Super GT 2006 Series 第1戦
SUPER GT SUZUKA 300km RACE 1/4ページ
- 開催日
- 2006年3月18・19日
- サーキット
- 三重県 鈴鹿サーキット
- マシン名
- プリヴェチューリッヒ・アップル・紫電
- ドライバー
- 高橋 一穂・加藤 寛規
3月17日(金)フリー走行 くもりのち晴れ
路面:ウェットのちドライ
この時期では雪も降る事もあり、覚悟はしていたが、寒い。オマケに風が強く、体感温度は気温の7度よりも寒く感じる。
早朝の雨は止んだがコースはしっかりウェット。紫電にとっては初めてウェットタイヤでの走行である。週間天気予報で、決勝日は雨が予想され、いきなりでは全くデーターが無いので、高橋、加藤、両選手にとっては勿論、エンジニアにとっても貴重なセッションと言える。
合同テストに間に合わなかったホイールも到着。ブロンズカラー。
インダクションBOXを外してスロットルボディが露出!エンジン屋さんから、シークレット!と言われたので、ぼかし入りで公開。
変更されたバックモニター。邪魔っぽいけど、まったく視界問題無し。
まずは加藤選手からコースイン。雨セッティングの確認の為、1回のピットインを含め、とりあえず2′20″963をベストタイムに、9周程でピットイン。ドライ状態になる前に高橋選手に交代。
と、ここで、赤旗!出鼻をくじかれた高橋選手マシンに乗ったまま再開を待つ。10分ほど待ったところでコースイン。高橋選手も紫電で初めてのレインタイヤ走行である。しかし7〜8周程で「そろそろドライ(タイヤ)かな〜・・。」と高橋選手から無線。その直前のタイムで19″523。その次18″343と、コースが乾き始めたタイムになってきた。また一部のチームでは、スリックへ履き替えている。
19周目のピットインで加藤選手への交代と同時にドライタイヤへの交換。残り20分を走りきる。その3周目2′06″931が午前セッションのベスト、クラス4番手となり、本格アタックは午後のセッションで行う事になった。
ドライに向うセミウェットと言う微妙なコンディション。高橋選手出走直前に赤旗。
加藤選手からアドバイスを受ける高橋選手。今年から車載ビデオはSANYO「Xacti」ハイビジョンも撮影できる「DMX-HD1」
クラストップは2′06″309をマークした110号車「TOTALBENEFIT GREENTEC BOXTER」である。このマシンは昨年デビューし、常に下位争いに終始していたが、シーズンオフに大幅改良がなされ、今シーズンの上位争いに食い込んでくる事は間違いないだろう。
このマシンを駆るのはベルノ東海走行会でもお馴染みの菅一乗選手と、松田秀士選手、04年の“僧侶”コンビである。菅選手の昨年の苦労を見ていると、同クラスのライバル?マシンながら「頑張ってね。」と願っていたが、これ程速いとなると「あまり頑張らないでね。」となってくる。
菅選手、今年はマシンも劇的に早くなった。ブログ用写真もとりまくり。彼も愛器はSANYO「Xacti」
午後は完全ドライ。予選に向けて、とは限らず、データーの少ない紫電にとっては、セッセと走ってデーター収集。合同テストでも、クラストップから3秒以上の差をつけられ真ん中辺りと、マシンの注目度とは裏腹に、タイムが冴えない。ここらで“花火”を上げないと見捨てられてしまう。
加藤選手、高橋選手、交互に幾度かのピットインを繰り返す。セットUPは徐々に良い方向に向かっており、300・500混走セッションが終了し、300占有時間。加藤選手によるアタックを行う。ピットアウトして2周目。出た!ベストタイム2′05″120!しかし合同テストでの13号車のトップタイムから遅れる事1秒弱・・。まだまだかな〜っと思ったらなんとこれが、(僅差だが)本日のクラストップタイム! SUPER GT NETでも写真がUPされ、とりあえずこれまでの苦労が少しは報われたかな・・。
高橋選手の“師匠”は今年もガレージFの舘さん
本日トップタイムの為、レースアナウンサーピエール北川氏も取材にやってきた。エンジニア信太郎(右)も笑顔。