モータースポーツ

カーズ東海S耐チーム、初陣完走。

スーパー耐久
2021年03月22日

3月21日「スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook第1戦 もてぎスーパー耐久 5Hours Race」決勝。
雨に強風が伴う中、定刻の12:00、セーフティーカー(以下SC)の3周先導ののちレースはスタート。
最後尾の為、竹内選手は序盤こそマイペースで2′33″615のベストタイムをマークするものの、ラップタイムが30秒以上早いトップ車両に直ぐに追い越されると、それらの巻き上げる水煙に視界を塞がれ、タイムが一気に40秒台にまでダウン。
決勝前に15分のウォームアップで数周を走ったものの、初めてのコースと雨、レインタイヤと初モノ尽くしで苦戦するが、このコンディションにも徐々に慣れ、タイムも37~38秒台に持直し、28周目2番手田中選手に繋ぐ。
周りは完全にレースモードの中に放り込まれた田中選手、先の竹内選手と異なり、全くのレイン初走行。
タイムも47~48秒と全くペースが上がらないが、10数周すると40秒を切りところまで回復、しかしこの頃になると雨量が増えコンディションが悪化した為、3周ほどSCが入る。
その後30周ほど走行した辺りで、再び雨脚が強くなった為2回目のSCが入ったのを機会に田中選手は西面選手に交代、SC隊列の後ろに加わる。
そのSC走行も10周ほど続いたものの、雨量は衰える事はなく赤旗が提示されストレート上で全車停止。
コンディションの好転を待ったが、状況は変わらずレース終了となった。
222号車「HondaCarsTokai J-net FIT」はクラストップから2周遅れの68周、11台中の9位・・・チェッカーこそ受けられなかった(振られなかった)が、初レースは燃焼不良のまま完走のリザルトを得る事となった。

実戦におけるピットワークの再確認を行うメカクルー。

ST-5クラスはこうした給油ボトルでの給油となる。
タイヤ交換とドライバー交代。前輪駆動の為、前輪のみ交換する事が多い。
走り終えた竹内選手(左)が、3番手となる西面選手(右)に状況を伝える。
Phot by 高橋 学
これはドライコンディションなので、決勝レース前日。このカラーリングも社内公募デザイン。
Phot by 高橋 学
激しい雨の中、力走する「HondaCarsTokai J-net FIT」
すぐ後ろは総合優勝の777号車アストンマーチン。 ラップタイムで30秒以上、トップスピードで60km/h以上速い。
排気量、仕様が異なり性能差が大きい9クラスが混走するのがS耐の魅力。

スタートから3時間を過ぎた辺りで、赤旗中断。

赤旗中断からそのままレース終了。レース時間は3分の2を消化した為レースは成立。

初陣は悪コンディションの中、概ねノーミス、ノントラブルで終える事ができた。