モータースポーツ

カーズ東海S耐久チーム第4戦 完走。

スーパー耐久
2021年08月21日

7月28日(水)
5月第3戦富士24時間から2ヶ月・・・寒さから暑さへと季節は移り、迎えた第4戦は九州オートポリス
殆どのチームスタッフ、ドライバー初体験のコースである。
今日は走行はなく設営のみ・・・明日から暑さに負けずがんばります。


高地のオートポリスサーキットは気温の割に快適。絵に書いた様な夏空の下、荷降ろし作業。
2ヶ月前の富士24時間で残ったUSED、NEWタイヤが一杯。保全の為ラッピングを施した。

7月29日(木)
午前のスポーツ走行60分が2回、マシンチェック、竹内、田中両ドライバー共、初コースの習熟が主な目的で、順調に周回こなし、タイム的には竹内選手が1分19秒台、田中選手21秒台。
午後からは山脇選手も加わり、3人で90分を走行。
タイム的には大きな伸びはなかったものの安定性は向上。
公式スケジュールとなる明日も、プラクティスは3時間とタップリ。
本日は走行データと、コースウォークで勉強、更なるタイムアップを目指す。

S耐開催サーキットでは唯一の左側ピット。

今日はクラス分けがあるので走行台数も少ない。

ここも初サーキットの田中(右)竹内(中)両選手、吉田エンジニアからアドバイスを受ける。
コースウォークも吉田エンジニアと共に・・・。初コースドライバーにはとても勉強になる。

7月30日(金)
本日から公式スケジュールとなり、午前はクラス分けがありST-3・4・5クラスは8時から60分。
昨日のデータでの勉強を活かし、竹内選手は、一昨日から3秒の短縮の2′16″574まで自己ベスト更新!
田中選手も同じく20秒台から3秒更新し17″554。
昨日から走行に加わった山脇選手も21秒台から18″663
それに呼応しトップは12秒台、以下多くの上位マシンも13秒台へと上がる。
しかし予想以上にタイヤの摩耗が激しく、決勝、5時間レースに向けたタイヤマネージメントに悩みそうである。
午後からは120分間、全クラス49台の混走となるが、昼前にサーキット入りした西面選手もここオートポリスの走行は初めてで、全クラス混走の中に17周を周回し24秒台。
慎重さを最優先での習熟走行では、やむ負えないタイムか・・?
速度差のあるマシンの台数が増えた状況下では田中選手も20″624、山脇選手は赤旗中断のタイミング悪く計測なし。
しかし、初コースながら少しづつレベルアップ。


大きなトラブルも無く、順調にプラクティスを消化。

ここはタイヤ摩耗が激しいサーキット。

走行後のタイヤを水で冷却しグリップを回復させる。

予想以上に摩耗するタイヤに、2号車の加藤選手も心配し様子を見にきてくれた。

VTホールディングスグループの入ったチームポロシャツができました。

7月31日(土)
午後予選に向けた、FCY訓練も含めた20分のフリー走行をドライブした竹内選手・・・タイム的には17″494と昨日のベストに及ばなかったが、マシンのフィーリングも良く、予選でのベスト更新に手応え感じたようだ。
定刻13:35、Aドライバー竹内選手の予選アタック、16″448は僅かながら更新の自己ベスト。
更に連続アタックでセクタータイムベストをマークするも、1ラップに纏めきれず、更新ならず。
12秒台のクラストップ、というより上位6台中5台はロードスター、4番手にデミオ、7番手もう一台のフィットが14秒台と、まだまだタイム差ほ大きく、クラス12台中11位。
A、B2人のドライバーの合計でグリッド順位が決まるスーパー耐久・・・ 続くBドライバー田中選手は16″276とベスト更新し、竹内選手も上回る!!
Cドライバー、西面選手もタイム的にチョット乗れていないが、徐々にマイレージも増え、前日の24秒台から一気に20″978へ!!伸び代しかない!!
Dドライバー、山脇選手は昨日のベストに及ばず18″901・・・。
予選12台中の11位は初シーズンの定位置になりつつある・・・まだまだこれから。

予選前のフリー走行でピットシミュレーション。左右異なる配置に少し戸惑う。・・練習不足。
タイヤの「AP」のペイントは予選用タイヤのマーキング。

予選に臨むAドライバー竹内選手。

Bドライバー田中選手。

Cドライバー西面選手。

Dドライバー山脇選手。

竹内選手の走行後、Bドラ予選に向け、リヤダンパーにおまじないを掛ける吉田エンジニア。
C・Dドライバーの予選は全車の混走となる。2号車に煽られ(笑)コースに・・・。

8月1日(日)
予想通りとはいえ雨・・・。今のところ視界は良好。
30分のウォームアップ開始。
ここ初コースの竹内、田中、西面の3ドライバーをウェット体験をさせるべく、少ないラップてピットイン。
ガスがだんだん濃くなるが、何とか走行できそう・・・だか残り10分頃クラッシュ車両がありセッション終了。

朝6時半頃、サインエリアからピットを見るとこんな感じだったが・・。

8時頃の1コーナー方向。見えん。

準備は出来てるが、ドライバーまたも初コース、で初ウェット。

もうすぐスタート。
雨は小降り。
ST5クラスの上位を狙う何台かはスリックタイヤスタートで賭けに出る。
我々222号車は、とにかく確実な完走狙いなので安全策のウェットタイヤ。



グリッドにて集合写真


後方大きく離れてスタート


序盤の視界はこんな感じ。

定刻11:00竹内選手スタート。
視界不良でスタートから2周でSC、その後6周目にレースは再開されたが、8周目再SCのち赤旗中断中。
70分以上の中断の後、12:45、SC先導でレース再開、視界は良好。
2周目のSC解除と同時にピットイン、路面はほぼドライながら所々ウェットパッチ・・フロントのみスリックとして竹内選手から山脇選手に交代。
スリックで勝負に出たマシンも、雨こそ降らないが、なかなか乾かない路面の為優位に立てない。
しかし順調に周回を重ね、完全にドライになった路面にリヤのウェットタイヤのグリップがなくなり、苦しいレースながらマシンをコースに留め34周目ピットイン。
前後スリックに交換し西面選手にバトンタッチ、残り2時間少々のコースへと出ていく。


2回のSCの後、赤旗にて中断。

レース再開後しばらくして完全ドライに・・・。

60周目、14:50ピットイン・・ピット作業はフルサービスのタイヤ4本交換、ガスチャージ。
コースは完全ドライに・・加えて日差しもしっかり・・・気温も上がってきて、ようやく夏らしいレースになってきた。
西面選手から、最終スティントを託されクラス10位でコースに復帰した田中選手。残り1時間少々・・・フィニッシュまでがんばれ!!
9位とは約1周・・120秒以上あった差を90周頃には23秒まで詰める力走を見せるが、92周でフィニッシュ。
19秒差で10位・・・序盤のSC、赤旗以外は順調に予定通りのレース展開とはいえ、まだまだ実力不足でした。

完走は果たしたが、まだまだ実力経験不足。

次戦は地元鈴鹿。がんばります。