Super GT 2006 Series 第6戦
SUPER GT 35TH INTERNRTIONAL Pokka1000km 5/5ページ

2006年 SUPER GT第6戦 GT300クラス
予選11位 : 決勝 5位
獲得ポイント チームポイント11点 累計43点 ランキング 3位
        ドライバーポイント11点 累計59点 ランキング 2位

耐久レースってのは、ル・マン24時間を頂点に、最近では軽の耐久等の草レースまで、ピンからキリまである。
長時間のレースは、通常の300km程度のレースとは、充実感と言うか、終わった時の感動が違う。(特に夜間走行があると格別で、この鈴鹿1000kmも、スタートを1時間ないし30分ほど早くすれば、夜間走行は無くなるのだが、そうはしない。)
“勝ち”でも“負け”でも関係無く、最後まで走り切った感動である。プロチームはそういう訳には行かないだろうが、プライベーター(アマチュア)は、苦労が有れば、有るほど終わった時の精神的(肉体的には死んでも・・)充実感は大きい。・・様な気がする。だからと言って、わざわざ苦労を作る奴はいないだろうが。
私の(スタッフとして)経験した事のあるのは、十勝24時間とか、軽耐久1000km、程度と僅かであるが、この中でも十勝24時間では、前日まで徹夜に近い状態で本番を迎え、完走した時や、S2000で挑んだ鈴鹿1000kmでは、チェッカー10数分前にピットアウトの際、エンジンが掛からなくなり、それを皆で修復しエンジンが掛かった時、ピット上のお客さんが一斉に拍手してくれた事や、軽耐久では、夜間ゴール後、各スタッフが各マシンに乗り込み(殆ど詰込み状態)、全車でコースを1周したり、この1000kmや、十勝24時間でもゴールすれば、全車に対し、全クルーが拍手を送ったりと、勝敗と無関係な感動のネタは至るところにある。
一昨年、クムホタイヤで挑み、上位から全く見放されていたシーズンでは、この1000kmでクラス3位表彰台に上がった。冷静に考えれば、レースは、相対的な物だから、誰と?何台と?戦って何位だったか?と言うシロ物だろう。5台走って4位は“ドベ2”である。(この時のレースが、そうだったわけではない。念の為・・。)
しかし長時間、長距離を走るレースは、そんな打算を払拭する感動がある。
「CarsTokai Dream28」のオーナードライバーである高橋選手も、今でこそ「SuperGT」を全戦追っているが、その前では、この1000kmと鈴鹿クラブマン耐久、十勝24時間と、主に耐久参戦を続けていたし、毎年(今年も)富士で行われる軽耐久にも参戦している。それはスプリントでは味わえない感動がレースの醍醐味と感じているからだろう。かな?・・と、尋ねた事はないです。ただ長い時間、クルクル走り続けたいだけなんだろうな〜。

ところで、今回最後のスティントを走った加藤選手。というより、約60周、350kmを走った2号車。タイヤ屋さんもビックリ!あのタイムで!このソフトタイヤで走り切り、磨耗状態はドンピシャ。正に神業的な加藤選手のドライビングでした。

photo

「Team BOMEX Dream28」 666号車NSX

今回は直前になって周防選手が仕事上、都合がつかなくなり参戦を取り止めました。
こうした長時間の実戦走行は、スポーツ走行の10倍(当社比?)は、良い練習にもなるので何とかして出場できれば・・・と思いましたが。本業あってのプライベーター。やむ負えないでしょうね。
で今回は、666号車の八田メカが2号車の助っ人に来てくれ、ピットイン時のドライバーサポートを担当してくれました。

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