産学連携
大垣商業高等学校
情報類型との連携授業12/19

当社の取り組みの一環として、次世代を担う人材の育成と地域貢献を目的に、大垣商業高校との連携授業を実施し、その集大成として発表会を開催しました。
本発表会では、生徒たちが実際の販売現場やお客様との接点を意識しながら、自動車業界が直面する課題を題材に、「100年に一度の大変革期」という視点から発表を行いました。
日々お客様の声に向き合っているディーラーの立場から見ても、生活者目線に立った柔軟で現実的な発想が多く、販売や接客の現場にも通じる学びのある内容でした。
発表の中では、クルマを単なる移動手段としてではなく、日常生活に寄り添う存在として捉え、使う場面や気持ちを想像しながら価値を考える姿勢が印象的でした。こうした考え方は、私たちディーラーが店舗や接客の現場で大切にしている視点とも重なります。

また、若者の車離れといった業界課題や、お客様が来店時に抱きやすい心理的な側面に目を向け、「どのように伝え、どのように安心感を提供するか」という販売戦略につながる視点から考察した発表も多く見られました。
実際の利用をイメージしやすくする工夫や、安心感につなげる伝え方を考える姿勢は、日々の商談や説明の場面を意識した内容であり、企業側にとっても示唆の多いものでした。
情報発信についても、店舗での対話だけでなく、デジタルを活用してお客様との接点を広げる重要性が意識されていました。お客様との距離を縮め、親しみやすく情報を届けるという発想は、地域密着型ディーラーとして今後も大切にしていきたい視点です。
本連携授業を通じて、生徒たちは実社会に近い課題をもとに考え、自身の考えを相手に伝えるプレゼンテーション力を身につけました。私たちにとっても、将来のお客様であり、地域を支える存在となる若い世代の価値観や発想に触れることのできる、非常に貴重な機会となりました。

当社は今後も、地域に根差したホンダディーラーとして、教育機関との連携を通じた人材育成や地域貢献活動に積極的に取り組んでまいります。お客様一人ひとりに寄り添う姿勢を大切にしながら、地域とともに歩み続ける企業を目指してまいります。
