Super GT 2005 Series 第7戦
KYUSHU 300km RACE 1/4ページ
- 開催日
- 2005年10月15・16日
- サーキット
- 大分県 オートポリス
- マシン名
- プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R
- ドライバー
- 高橋 一穂・渡辺 明
10月13日(木)スポーツ走行:晴れ
路面:ドライ
GT戦国内最南端オートポリスが、最後の長距離遠征となり、これで「いよいよこれでシリーズも終わるな~。(あと鈴鹿が1戦あるが・・)」と実感する
しかし後半になって調子の上がってきた、VEMAC プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R、決して消化レースなどとなっていない。常にポイント圏内でチャージを掛けられるポジションにいる。
またここオートポリスはシリーズ戦を開催しているレギュラーサーキットで、唯一ノーポイントのサーキットである。(2004年のみ十勝開催があったが、これは富士の改修休業の為の、イレギュラーサーキット。(と無理やり解釈。ノーポイントだった)
ここでも、ポイントを獲得し(だから何って無いが・・・。)全サーキットを制覇?(優勝ではない)をめざしたい。
だが前戦富士では、決勝レース好位置でのリタイヤ。しかも原因不明の異音、振動からである。
その後のメンテナンスで、メカも"ここ"と思われる場所は見つけ、修理はしたが、実際に走行してみないと、本当に直ったか?どうかは解らない。今日の走行のポイントはそこにあるが、メカは良い仕事をしてくれたようで、そんなトラブルが有ったとは思えないほど、快調に走行でき、これならレースに向けたセッティングに専念できる。
これまでの"寒い"オートポリスとは打って変わって暖かい。快適、快晴である。しかしこの快晴が、貴重な一日となるとは・・・。
この日の両ドライバーのベストタイムは、渡辺選手1′52″35。高橋選手1′54″86。昨年の予選タイムが、1′53″959。マシンも違うが今日はまずまずの仕上がりかな・・。
ここオートポリスはシリーズサーキットで唯一向かって左側にピットがある。
ベルクランクのピボット部のクラック(矢印は修正跡)が原因。多分・・。
10月14日(金)フリー走行 くもりのち雨
路面:ドライ→ウェット
今朝も20℃と暖かいが、湿度95%と、午後の雨を予感させる。朝のコースは、夜半の雨でシットリ。だがスリックタイヤで充分走行可能だ。
高橋選手から走行を始めるが、連続走行とはせず、アウト、インラップを4周、その後5周ずつ4回。これはアウトラップのペースが遅い高橋選手用のメニューでもある。これで計24周を走行。途中12周目に赤旗が出、中断した時点でのベストタイム1′52″659はこの時点で6番手、昨日から2秒短縮と、好調なタイムである。
その後渡辺選手に交代、途中2回のピットインで、セッティング変更をしつつ、またNEWタイヤの使用で、チェッカーまで15周を走る。
ベストタイムは51″451!午前の走行で3番手タイムであるが、トップ27号車(同じVEMAC)の、50″388とは1秒以上の差がある。
しかしまだ隠し玉がある。ここオートポリスは、路面ミューが低いのでスペシャルタイヤを用意したのである。
と言っても"ここ"用に用意してもらったのでは無く、8月のポッカ1000km時に用意してもらった物が、決勝ウェットの為、皮むきのみ行い、使用しなかったタイヤが何セットかある。このタイヤのスペックはここオートポリスに相性が良いだろうと、エンジニアの信ちゃんが、第5戦モテギ・第6戦富士でも使用せずここまで温存していたのである。
これでもって予選で好位置を得られれば、決勝も充分期待ができる。・・・・はずだったが・・。
とにかくマシンも快調、タイムも良い。気分良く昼食をとる事ができる。ちょうどそんなお昼頃から、雲が厚くなり、ポツリ、ポツリと雨が落ち始め、午後の走行が始まる2時頃には完全なウェット路面となってしまった。
今年で3回目のオートポリス。ウェットは昨年もフリー走行で経験しているが、今日はまずモニターでコース(他のマシン)の状態見てからコースインしようかと待機していたら、いきなり赤旗中断。そのままピット待機延長になってしまった。
その後、2時23分コースオープンとなり、それに合わせ渡辺選手コースイン。ところが3周で赤旗。2時40分再開。雨は上がるが、ウェット路面に変わりは無い。
2時55分三たび赤旗。ここまでソフトレインで走っていたが、このピットインでハードに・・・。3時3分再開。しかしソフトの方が、フィーリングが良いとの事で、3時15分、このセッションで初めて、(赤旗ではなく)チームの意思でピットイン。ソフトレインに交換すると共に、高橋選手に交代。
ところが1周でまたまた赤旗。4度目だ。3時30分からの再開は300占有走行に切り替わり、やっと連続15分を走る事ができた。ここまでのベスト(ウェットで)は渡辺選手2′03″886。 高橋選手2′08″674。午後のフリー走行は、渡辺選手のタイムでもって、クラス11番手。
これが仮に予選とすると、予選通過基準タイムはクラストップの107パーセント以内。300クラスのトップは43号車2′00″835だから、8秒台はギリギリである。
明日の予選もどうやら雨らしい・・・(高橋選手には言えないが)う~ンん・・チョッと心配!!