Super GT 2006 Series 第4戦
JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA 2/5ページ

6月23日(金)フリー走行
晴れ 午後にわか雨 路面 午前ドライ:午後ウェット

このSUPER GTは“モラルハザード”と言う制度というか、点数反則金制度がある。スピン、コースアウトの“加害者”となったり、イエローフラッグ無視やダブルチェッカー等危険行為をレースウィークや合同テストで行うと運転免許証と同じく点数が加算され、基準に達するとフリー走行が1回走れなくなるなどのペナルティが課せられるのである。(あまりに酷いとレースに出られなくなる事もある)
“その免停”対象となった高橋選手。レースとレースのインターバルにサーキット走行はおろか、マニュアルミッション車にすら乗る事の無い、高橋選手にとって、レース感を取り戻す貴重なレースウィークのフリー走行。これを1回走れないのはかなりの痛手。でもしようがない。1回目の走行は、皮肉な事に、ここセパンを嫌になるほど走っている加藤選手に精力的にセッティングを決めてもらう。
ここセパンは“灼熱のセパン”と枕詞がつくほど暑いのだが、今年はチョッと違う。よっぽど日本、名古屋の方が暑く感じる位だ。

photoホテルの前はペテロナスツインタワーが映り込むマレーシア航空の本社。

photoサーキットへの道中、あちらこちらでマンション?建設が見受けられた。

photo3週間振りにエンジン始動。各センサーの動きをPCでチェック。

photo例年に比べ“暑くない”とは言え、クールスーツ用の氷は必要。大きな塊を適当な大きさにする。

photo第3戦富士の“ご褒美”。ポールポジション10kg、4位5kg。

photo加藤選手のHANSは“赤座布団”にマイナーチェンジ。還暦ではなく、全日本スポーツカー耐久選手権の参戦マシンに合わせたとか。

天気も午前は晴れていても午後夕方頃には雨が降るのがスタンダードらしい。と言っても現地の人(運転手付レンタカーのガイド)に聞くと、「何でそんなに天気が気になるのか?毎日同じだ」との事。そもそも天気を気にする概念が殆どないらしい。天気予報はあるが・・・
そんな一回目のフリー走行、2′09″867がベスト。昨年の予選やスーパーラップ(以下SL)では7秒台、8秒台が出ていたので、大して速くないと思っていただが、なんと結局これがクラストップ!
2位のセパンマイスターと言われる7号ですら10秒台。
幸先の良いドライブとなった。
2回目の走行は、現地時間で夕方午後4時15分からである。もっとも暑い時間帯を避けても30度近くはある。

photoセパン初コースイン。“異形”のマシンにオフィシャルも興味津々。

photo日本のサーキットと全く雰囲気が異なるサーキット。

photo高橋選手が“免停”の為ひたすら加藤選手が走る。

photoひたすらタイヤテスト。

photoその甲斐あってか、一回目フリー走行はTOPタイム。

“免停”の禁が解けて走りたくてうずうずしいた高橋選手。それに水を差す(まさしく)かのように雨が降ってきた。決勝で雨の可能性は有りなので、これはこれで良い練習になるのだが、当の本人はナーバスなウェット路面より、思いっきり踏めるドライの方が、ストレス発散にはなるのだが・・・。

photoやっと走れる高橋選手。

photoそれに水を注す(まさしく)かの雨。

photoいきなりレインタイヤに履き替えられ

photoサッサとコースに追い出す。

photoスリッピーなせパンで雨。半分いじめに近い。スピン車両も続出。

photoセッション中、雨は止む事はなかった。

photo決勝日雨の可能性もあり、レインセッティングの為加藤選手も走行。

photoこのレイン走行はタイヤメーカーの差が出たようだ。ミシュラン装着車がワンツー。

photo大きな問題も無くこの日は終了。

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