Super GT 2005 Series 第5戦
MOTEGI GT 300km RACE 2/4ページ

9月3日(土)予選 晴れ
路面:ドライ

今年から始まったスーパーラップ(以下SL)、今回から、これまでの12台から10台になった。しかも午前1回目でのみ10台が選出され、SL進出とならなかった11位以下もこの1回目のタイムで予選順位(グリッド)が決まる。勿論両ドライバー共基準タイム(クラストップの107%以内)をクリアしていなくてはならない。この基準タイムを超えられなかったドライバーは、午後2回目の予選でクリアする事で予選通過となるが、SL進出の採択タイムとはならない。

昨年トップクラスの予選タイムは53秒台前半。だが気温34℃、路面温度40℃以上と、昨年と比較して気温で10℃弱、路面温度で15℃近く高い今年は、昨日のフリー走行のタイムからも、"55秒台"が出ればSL権は硬そうだ。確かにSLに10番目で入っても、ジャンプUP可能であるが、そんな調整を行うゆとりも無いので、いつも通り全力アタック。また予選と言えども、セッティングの為の貴重な時間である。

photo公開車検はファンには人気。メカも車検場で待つ必要が無く楽。

photo午前の予選直前で既に33℃

photoホスピテントも暑さ対策。

10時5分からの300占有は、ノレている渡辺選手のアタックから。しかし直ぐにコースインせず、10時13分スタート。3周目のアタックタイムは55″553! 43・7号車についで3番手。好調だ。

翌周55″279!!と更に縮め、7号車の前に出たが、46号車が唯1台54″105と43号車に1秒近く離してトップに!!さすがにこれには届かない。

結局このまま500占有時間の始まる直前にピットイン。混走時間ではタイムUPは無いだろうから1回目予選は3位。SLは8番手スタートである。・・であろう?てのはまだ高橋選手の予選が残っている。基準タイム(今回は2′02″以下)を出せる事は間違い無いのだが、例えばアウトラップ等基準タイムをクリアする前にコースアウトし、自力復帰できないと、以降その予選セッションを走る事はできない。SL権は無くなってしまう。

混走時間となって高橋選手コースイン。ハラハラのアウトラップ無事ピット前を通過。ドキドキの計測ラップ。最終コーナーから現れる。57″617.難なくクリア。クルー全員胸を撫で下ろす。高橋選手に言わせれば「なめとるな〜!」であるが、"前科(セパン:未遂)"が有りますから・・。でも昨日のフリー走行のコースアウトで何か悟りを開いたのか、その後安定してタイムUP。 57″204を自己ベストとした。

photoノレている渡辺選手。「いくらでも(アクセルを)踏める」

photoSL権を暫定3番手で得る。

photo混走時間にアタックをする高橋選手に渡辺選手がアドバイス。

photo関東圏のレースは観客も多く、予選日のピットウォークもこの通り。

photoSL用タイヤを暖める。F1でお馴染みのタイヤウォーマーはGTでは使用禁止。

さすがに、これでグリッドが決まる1回目予選は熾烈で、2位から12位までの11台が55秒台である。予想の55秒台でもSL落ちというすさまじさ!

"無事"SL権を、それも3位で得る事ができ、余裕の午後予選は高橋選手の走り込みと、SL出走の渡辺選手の馴らしである。無論この順位は決勝のグリッドを保障するものではない。ポールも狙えれば、10番手に落ちる事だってありえる。そんなSL、今回からは1台ずつの出走(今までは2台づつ)となり、各マシン(ドライバー)のアタック時には、ご希望のテーマソングを流してくれる。(ミュージックソフトは持込)10号車MACH-GO FERRARIは当然「マッハGoGoGoのテーマ」である。我々2号車は高橋選手の好みで、「ユーミン特集で行く」という事で、今回は「潮風にちぎれて」とかなりマニアックな曲となった。

1番目87号車、2番目10号車は共に56秒台。ところが3番目19号車のアタッカー、加藤寛規選手が55″210!このタイムには後のマシンも届かず、19号車のグリッドはドンドン前になる。

photoSL、先発車のタイムをモニターで確認しつつ準備をする。

photo今回からスタートも1台づつとなった。

photo区間タイムと、トップとの差が表示され、嫌が上にも盛り上がる。

そして8番目にスタートし、ヘッドライトを点灯しアタックに入った渡辺選手。各セクター(区間)で、現在トップの19号車とのタイム差がモニターに映し出される。第2セクターで既にー0.5!これは届かないなと皆が感じたが、奥のヘアピンを回った第3セクタータイムでなんとー0.05秒差にまで詰まっている。これはヒョッとしたらと、固唾を飲んで見守る中チェッカー。55″339!!0″13届かず!

また7号車にも0.055″と僅差で前に行かれてしまった。

この後の43号車は後に下がったものの、最後の46号車は54″124と2位の19号車に1秒弱の差を付けポールを獲得。

結局4番グリッドとなったが、1〜3位には次回から10kgのウェイトハンディが課せられるので「まっ良いっか〜」と、今シーズン最高位グリッドにとりあえず納得。充分勝負できる位置である。

photoまずまずのアタックを終え、車検場から戻る渡辺選手に・・・

photo今久々のプレスインタビュー。

photo最終的に4番グリッドGet!

photo好調なマシン。決勝用のメンテが進む。

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