Super GT 2006 開幕前リポート
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3月3・4日 テストデイ
今日合同テストを向かえ、公式には「紫電」初登場である。シェイクダウン時の迫力あるカーボン地のままから、一転カラーリングを施されたマシン。プリヴェカラーもこれまでに比べ明るい紺、と言うよりブルー、それもメタリックである。しかも各ロゴが全てゴールドというこだわり様。
午前10時からの予選は300・500・混走の順。渡辺選手のアタックでSLの切符を狙う。気温21℃、路温は28℃とやや高め。
まずは1周してピットイン。昨日のセンサー交換はエンジンを降ろしているので、各配管等洩れチェックの為である。
ガルウイングドアは“スーパーカー”のシンボル。と思うのは結構年配の方かも・・。
室内。アメ車がベースなので左ハンドル。インパネ右の“物”はブレーキ、クラッチオイルのリザーブタンク。
空力に関し、特徴的デザインのひとつ。効能を聞いたが忘れた。 。
ただ惜しいかな、ホイールが間に合わず、ホワイトである。(本当は「ブロンズ」)って言うか、この「転がし用」1セットしかないのである。色などより、こちらが危機的状況!
このマシン、ホイールはオフセットが特殊で他のどのホイールも全く流用できない。(多くのマシンがそうだが・・・)この合同テストは“タイヤテスト”であり、ホイール1セットでは話にならないが、無いものはしようが無い
1セットのタイヤを1セッション大事に走り、走り終わったら、即ハメ替えである。タイヤを“壊したり(ブレーキでタイヤをロックさせたり、スピンをするとタイヤ表面が局部的に磨耗し、平らになってしまう、「フラットスポット」等)”、雨でも降ってきたらお手上げである。
本来この様なNEWマシンのタイヤテストは、マシン側をある程度の標準状態として、数種のタイヤを換え、そのマシンに最適なタイヤを選び出し、そのタイヤが決まったら、今度はそのタイヤに、更に最適なサスセッティング(空力も・・)まで詰め、タイムとドライバーコメント、データーとを付き合わせ、またまたタイヤの改良、マシンセッティングとを、繰り返して行くのである。そのテストの出鼻をくじかれてしまったのである。
由良拓也氏を挟んで高橋(左)、加藤(右)両ドライバーで今年は戦う。
水平に置かれたダンパー。リンク部分はシークレット。なんて大それた物では無く、チョッと謎めいてみただけ・・。
そんな中順調にかつ“慎重”に、走行は行われ、タイム的は2分7秒台後半と、テスト参加18台中13番目と、あまり“光る”物は無く、まだシェイクダウンの延長と言ったところ。
2日間のテストはバックモニターや、ドリンク用コネクターの変更等、ドライバーからの要望出る程度で、マシンには大きなトラブルも無く終了。勿論走行データーを元に、空力、サスペンション関係等、様々な解析が行われ、開幕戦となる、ここ鈴鹿に向けて地道な作業が行われる。
2日目の朝、ステアリングトラブル?って程では無く、ホイールアライメント調整時に使う固定工具が外れなくなっただけ。
2日目はモータースポーツフェスティバルが開催され、2輪レーシングマシンも展示。
今年は、これまでシリーズ戦ではない、1戦だけのイベントレース鈴鹿1000kmがシリーズ戦に加わり全9戦となった。もっとも多くのチームが不参加だった鈴鹿1000kmも我々は毎度参戦していたので、大差は無いのだが・・・。だが例年ほど、“良い思い”ができるレースでは無くなった。とにかくその8月1000kmとのレースインターバルの兼ね合い(多分)から、開幕が鈴鹿となり、富士同様、年2戦開催される事となり、両サーキットのセッティングは、より重要となった。
テストもそろそろ終了かと言う頃、高橋選手が500マシンと接触。最初の“傷”を入れた。
そのバックカメラが不調になる程度で、大きなトラブルはなかったが・・・。
プリヴェカラーとなってから毎年マシンが変わっている。その為スタッフトレーナーのシルエットも毎年変わっている。お気づきでしたでしょうか?
ドリーム28第2チーム発足。
「VERNO TOKAI DREAM28」の第2チームとして、「Team BOMEX Dream28」を編成。2004年まで参戦した、NSXを今年から復活させます。ドライバーは、周防 彰悟選手と山下 潤一郎選手。共にGT2年目と経験はまだ浅いですが、充分なポテンシャルを持つNSXと、戸田チューンエンジン。そのNSXのメンテナンスをずっと行っていた八田チーフエンジニアも第2チーム加わります。前途は多難ですが応援宜しくお願いいたします。
この日はまだドライバーの慣らし。このマシンは03年、7秒台まで出ている。
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