SUPER GT第8戦 決勝レポ
ニュース
2009年11月15日
痛恨のマシントラブルで、優勝争いから一気に転落。
崖っぷちで最終戦へ。
10月17・18日第7戦は大分県、オートポリス
SUPER GT第8戦 KYUSHU 300km RACE
16日(金)晴れ 設営
開幕から3戦まではツキに見放され、何とかポイント圏内には入るものの、タイトル争いからは完全に脱落した思われた。
しかし第4戦セパンの劇的優勝から5戦、6戦と連続表彰台と盛り返し、前戦第7戦の富士では表彰台は逃したが、ランキング上位勢の中で最高位4位。
これでランキングはトップ。だがIS350の19号車とGaraiya、43号車も同点と言う大混戦で、第8戦ここオートポリスへの遠征となった。
ここオートポリスは紫電デビュー年の06年、初優勝を飾った地でもあり、昨年も3位表彰台と、サーキットの特性的にも、セパンと共に相性の良いサーキットである。
反対に最終戦モテギはストップ&ゴーの、最も相性の悪い(と言いつつも昨年は2位)サーキット。
残り2戦。ここでの結果は、タイトルに大きな影響を及ぼす天王山とも言える重要な一戦。
アドバンテージをえる事ができるか・・・?
設営の行われる16日金曜日は、素晴らしい秋晴れとなり、長袖でも暑くなく、半袖でも寒くないという実に過ごしやすい日となった。
だがさすがに日が傾き始めると、肌寒さが増す山特有の気温変化となる。
雨予報は明日17日土曜日からだが、降水確率も50%前後なので、それ程の心配は無いだろう・・・?
まだ自力チャンピオンは可能な位置にいるので・・・。 |
ここにNEWアイテムのスイッチが隠されているが、詳細はエンジニアから硬く口止めされているので写真のみ・・。 |
設営日は雲は多いが概ね晴れ。 |
17日(土)晴れ 練習走行・予選・SL
朝の公開車検時、気温は16度前後と、やや肌寒いものの非常に過ごし易い。
午前9時5分の練習走行直前、所々雲がある青空から日が射す中、かすかに雨が降ってきた。
コースの一部を濡らすかと思われたので、レイン宣言が出されたが、全車ドライタイヤによる走行が始まる。
タイム的にも全く影響は無く、結局レースウィーク中の雨はこれだけに終わった。
加藤選手による、確認走行を行うが、5周程走行した所で、「ブレーキが深くなる!」と言う無線連絡。
直ぐにピットに戻り点検。
右前ホイール、すなわちハブにガタが出ている。
これによりブレーキディスクが振れ、ブレーキの踏み代が深くなってしまったのだ。
エンジニアのシンタロー曰く、このオートポリスは、足回りにガタが出易いと言う。
タイム的には1′54″385とクラス8番手で、これからセッティングを詰めて行こうという段階である。
昨日に引き続きすごし易い朝を迎える。 |
素晴らしい秋晴れに恵まれたが、プラクティス前には小雨が振りウェット宣言が出された。 |
だがウェットタイヤで出るマシンはいない。多くの人は気がつかなかった・・・雨はその程度。 |
雨が降ったらしい証拠は、早々と雨対策をしたTVカメラ。 |
photo/Kazuhisa Masuda プラクティスの走り出しはいつも通り加藤選手だったが・・・。 |
早々にフロントハブのガタが発生。40分ほど走行中断。 |
直ぐにスペアに交換。念の為左側ハブも、外してトルク点検。
しかし痛いのは、これらで失う練習時間である。
昨年までは午前、午後合わせて3時間の走行時間が設けられていたが、今年は2Dayレースとなった事から、練習走行はこの午前のみ(大体90~105分)1回となった。
勿論こうした事情は全チームイーブン。
この間にトラブルが出て、多くの修理時間を費やす事は辛い。
特にヨッスィーは、サーキットそのものはともかく、紫電ではオートポリスは初である。
できるだけ、走行時間を割きたいところだが、それもかなわなくなってしまう。
修理、アライメント確認等で、序盤の加藤選手の走行から、若干セット変更も行い約40分を費やし、加藤選手がコースに出る。
タイムは直ぐに54秒台へ。そして53″582のベスト、この時点で5番手をマーク。
まずまずの感触を得てヨッスィーに交代。
ヨッスィー、1回のピットイン、若干のセット変更を交え、5周づつ2回を走行。
タイム的は56″123がベストだが、加藤選手が短いセットアップ時間で作ったマシンを、確かめるに努め、まだタイムを詰める走りはしていない。
感触的には54秒台はいけそうだ。
photo/Kazuhisa Masuda 修復後は順調にタイムを刻む加藤選手。 |
残り25分少々でヨッスィーに交代。 |
ヨッスィー、オートポリスは幾度と走っているが紫電では勿論初走行。 |
photo/Kazuhisa Masuda 予選に向けては充分な余力を残し、タイムを刻むヨッスィー。 |
路面のμが低いここオートポリス。だがヨーロピアン的レイアウトは紫電の得意とするコースのひとつ。 |
SGT開催サーキットで唯一ピットが逆になる。ストップ位置を示す囲みとは別に、凸型のマークが斜め止めの場合の位置。 |
マシンの仕上がりに充分な手応えを得て、午後予選。
前々回鈴鹿はヨッスィーの思わぬ不発で、ノックダウン予選の最終セッションまで残れず、また前回富士はウェットタイヤのミスマッチでSL進出を逃し、ここ2戦スターティンググリッドに恵まれなかった。
セパンの様に最後尾からスタートしても優勝する事もあるので、グリッド位置がさほどレースに影響がないとも言えるが、それは好運が重なり、他チームの不運に助けられたにすぎない。
グリッド位置はひとつでも上にこした事はない。
まずはヨッスィーがスタート。
計測1周目で、練習時を1秒以上も上回る55″046!クラス2番手タイム。翌周更に1秒短縮し、54″184と、充分なタイムをマークし加藤選手に交代。
他チームのタイムも上がり、相対的にヨッスィーの出したタイムも順位が下がってくる中、加藤選手の計測2周目が、53″673で、3番手タイムにまで上がるが、午前練習走行でトップタイム、43号車の53″087からするとSL進出は52秒台を出しておかないとチョッと心配だ。
一度ピットに戻り、若干セット変更、300占有時間を待つ。
13時10分、混走セッションからそのまま300クラス占有へと移行。
NEWタイヤを暖め、アタック!
この時点で、9番手にまで順位は落ちている。
SL進出は上位8台まで。
第1、第2セクター共ベストタイムをマーク。得意な第3セクターへ・・・。
その時ピット無線(レースコントロールから、各チーム監督への専用無線)に「ターン15イエロー!ターン15イエロー!」
ターン15は第3セクターの真ん中辺り。
イエローフラッグ地点は、速度を落とすのがルール。
加藤選手が通過する前か?後か?
場合によっては、ベストタイムは抹消されるかも・・・。
最終コーナーから加藤選手が現れる。
タイムは52″718!
そのまま、アタックを続け、第1セクターはベストタイムマーク。第2セクターもベスト更新とはならないが悪くない。っが、ここでさっきのターン15の、イエローの原因となったマシンの車両回収の為赤旗。
そのまま僅かな時間(多分数十秒程度)を残して300占有セッションは終了。
前のラップで出した加藤選手のベストタイム、イエローフラッグとのタイミングは問題は無く、5番手タイムでSL進出。
ファンから贈られるフラワーギフトに笑顔のヨッスィー。 |
加藤選手にも同様に・・・うれしい応援である。 |
予選5位で久々(と言っても5戦菅生以来)にSL進出の加藤選手。 |
約1時間、サポートレースをはさみ、SLが始まる。
最初の7号車は、52″446だったが、2番目に出走した74号車が、いきなり51″204!
3番目の11号車もやはり51″421
やはりこのSLは51秒台の争いとなるか?
続いて加藤選手、第1セクターで74号車に遅れる事-0.37秒。
ストレートがあることを考えると想定内、だがチョッと差が大きい。
続く第2セクターでも更に-0.19秒。
第3セクターで0.2秒取り返すも、1′51″552と4台中3番手。
しかしその後出走したマシンは軒なみタイムが伸びず、最後の43号車までの、出走7台中でも3番手を堅持。
できればランキング同点で、トップのこの43号車が下位グリッド沈んでくれる事を“期待”したが、74号車と同じくミシュランタイヤを履く、43号車はこの路面にドンピシャ!
唯一74号車を上回り、51″007をマークし、ポールポジション。
我々は4番グリッドとなった。
予選、SL用ホイールカバー。決勝で使用しないのはブレーキの冷却性能に不安がある事と、タイヤ交換がし辛いから・・。 |
SLにむけスタートする加藤選手。 |
第1セクターで0.37秒遅れは、予想以上の遅れ。結局この遅れがダイレクトに結果に出た。 |
よく慣れ、相性の良いサーキットだが、SL後ギヤレシオ変更。 |
人気のキッズウォーク。九州ではビッグイベントのこのレースだが、来年以降、ここオートポリスでの開催予定は無い。 |
18日(日)晴れ 決勝
翌決勝日、雨の心配は全く無い。
フリー走行では、前日SL終了後にはギヤレシオを変更したので確認、加藤選手が54″329で8番手タイム。
代わってヨッスィーは、レースには充分な55秒台をマーク。
この時のフロントタイヤは、20周以上走りこんだタイヤ。
実は今日のレース、タイヤ交換をリヤのみにしてピットストップを短縮する作戦。
後半スティントを担当するヨッスィーには、前半スティント分の周回を走行したタイヤで、感触をつかんでもらう為である。
こうしたレース想定で、作戦に必要な周回したタイヤを準備しておくのも、練習走行時間の重要なメニューなのである。
勿論燃料も、後半スティントを想定した量が積み込まれる等、決勝日朝のフリー走行は、正に決勝想定のフリー走行である。
今日は(も)ドライバー交代時間が重要カギ。練習を繰り返す両ドライバー。 |
全サーキット開催されるサーキットサファリ。バスもピットイン。 |
決勝レース前アライメント確認。レーシングマシンはこれらのチェックが徹底的に行われる。 |
エンジニアの、シンタロー(左)と加藤選手。レース直前とはいえ、大した話をしていない場合が多い。 |
スタッフミーティング。こちらは真剣。という程ではない。特にコンディションの変化が無いような時は、ピットインタイミングのみ・・・。 |
グリッド上、携帯で、今日のレースの打ち合わせをする両選手。なわけないか。 |
決勝レースは、定刻通り午後2時、フォーメーション開始。
500クラスに続き、300もクリーンスタート。と思いきや、チャンピオン候補の一角、7号車が1コーナーでコースアウト、中段に埋もれる。
1周目はグリッド順通り、43、74のミシュラン勢、続いて11号車フェラーリの後ろ、4番手で加藤選手通過。後ろに快速の81号車フェラーリと、46号車が続く。
この上位6台中74号車以外、チャンピオンの権利を有しており、このレースは最終戦のチャンピオン争いの、正にサバイバルレース。
2周目、11、81、46号車と共に54秒台のベストタイムをマークするが、2番手の74号車はそれより若干早い54秒前半、トップを行く43号車は更に早い53秒台。
このミシュラン勢の2台は、タイヤのキャラクターの差(ソフト)から、前半に逃げ切りたいところだが、後ろのヨコハマ勢も、今追い抜く事はできないが、いずれ勝機は訪れるとピタリ追走。
しばらくこの順位でレースは続く。
6周目、26号車ポルシェが46号車をパスし6位へ・・。
ポルシェ勢は、直線番長と揶揄されるが、この26号車はテクニカルセクションでの速さもあり、今シーズンも常に上位陣に加わるのだが、いま一歩結果に結びついていない。
10周目、順位は変わらず、加藤選手トップからマイナス3.7秒、前の11号車からはマイナス0.3秒のテールToノーズ。
14周目、元気な26号車が加藤選手の後方、2.3秒、81号車との間に割って入り5位へ・・。
この頃になるとトップ2台、43、74号車のタイムがわずかづつ落ちてきた。
とは言っても11、2号車と殆どシンクロした56~57秒台だが、時折タイムを落とし、18周目にはトップ4台の差は2秒となる。
そんな中19周目チャンピオン候補の一角81号車が突然スローダウン、そしてピットイン。
ドライブシャフトを破損したらしく、修理を終えレースに復帰するが、勝負権を失いチャンピオン争いからは脱落してしまった。
21周を終え、上位4台の順位は相変わらずだが、1.2秒内の団子状態。その0.6秒後ろには26号車が迫り、22周目入ると、2号車加藤選手をパスし4位へ。
2秒2の中に5台が集中する大混戦となりレースが動き始める。
続く23周目には、タイムの落ちた74号車が、11号車と、続いて26号車にもパスされ4位へ後退。ミシュランの一角が崩れる。
勢いに乗る、11号車は24周目にはトップ43号車もオーバーテイク首位に立つ!
しかしその直後、追いついてきた500クラスのマシンに接触されスピン、うまくリカバリーしコース内に留まりレースに戻るが7位にまで順位を落とす事となった。
一方この混戦状態から抜け出すべく、我々は上位陣の中で早めのピットインを敢行する事にした。
予定では23~28周で想定したいたとは言え、早めのピットインだ。
photo/Kazuhisa Masuda 300クラスのスタート。 |
photo/Kazuhisa Masuda 超接近戦の第1コーナー。 |
photo/Kazuhisa Masuda アウト側、白いマシン7号車はコースアウト11番手辺りまで順位を落とすが・・・。 |
序盤はミシュランの2台が先行。赤のフェラーリ11号車とオレンジのフェラーリ8号車に挟まれる形。そこにゴールドのポルシェ26号車が近づいてくる。 |
タイヤウォーマーが禁止されているので交換用のタイヤは日なたに準備。この季節には効果が大きい。 |
中盤に入る頃、ミシュラン勢にも遅れが出始める。 |
24周を終え、ピットに入ってくる2号車、加藤選手。
と、その後ろから11号車フェラーリも入ってきた。
予定より早いのだろうが、500との接触もあったのでマシンの損傷具合や、スピンによるタイヤの痛みの確認もあったのだろう。
だが周回的には、当然通常のピット作業が行われるだろう。
まず、紫電が通常の停止位置に停車。
ジャッキUPする最中、直ぐ隣(前)のピット前に、フェラーリが斜め止めでストップ。
これにより、我々は進路を塞がれる形になるが、これ自体はルール違反でも何でもない。
突然の雨、ピットインタイミングと重なった赤旗、セーフティカー(今年の鈴鹿Pokka)等、決して珍しい事でも無く、各チームこうした事も想定したピットワークシミュレーションも行っている。(ストップ位置を示したラインも、斜め用が用意してある)
今回、2号車はリヤタイヤ交換のみの作戦を取った。
フロントも準備はしたが、ヨコハマのエンジニアが素早くタイヤチェック。
これにより、ドライバー交代に要する時間も短くなるので、今朝は幾度と無く両ドライバー、交代練習を行っていた。
ジャッキダウン!
エンジンスタート!
前に塞がるフェラーリを避けて発進できる位置まで、マシンを少し押し戻す。
(こうした時に、マシンを押すスタッフも人数制限があるので、レース前のミーティングで、必ず確認している。)
後半を託されたヨッシィー、フェラーリを避ける為、右に、左にハンドルを切り返し、スローでピットを離れて行く。
それでも、フェラーリより5秒以上のリードを広げることに成功。
ボロボロと60km/hでピットロードを抜けて、ピットアウト。
フルスロットルで戦列復帰!
ところがヨッシィー、開口一番「クラッチおかしい!滑ってる!」
何度かクラッチを踏みなおし、回復を試みる。と言っても、ドライバーが中からどうこうできる物でもない。
どうやら完全に滑っている。
とりあえず、何とか走ってはいるが、とてもレーシングスピードではない。
直後のフェラーリは勿論、下位のマシンにも次々と先行されながら、ピットロードに入ってきたヨッシィー。
アウトラップで1分近くロスし、そのまま頭からピットイン。
この時点でこのレースの勝負権は完全に失った。
更に、クラッチの点検、冷却に約7分を要し、ヨッスィーが再びコースへ・・・。
トップグループは既に30周を終え、各チーム、ルーティンピットも完了。
43号車は29周目まで伸ばしピットイン。しかしそこまでのラップタイムが伸びず、その間に11、19号車に追いつかれ、ピットアウト後、後方から追い上げてきた7号車にも先行され4位に落ちてしまった。
4周遅れのヨッスィー、クラッチに違和感を覚えつつも55秒台で周回。
痛めたクラッチをいたわる為、殆どクラッチを使わずに走行している。
だがこのタイムはトップグループと全く遜色の無いタイム。
1位2位の19、11号車が0.2秒差の接近戦演じる、後方にいるヨッスィー、その2台との差も7秒。
40周目(ヨッスィーは36周目)には4秒差と、ドンドン差が詰まっていく。
しかし大きく周回遅れとなってしまった以上、このグループに加わる事はできない。
53周目(ヨッスィーは49周目)には、後ろから来た3位の7号車に進路を譲る。
7号車はトップ2台と共に“レース”をする権利を持っている。
それらトップグループと、殆ど同タイムで周回できるにも関わらず“レース”ができない歯がゆさを味わいつつヨッスィー、56周でチェッカー。
500のトップ位置の兼ね合いから最終的には5周遅れ。
優勝は11号車。2位は終盤前を行く19号車の単独スピンで、繰り上がった7号車。3位にはその不運の19号車。そして43号車と続き、チャンピオン候補がしっかりと上位を確保。
反対に我々2号車、加藤選手は一気にランキング5位にまで転落してしまった。
クラッチの滑りで緊急ピットイン。 |
クラッチの温度測定。オーバーヒート気味。 |
冷却して、再度コースに出るが、既にトップから4周遅れ |
レース終盤、ピットアウト時では我々の5秒以上後方だった11号車が19号車とトップ争い。 |
photo/Kazuhisa Masuda そのトップグループと殆ど遜色ないタイムで周回するヨッスィー。 |
photo/Kazuhisa Masuda 結局この日のレースは“完走”というリザルトのみ。 |
レース後のオーバーホールで、3枚のプレートの内2枚が破損しており、恐らく発進時に一気に破損したものと思われるが、前に停車中のマシンを避ける為、容量の少なくなったクラッチで、半クラッチを多用。
オーバーヒートしたクラッチが更に滑りを誘発。滑りは更にオーバーヒートを招き悪循環となる。
この破損は、部品の劣化、または不良によると思われ、全くドライビングの問題では無い。また通常であれば発進時の操作で壊す事のできる物でもない。
優勝した11号車は、我々のピットアウト時点で、5秒以上後ろだった事から、順調に走る事ができれば充分勝つことができた
正に“たら・れば”惜しい1戦だった。