スーパー耐久シリーズ2023 第4戦オートポリス
本社
2023年09月24日
産学連携プロジェクト『 レースメカニックのインターンシップ 』で学校法人 ホンダ学園 ホンダテクニカルカレッジ関西校より選抜された3名の学生の皆様がはるばるオートポリスまでやってきてくれました。
大分県にあるオートポリスへは関西校より来てくださいましたが過酷な陸路10時間の旅となったそうです。
学生の皆さんは予選日の朝からの合流、初顔合わせ直後に担当決め、そしていきなり実践が始まりますが、学園内で選抜されてきただけあり積極的に222号車のメカニックとコミニケーションをとり現場に溶け込んでくれます。
レースメカニック、ディーラーのサービスなどは女性スタッフがとても少ない世界ですが、今シーズンは関東校、関西校より女性の学生さんも参加していただけました。レース現場もですが、観戦にくるお客様も圧倒的に女性が少ないので、レースの迫力、面白さ、楽しさなどが少しでも伝わる・・・お伝えできないものかと・・・思います。
学生の皆さんに担当していだだく作業はピットウォールでのサインボードの提示、消火器係りなどがあります。一見うまくいっているピット作業ですが、222号車のメカニックもレース未経験が多いせいもありピット作業違反が目立ってきています。ピット作業の反復練習を行い習熟度を上げていくしか方法はありませんが、固定メンバーではないのでなかなか難しいところです。
メカニック、学生の皆さんのレース後の達成感を得るためには事前準備を怠らず地道な努力は必要です。反復練習をして体にしみ込ませる・・・これが起因する違反は時間がかかりますが、ルールを知っていれば防げる違反はすぐに改善できます。まずはそこから確実に実行できるようにしていけば少しづつ改善していくはずです。
222号車のメカニック、学生の皆さんの力を結集しドライバーをコースに送り出せばドライバーも奮闘してくれるはずです。
緊張感漂う予選日の合流ですが、予選日は午前の走行後の作業が終り次第昼食になるので、この時ばかりは緊張感からほんの少し解放されます。
今シーズンは残り2戦になりましたが未だ、いいところを魅せることができていない222号車。
関わってくださる多くの皆様に笑顔をお届けできるように頑張っていきたいです。
レースが終ればピットやホスピタリーテントなど、大量の物資の片付けが待っています。学生の皆さんには、この後片付けも行ってくれるので大助かりです。
そして、すべての片付けが終ると学生の皆さんの感想を聞き終了です。この後は物資輸送の4tトラック、積車の陸路組は帰路愛知12時間の旅へと出発、空路組は翌日の便にて愛知へと飛び立ちます。学生の皆さんも翌日、陸路にて帰路大阪10時間の旅へ出発です。
この暑い7月、遠方のオートポリスまで来ていただき、レースメカニックのインターンシップにご参加いただきありがとうございました。今シーズン結果を残せていませんが、学生の皆さんの力添えに報いる為にもあと2戦頑張っていきたいと思います。