モータースポーツ

2018 SUPER GT 第1戦:岡山国際サーキット

2018シーズン LOTUS EVORA
2018年04月18日

4月6日設営

設営
2018年、SUPERGT開幕戦は岡山国際サーキット・・・。
4年目を迎えた「LOTUSEVORA」はシーズンオフにモノコックを一新。
外装こそ変らないが、中身はすっかり生まれ変わった。
3月の岡山と富士の合同テストでも好タイムをマーク。
幸先の良いスタートを切りたい。


 ほぼ新車となった2018年仕様

4月7日プラクティス・予選

プラクティス  晴れ / ドライ(ウェット宣言)
未明からの雨は、7時からのオープンピットの頃には上がったものの、9時からのプラクティス時には、まだコースに湿りが残る状況。
ウェット宣言も出されレインタイヤの選択も可能となった。
しかし走り始めはドライタイヤでコースイン・・・レインタイヤの必要は無いと判断、予選用タイヤの皮剥き等から始めるが、気温8度、路温10度・・・この低温に合わせたタイヤの用意は無く、乾ききらない中、セッティングメニューを進める。
序盤、加藤選手が29秒台で3番手につけるが、その後路面コンディションは良くなり、各マシンもタイムアップ。
1′27″177のベストで9番手。
その後は車高調整等セット変更でタイムアップを狙うが、2度の赤旗中団で残り走行時間が少なくなった為、高橋選手に交代。
路温も15度と少し上がったが、タイヤの暖機には周回が必要と、6周程で30秒台にいれた高橋選手だったが、セッション終盤に入った頃少し雨が振り始め、その後タイムを上げる事無くセッション終了。
最終的には27秒台のベストタイムで17番手となったが、マシンのバランスはベースセッティングで良好・・・予選の手応えあり。
Q1予選  晴れ / ドライ
朝から気温は殆ど上がらず9度・・路温は少し上がり15度。
だが充分とはいえず、いつもなら後からコースインする加藤選手もタイヤの暖気に周回が欲しい為セッション開始と同時にコースイン。
計測5周目からペースアップし、まず27″072とプラクティスのベストを上回るが、勿論まだQ1突破には不十分。
連続アタックは各セクターでベスト更新し、25″492と2番手タイムをマーク。
まだタイムアップの余力を残しつつも、Q2進出は確実と判断しタイヤを温存する為もあり走行終了。
Q2予選  晴れ / ドライ
セッションインターバル、500のQ1予選を挟み高橋選手によるQ2予選・・・ところがセッション開始直前に雨がパラついてきた。
高橋選手がマシンに乗り込んだ頃はまだドライで行ける雰囲気だったが、本格的は降雨となり、選択肢は迷わずレインタイヤとなった。
だが今年から2分短縮され、10分となったセッションでは、今日のレインタイヤは充分グリップを発揮できず、6周目の43″462がベストで14番手。
ソフトレインを使えばもっとタイムアップができたろう思われたが・・・やや悔いの残るQ2予選となった。

ピット内は10度あるけど外はもう少し寒い・・・。

 プラクティス・・・タイムはともかく調子は良い。

 開幕岡山恒例の集合写真

 Q1に臨む加藤選手。

 Q1出走直前、高橋選手にアドバイスを送る加藤選手。

 Q2直前の雨で急遽レインタイヤに・・。

4月8日決勝レ-ス

決勝レース  晴れ / ドライ
気温11度、路温22度と前日ほどではないが、季節外れの冷え込みとなった決勝日。
スタート前のウォームアップ走行では、2番手タイムを出した加藤選手がスタートを担当。
オープニングはひとつポジションを上げ13位で通過。
5周目12位に上げるが、コーナリングマシンのEVORAとはいえ、狭いここ岡山ではラインの自由度は殆どない・・・集団の中で順位を上げるのは難しい。
その後ポジションが大きく入れ替ること無く、トップとの差は6秒から7秒で伸び縮みするだけの膠着状態が続く。
ところが15周を過ぎた辺りで、「左の前タイヤが壊れたかもしれない!」と加藤選手から無線が入る。
それを示す様に、それまで1分29~30秒台だったタイムが31、32秒台・・・そして20周過ぎには33秒台へ・・ポジションも17位と大きくドロップダウン。
すぐにピットインしてタイヤ交換をすれば良いのだが、同時に給油し満タンにし、残り周回を走り切る為には、燃費計算上25周以上走行してからでないとガス欠になる。
また後半スティントのドライバーがレース周回の3分の2以上を走ってしまうことになりルール違反となる。
タイヤ無交換作戦を予定していたが、スタートタイヤは(前日のQ1予選に使用したタイヤ)は思いのほか、今日のコースコンディションには合わないようだ。
25周を終えピットイン、高橋選手に交代、満タン、タイヤ交換・・・ピットアウトした時点で25位。
残り50周のロングディスタンスを高橋選手に託す。
アウトラップ、そして翌周には34秒台・・・そしてすぐに31秒、30秒へとペースを上げる。
28周辺りからは他のマシンのルーティンピットもあり順位が上がる。
30周24位、翌周22位・・38周目には20位にとなるが、ピットアウトしたマシンのタイムも上がり始め、高橋選手も順位をキープするのも難しくなってきた。
加えて既に周回遅れとなっており、各コーナーで青旗が降られ進路を譲るレースとなりタイムも上がらない。
しかし、ミス無く49周のロングディスタンスこなした高橋選手、74周23位でフィニッシュ。
タイヤチョイスの失敗で惨敗となったが、初戦の完走で多くのデータと、高橋選手の実戦でのマイレージを稼ぐ事ができた。
これは次戦への大きな収穫である

 季節外れの低温。

 今年も異色のコスチューム・・。

 スタートドライバーは加藤選手。



 想定外の早いピットイン、タイヤ交換。

 走行を終え?壊れた?タイヤを確認する加藤選手。