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スーパー耐久シリーズ2023 第3戦SUGO 車検

本社
2023年08月24日

1戦ごと、どのサーキットに赴いても必ず予選日より前に車検が行われます。

車検は、定められた時間に車検場に車を移動させ、車両毎に作成されたテクニカルパスポートをもとに行われます。

テクニカルパスポートとは車両重量、車両や装備品の詳細、認証番号など222号車の全てが記載されています。

レースカーには必ず消火器が搭載されており、この期日の確認もレース毎に行います。ごくまれですが、レースカーから火が出た時オフィシャルが来るまでの間ドライバー自身が車両の初期消火を行っています。その時に使用しているのがこの車両搭載の消火器です。

申請通りに装備品の装着がされているか、申請通りのパーツが取り付けられているか、装備品がレースに適合していて使用していいものなのか、シートベルトやロールバーなど安全装置の取り付けが間違いなくされているかなどなど、車両の内外装の確認が行われます。

車両の下部からオイル漏れがないか、ウインカーなどの割れなど一般の車の車検と同じような確認がされます。

FITの車両重量もレギュレーションで決められているので、最低重量を満たしているかなど測定も行われます。

一般の車両と違うところといえば、定められたステッカー類が貼られているかも確認されます。定められたステッカーとは、前面ガラスのENEOSのオレンジのステッカー、ゼッケン、BRIDGESTONEの他、各所に貼られている矢印⇒ステッカーもレギュレーションで決められているので貼らなくてはならないものです。

これらの矢印⇒のステッカーは何かトラブルがあった時、誰にでも直ぐに、迅速に、救出、救助ができるようにばっと見で分かりやすくする為のものです。

この車検で不具合があった場合は直ちに修理、修正を行います。そして、これらの確認に適合!とお墨付きをもらえると下記↓【車検合格】ステッカーを貼ってもらえます。

レース終了の合図チェッカーフラッグが振られた後、チェッカーを受けた車両は車両保管に入ります。車両保管中に、チェッカーを受けた車のうち数台の車がピックアップされ、再度車両の確認が行われます。それらの確認が終り次第、車両保管が解除され各チームに車両が引き渡されます。