレートでは常に先行されてしまう。
 そんなバトルも3周ほどで、47秒中盤が一杯一杯の加藤選手に対し、46秒台もマークする55号車は、ついでに前を行く11号車フェラーリをもパスして、ドンドンと行ってしまった。とても相手にならない。

 ポルシェパワー恐るべし!
 続いてバトルする事となったのは、5~6周目辺りから55号車とのバトルを、真後ろで観察していた5号車VEMAC。
 今シーズンからポルシェエンジンに換装し、シーズン序盤は本調子とは言えなかったが、前戦鈴鹿では一時トップを走る快走ぶり。
 パワーの活かされる、ここ富士では更に高いパフォーマンスを疲労している。
 55号車とまったく同じ展開となるも、1コーナーブレーキングでパスできる。
 っが、この立ち上がりからAコーナーまでのショートストレートや、ヘアピンからBコーナー(ダンロップコーナー)までのパワー勝負では負けてしまう。


加藤選手「5号車、抜けね~!!!」
 そんなバトルをしているうちに、更に背後から強敵がやってきた。


シンタロー(エンジニア)「さっきスピンしたガライヤが46秒台で追い上げて来てます。46秒台で来てます。」
加藤選手「ちょっと速いな、それ!」

 2周目に26号車と接触し、18位にまで落ちた、43号車Garaiyaが46~47秒台のタイムで、8周目には15位、9周目には14位、2秒後方まで迫ってきた。
 この時点でトップは87号車、続いて33・81・88・19・66・55・46・26・11・5号車、そして12位にトップから14秒差で2号車加藤選手。
 300クラスの2桁ぞろ目マシン5台が全て入っている(特に意味は無い)
 この10周目、26号車は、43号車との接触でペナルティを取られドライビングスルー。
 だが11位に順位を上げた加藤選手の0.5秒後には43号車が迫る。
 11周を終え、12周目に入るストレート、ピッタリと背後についていた43号車、スルリとスリップを抜け、ジワリと加藤選手をパス。
 ポルシェに抜かれるほどの戦意喪失感は無い。
 100R始め各コーナーも殆ど互角。


シンタロー「ガライヤについて行けば、後ろは気にする必要はありません。」と激が飛ぶ。


 その甲斐?あってか12周目47″226の加藤選手ベストラップをマーク。
 と言っても、この後5周は計った様に47秒2~47秒5を正確に周回。


シンタロー「今トップより速いんで、なんとかガライヤに食らいついてって下さい。」
 この43号車ともピタリと合わせ、バトルというより、ランデブー走行となり、19周目にBコーナー立ち上がりで順位を入替える。
 しかしその後も、2台の走りは変わりなく、1秒以内のランデブー走行が続く。
 20周を過ぎ10位を走っていた11号車がピットへ。
これはかなり早いピットイン。
 タイムの上がらない混戦状態から抜け出す掛けに出たと思われる。
 24周目には5号車もピットイン。
 ランキングワンツーのランデブーはそれぞれで自動的に順位が上がり、2・43号車は9、10位へ・・・。
 前を行く19・46号車とランキング上位4台が固まってきた。
 25周を終え、7位19号車、続いて46号車、2号車、43号車までが3秒差である。


シンタロー「8番を走る19号車と46号車がラップタイムが47秒後半で、それに今どんどん追いついてます。
      ちょうどチャンピオンシップ争う3台がダンゴになってきてます。頑張ってくださいね。」
加藤選手「了解。楽しいよ。」


 この4台の中ではストレートスピードは、2号車が一番遅く、何とかスリップを利用して相手のテールに着けるが、追い抜く事はできない。逆にスリップに着かれればストレートエンドでは抜かれてしまう。
 もっとも、ポルシェの様にスリップなど関係なくあっさりとパスされるよりはバトルのやりがいはあり、楽しい様だ。
 26周目Bコーナーを立ち上がりプリウスコーナーに向う途中、なぜか19号車大きく失速!46号車は勿論、2号車加藤選手にも抜かれ、9位にダウン!4台が1秒以内の僅差となり27周目に・・・。
 翌28周目の1コーナーで、19号車が46号車との間に割って入る。
 っと、ここで43号車がピットイン!同じ周を狙っていたので、すかさず加藤選手にピットインを指示!

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photo/Kazuhisa Masuda
レーススタート。中段グループの混乱に巻き込まれぬように・・・。
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photo/Kazuhisa Masuda
この日はきれいにスタート。だが思わぬ伏兵が・・・。
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photo/Kazuhisa Masuda
序盤、バトルした55号車は、先行を許す事になったが、続いてこの5号車にも苦戦。共にストレートがバカっ速!

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中盤はポイントリーダー43号車とバトル。
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photo/Kazuhisa Masuda
終止9位付近を保つが一杯だった加藤選手。それでもトップからは20秒程の位置でヨッスィーにつなぐ事ができた。


 ピットに滑り込む加藤選手。停車位置が30cmほど前よりだ。
 フロントタイヤ交換、燃費の良い紫電、短い給油。
 続いて後タイヤ交換。
 っと、ここで給油ホースと、右タイヤマンのインパクトレンチのホースが変な形で交錯。
 給油マンが外したホースが、インパクトのホースを引っ張り、レンチ操作の邪魔をする形となってしまった。
 双方いち早く気がつき、何とかリカバリー、タイムロスは最小となったがゼロとはならず、左に比べ約2秒は遅れてしまった。
 ピットロードを、ボロボロと60km/hで走りながら、クールスーツのホースを差し込むヨッスィー。
 短い給油時間の為、ドライバー交代に与えられる時間も短い。
 交代時に全てが確実にできたか?後半ドライバーの重要な仕事である。
 今回は12番ピットでピットロードエンド(ここまでが60km/h制限)までの距離がかなりあるので、交代後の確認もチョッとは楽である。
 でっ、レース方は43号車の前に出られるか?どうか?
 ヨッスィーがコースに入る頃、


シンタロー「今、ガライヤ、ストレート通過!ストレート通過!」


 前には出られたが、アウトラップで押さえられるか?
 飛ばすヨッスィー。Aコーナー、100R、ヘアピンから300Rまで何とか押さえきるが、Bコーナー進入で、満を持した43号車にバッサリ・・・!
 30周を終え、43・2号車は12・13位。
 まだピットに入っていない19・46号車は7・8位。
 共に接戦状態の2台づつ。
その差は約60秒。
微妙な差である。
 31周目、その先行する2台が同時ピットイン。
 給油量が多いと思われる2台なので、恐らくピットアウト後は僅差で我々2台が前に出られるはず・・・。
 っが、なんと19号車のタイヤ交換は、左側2本のみにして、ピットストップタイムを短縮。
 基本的に右回りオーバルっぽい富士ならではの作戦で、今回81号車も取った作戦である。
 これで約5~6秒は短縮でき、この接戦では大きなアドバンテージとなるが、この後のタイムにどう影響がでるのか?リスクも少なくはない。
 4台がリセットされた32周目、19号車は、前にいた11号車も食ってしまい8位。
10位43号車、11位2号車、12位46号車となり、タイム差は19号車から46号車までは7秒と大きく開いた。
 33周を終え、トップ87号車、その後81・55・33・66・88号車とぞろ目4台が続き、7位26号車のピットインに伴い、19号車が7位となった。
 この1位から6位までは、まだピットインは済ませておらず、それらに伴い順位は上がるだろうが、既に3位とも70秒近く水を空けられてしまったので、ピットイン後でも表彰台まで挽回することは難しいだろうが、今回はチャンピオンシップ争いのライバル、19号車、43号車、46号車との位置関係が重要である。
 34周辺りから上位陣のピットインが始まり37周でほぼ完了。
 38周を終え、トップは81号車、そしてピットアウト後47秒台で飛ばした19号車、3位が11号車、あと66・55・33・43・2・87・46号車と続く。
 81号車から、2号車ヨッスィーとの差は14秒差とチョッと大きいが、19号車とは5秒差。
 直ぐ前の43号車とは0.6秒差である。
 それぞれタイヤメーカー、作戦の違いから残り23~24周どんな展開となるか?

 ピットアウト後43号車とテールtoノーズで走行していたヨッスィー。
 36周目にピットアウトし、なかなかタイムが上がらない33号車も交え3台のバトルとなる。
 途中ストレートが早い87号車も加わる事もあったが、まずは39周目にヘアピン進入で43号車をパス33号車に続く7位となる。
 相変わらずストレートはバカっ速の33号車ポルシェも、ウェイトが効いているのか?コーナーではいつもの鋭さがない。
 40周目プリウスコーナーでアウトにはらんだ所を、インからパスするが再びストレートであっさり抜き返されてしまった。
 ストレートで抜き返されないリードを作るには、どこで33号車を抜き返すか?
 41周目は500クラスの集団が、ストレートからヘアピンにかけ追いついてきた。
 その集団に乗じて100R、アウト側から33号車をパス。
 その後わずかずつリードを広げるが至らず、再びストレートエンド付近で抜かれるが、今度は1コーナーブレーキングで抜き返す。
 安全圏とは言えないが、やっと1秒以上のリードを築いて、6位と思いきや5位??何があった?
 序盤加藤選手を苦しめた55号車、ピットインも済ませ、4位と快調に飛ばしていたが、なんと42周目にドアが脱落するというトラブルに見舞われピットイン。
 500の24号車を巻き添えに、惜しいレースを落とす事となった。
 お陰で順位はひとつ繰り上がり5位へ。


シンタロー「ポジション5.ポジション5.え~今のペースで走れれば3位の可能性あるよ。
      いまの上位3台よりはヨッシーが速い。頑張って。」

シンタロー「後の33号車は7秒中盤。7秒中盤。現在、約1秒差になってる。
      ちょとずつはなれていくと思うので、何とか、ここ、こらえてね。
      何とか、差が開きもしないし、縮みもしないっていう感じです。」

 後の状況を伝え、前のレースに集中させる。


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photo/Kazuhisa Masuda
ヨッスィー、アウトラップで43号車にパスされがその後抜き返し7位へ。
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続いて33号車とのバトルは、コーナーで抜いてもストレート抜き返される繰り返し。
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今日は、というか、富士ではポルシェにやられっぱなし。


 その前の方では41周目、タイヤ4本交換と2本交換の差が出始めたのか?タイムが48秒台に落ちた19号車を11号車がパス。
 2位3位が入れ替わる。
 更に、47秒台の19号車は、コンスタントに46秒後半から47秒前半で飛ばす66号車にも飲み込まれ、47周目4位へと落ち、ヨッスィーが8秒差に迫る。
 47秒前半の2号車ヨッスィーに対し、47秒後半から48秒前半となった19号車織戸選手。
残り周回は恐らく20周。
 44周目、マイナス7秒。
 5位に上がってからは、孤独に淡々と周回を重ねるヨッスィー。
 その後はしばらく差は変わらず、49周辺りでヨッスィーがスパートをかけ、マイナス6秒。
 50周目47″016でヨッスィーベストタイムをマーク!-5.3秒
 そろそろ前を行く19号車が見えてきた。
 51周目-4.3秒
 55周目-2.9秒!このペースなら追いつけそうだ!!


 シンタロー「前を走る19号車が、左側、前後しかタイヤ換えてない。
       19は前後しか換えてないんで、左コーナが厳しいかもしれないんで
       そのへんちょっと良く見といて~。」


 ヨッスィーが忘れていたかもしれない助言が飛ぶ。

 しかしこの辺りから、ここまで47秒後半から48秒前半だった19号車織戸選手、一気に47秒前半にまでペースアップ。
 ん!!何かこの展開は・・・セパンでのトップ、ヨッスィーと19号車の片岡選手との終盤の攻防と同じ!2秒差程で完全に合わせられている。
 59周目にはヨッスィー、更にベストラップ更新!46″752もマークするが、焼け石に水。
 結局-1.1秒で61周チェッカー。このタイム差、“惜しい”僅差とは言えない。
 が、この結果、ランキングは43・2・19号車が同ポイントで並ぶ事となった。
 1位の回数は、3台同じだが2位、3位の回数が違うので、厳密には43・2・19号車となるが、まだ2戦残した現在では、まだなんの意味も持たない順位である。

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33号車を制したあとは4位、19号車を追うが・・・。
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トップのフェラーリは最終ラップ、最終コーナーまでもつれた大接戦。大いに沸かせた。
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その12秒後、ヨッスィー5位でチェッカー。19号車に手玉にとられた感じ。

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レースを終えたヨッスィーと、加藤選手。
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同ポイントで3台がトップに並ぶ。感想インタビューを受ける加藤選手。

DATE:2009/09/21