Super GT 2006 Series 第3戦
SUPER GT FUJI GT500km RACE 1/4ページ
- 開催日
- 2006年5月3・4日
- サーキット
- 静岡県 富士スピードウェイ
- マシン名
- プリヴェチューリッヒ・アップル・紫電
- ドライバー
- 高橋 一穂・加藤 寛規
5月2日(火)フリー走行
雨 路面:ウェット
今年のシリーズ全9戦の内、鈴鹿、富士共2戦。両サーキットで速い、強い、“マシン・チーム”である事はシリーズを戦うに重要である。
しかし3月末にここ富士で行われた合同テストでは参加18台中10位!しかもトップから遅れる事1秒6。ロングストレートでのトップスピードが不足。タイムに大きく響いている。
あれから1ヶ月。トップスピードも勿論だが、その遅れを凌駕する進化を各所に加え、ここ富士に挑んだ。
しかしそれらは、実走を行い、セッティングを完璧にしてこそ、発揮できる事だが、今日のフリー走行は生憎の雨。おまけに超〜濃霧が加わり、セッティングどころではない。
今回は狭い(と言っても幅は同じ)ピット。でもまだまだ新しくてきれい。
全車装着となったドライバー識別灯。点灯は第1ドライバー。点滅は第2ドライバー。
新たなスポンサーさん「SANWA」それから「TRUST(トラスト)」はロゴが新型に・・。
「k」は加藤選手。「P」はプラクティス。車載ビデオを見た時の情報
ところが午前のセッションでは濃霧で開始が遅れ、しかも直後に豪雨で赤旗、45分の中断。再開後も終盤赤旗、時間を残し終了と大荒れの中、加藤選手のベスト1′52″198はなんと2番手タイム!しかも雨に強いと言われる、ダンロップ、ミシュラン勢5台を3〜7番手におさえ、ヨコハマ勢でダントツである。ところがもっと驚きは、今年から参入した韓国製タイヤ「ハンコック」が1′51″093と、なんと更に1秒以上早く、トップタイムであった事である。
この「ハンコック」を履いたエンドレスポルシェ、14号車は今シーズンタイム的にも、リザルトも中位あたりとまだ目立たないが、ここらに来て一気にジャンプアップしてくるのか?2004年に経験した韓国製クムホタイヤいまだ苦戦中。このハンコック、脅威の存在となるか?
45分の中断後、走行再開。霧は晴れているが、しっかりウェット。
そんな中2番手タイム。トップは韓国タイヤ、ハンコックポルシェ。
ここ富士を攻略すべく、少しでも走行時間が欲しい紫電。しかし午後はよりひどい濃霧でずっとコースはクローズ。サポートレースのマーチ、ビッツ、GC21は全く走れない。
各チーム監督と競技長が協議の結果、霧が晴れても、全く走れていない、サポートレースのフリー走行を優先し、SUPER GTは午後4時を目処に、2回目の走行を行うか?どうかを決定する事となった。
午後の走行まではサポートレースの走行だったがこの霧で待ちぼうけ。
暇を持て余しているところにこれ。近日EBBRO(エブロ)から発売される紫電のマスターモデルにタバコの煙を吹き付け、空気の流れを見ている。
もう直ぐ4時になろうかという頃、霧もはれ、やっとマーチのフリー走行が始まる。こりゃ午後の走行は無いな〜。じゃミッションのオーバーホール(レシオ交換の為)でも始めようか・・。なんて思い始めた4時過ぎ。「16時15分よりGTクラスフリー走行を開始します」とアナウンス。「エッそうなの!」と慌しく準備を始める。ウェット路面も午前と変わりは無い。
明日からはドライコンディションはほぼ確実な為、この走行をキャンセルしたチームもあるなど、多くのチームが慣熟走行と言った意味合いが強く、殆どタイムアップはなかった。
午後4時過ぎ、突然走行開始。ミッションもOHし易く冷えていたのに・・とメカ。