ル・マン24時間耐久レース、ちょっとした裏話その2
ル・マン24時間
2008年07月05日
6月14日に行われた「ル・マン24時間耐久レース」には、弊社のサービススタッフが4名参加しました。
現地フランスに約3週間滞在し、色々な経験をしてきたと思います。レースを終えて日本へ帰国してきたスタッフから感想が届けられました。
今回は食事の話です。
画像は山ほどありますので、続編もお楽しみに・・。
フランスでの滞在は、先発隊は1ヶ月でしたが私たちは約3週間。
毎日、現地で外食というわけにも行きません。経済的にも、味覚的にも・・・。
朝食と夜食はホテルですが、昼食はサーキットになります。作業が遅くなれば、夜もサーキットになります。
かなりの食料、と言ってもカップ麺やレトルトカレーや丼ものですが日本から持込みましたが、20人以上の大所帯ですので直ぐに底をついてしまいます。
ピット裏には、全員が食事、休憩ができるホスピタリティテントと、チョッとした(結構本格的に・・)料理ができるキャンピングカーと言うより移動式キッチンを用意しました。
スタッフの食事、休憩所。半月以上過ごす為、雨が降っても良いように、高床式の立派なテント。 |
中はこんな感じ。モニターTVも備えた立派な物。寒風吹きすさぶ真冬で無い限り居心地は悪くない。 |
大量のペットボトルドリンク。 |
大量(でもなくなった・・)のカップ麺。 |
その脇に置かれたキャンピングカーみたいな~。だが・・・ |
中身は完全に調理専用のキッチン車両。その調理人は・・・ |
そこの調理人はベルサイユにて、レストラン「ビストロJ」というレストランを経営している島村さんです。
プロの調理人が作ってくれる多彩な料理は、すごく凝った物では無く、ごく日常の日本の家庭料理で、毎日でも飽きない物ばかりなのに、毎回違うもので楽しませてくれました。
レースが始まり、一定の時間に食事ができない状態になると、折り詰め弁当となり、手の空いたスタッフがいつでも食べられる様にしてくれています。また冷めても、美味しく食べられます。
島村さんの料理が、スタッフ全員の24時間レースの原動力となった事は間違いないでしょう。
ベルサイユに日本食レストラン「ビストロJ」を経営している島村さん |
1台のマシンをメンテナンスする、20人以上のスタッフの食事を1人で担当した重要なチームスタッフ。 |
マシンにもお店のロゴステッカーが貼られ・・・。 |
ジャコバン広場での集合写真にも勿論加わっている。(右から2人目) |
その厨房から繰り出される料理は・・・ |
ごく普通にカレーから・・・(完全にプロのお店の味) |
ハンバーグ(思わず撮影する前に食べちゃいました。) |
ローストチキン |
エビフリャー、イカリング等々、毎日食べるに大満足のメニューばかり。 |
その他多彩な料理をご覧ください。一部撮影前に食べちゃってます。
お米も日本米です。でも炊飯器は日本製の方が優秀だと思う。 |
仕込み、調理風景です。
F1等では豪華なケータリングが用意されておりますが、掛ける予算、設備、シェフの人数等まるで違います。
スポンサーさん等お客様に対しての物で、食器から違います。
今回の料理はスタッフの食べる為の、いわゆる“まかない料理”ですが、味は完全にお店のプロの味です。
しかも毎日食べられる献立でした。
ここからは夜食用、及び戦闘食(レース時の弁当)です。
お近くに(ベルサイユですが・・・)にお越しの際は、是非 日本食レストラン「ビストロJ」にお立ち寄りください。
ル・マン24時間レースの事を話題にすれば、「出てけ!」と水をぶっ掛けられるか?料理の量が少し多めになるかは、島村さんの今回のレースでの思い出次第ですが・・・。
因みに島村さんはレースは勿論、自動車の事は全く知らないようですので、話題は今年のチーム裏舞台に限定された方がいいでしょう。