Super GT 2006 Series 第7戦
SUPER GT MOTEGI GT300kmRACE3/5ページ

9月9日(土)予選
晴れ 路面 午前午後共ドライ

予選は曇り。雨の心配はなさそうだ。
ここ関東圏のモテギは予選日から多くの観客が足を運ぶ。このGT戦、以前は朝ゲートオープンだったので、お客さんは勿論、我々もゲートをくぐるのに長い渋滞に巻き込まれる事になったが、最近は夜中からずっと開けているので、殆ど渋滞は無い。お客さんも駐車場に入れられるので、仮眠もぐっすり取れる。
そうした観客への配慮や、予選日のイベント等も手伝って、土日の観客動員が増えているのであろう。

photo朝早くからの公開車検には多くの観客が訪れる。

photo伸び悩みの高橋選手は朝(時間が取れる限り)からビデオ学習。

photoSLの準備をする加藤選手。

photoウェイトハンディ70kgはここモテギではかなり効く。

スーパーラップ(以下「SL」:1回目予選上位10台による1台づつのタイムアタック。これによりスターティンググリッドを確定する)進出を目指し加藤寛規選手のアタックはいつもより長い5周を費やし、55″634と昨日のベストを1秒以上短縮する好タイム!と思われたが、この時点でトップ11号車は既に54″399!
13番手でまだSL(10位以内)には届かず、10位以内には、あと0.3秒も短縮しなくてはならない。
ここで300クラス占有時間が終了。500クラスとの混走に向け高橋選手に交代し待機。計測1周で基準タイムをクリアしたところで赤旗中断。原因は47号車のエンジンブローによるオイル処理の為である。このマシンは”タイム”としては10位以内でSL進出権があったが、もう1名のドライバーが基準タイム未達(まだ走っていない)の為SL権を失った。他に同様で96号車もSL進出権を失い、2号車紫電は実質11番手に浮上。10位とは0.13秒差となった。ならばと、赤旗中断を利用し、この差を覆し、SL進出権をもぎとるべく、2セット目のNEWタイヤ(通常はSLの為の温存しておく)に履き替え、再び加藤選手が500との混走のコースに出て行く。計測2周目3周目と、55″510、55″509と見事にタイムを更新!しかし10位の19号車55″506に1000分の3秒及ばず、鈴鹿ポッカ1000kmに続き、2戦連続SL進出を逃した。

photo最初のアタックではフリー走行より1秒短縮のベストをマークするが・・・。

photo500との混走に向う高橋選手。計測1周で基準クリア

photoSL奪取の為2セットのNEWタイヤを用意。

photo予選1回目で初めての2セット目投入。

photo赤旗中断を挟み加藤選手が再びアタックに向けコースイン。タイムは更新するがSLには届かず。

午後の予選は高橋選手がドライブ。っが全く遅い。2分が切れない!高橋選手からも「全然パワーが無い!」と・・。6周程走ったところで、マシンがモニターに映し出された。するとマシンの左後に出ている、ブリーザーホースよりかなりの水が噴出している。(こうした事は、近くで見ているコースオフィシャルからの連絡カメラで追跡となる)
当然緊急ピットイン、診断の結果ヘッドガスケットの吹き抜け。エンジンの載せ換えとなった。
NSX以来、戸田レーシングとレースを始めてから、エンジン補機類、センサー類の破損はたまにあったが、こうしたエンジン本体のトラブルは初めてかと思う。
パワーが無く、タイムのでなかった理由が見つかり一安心だが、これらのトラブル、レース中に発生しなかった幸運か?悲劇ドラマのプロローグか?どうなる明日の決勝レース!

photoSLを逃した午後、予選は高橋選手の練習走行。

photoしかしコースに出て数周。あまりに遅い。パワーが無い。

photoブリーザーから水が・・・。

photo結局ガスケット吹抜け。スコープで確認するエンジニア、シンタロー。

photo当然エンジン積替え。

photoここモテギでの“のみ”2回目の積替え。

ページ1 ページ2 ページ3 ページ4 ページ5

 
現在の位置:ホーム / レースリポート / Super GT 2006 Series 第7戦:ページ3