Super GT 2006 Series 第8戦
SUPER GT IN KYUSHU GT300km4/5ページ

10月15日(日)決勝
晴れ 路面:ドライ

昨日に続き、素晴しい秋晴れでむかえた15日決勝日。朝のフリー走行で、満タン状態の高橋選手がやや伸び悩む。そこで今回は加藤選手がスタートを務め、とにかく先行、後半高橋選手は燃料を必要分のみにし逃げ切る作戦とした。また500に周回遅れになる前に、レースベストラップをマークし、1点でもポイントを稼ごうという狙いもある。
  その作戦のカギはスタートにある。ポールポジションという位置を生かし、ホールショットを奪う事。

photo予選結果を載せた、「QUALIFYING EXPRESS」を見る。チームの雰囲気は明るい。いつも・・。

photoピットウォークも好天。盛況。

photoピット裏は丘。「アップル」パーテーションが2号車トレーラー。

photo前のレースから、グリッドに付くマシンにメカが1名待機する事ができるようになった。

photoマシンをむかえるのは西村メカ。

photoポイントリーダー61号車の谷口選手は昨年の加藤選手のペア。グリッドにて。

photo鈴鹿1000km以外、初のスタートを努める加藤選手。

photoスタート前のツーショット。

photoスタート直前。加藤選手とも、ひと時お別れ。

午後2時レースは定刻にスタート。第1コーナーから加藤選手のGood Job!その後方2位以下に多少の混乱があり、1周目で3秒ものリード!2周目には1′52″254のベストタイムをマーク。着実に“仕事”を片付けていき、このまま2位以下を引き離すかに見えたが6周目、その集団からヌルヌルと7号車が抜け出し、7秒弱まで広げたリードを縮め始めた。
  その後は、この2台で3位をドンドンと引き離し、そろそろピットインが始まる20周辺りでは3位(55号車)とは30秒以上の差が付き、7号車との一騎打ちの様相を呈してきた。
ランキング1位の61号車は12位スタートの為、まだ“来ないが”、ランキング2位の7号車の前でのフィニッシュする事も今回の仕事のひとつだが・・・。

photo300クラスのスタート。トップスピードで劣る2号車だが・・。

photo抜群のタイミングでホールショットを奪う。

photo2位以下で波乱もあり、1周終えてすでにこのリード。

リードが約8秒と開いた34周目、その7号車がピットイン。ところがNEWタイヤとなった7号車のペースに対し、加藤選手のペースはまだまだ速い!そして目一杯引っぱった、「プリヴェチューリッヒ・紫電」、加藤選手も42周が終了しピットイン。高橋選手に交代、7号車より短いピット作業と早いアウトラップで、リセット後のタイム差は約30秒となった。
  残り周回18〜19周を7号車と変わらぬペースで逃げる高橋選手。しかし既に殆どのマシンを周回遅れとしてしまった終盤、それらのマシンのオーバーテイクを慎重に行なった為、7号車とのマージンを削って行くが、エンジニアのシンタローからは「今のペースで行ってください。」と、焦らせないよう無線でマイペースを指示。
ピットでは「早くレースが終ってくれ」と祈るばかり。(追い上げている時は逆に「もっとレースが続け」と祈る。)

photoモニターでレースを見守るメカクルー。

photo快走を続ける加藤選手。

photoピットインは7号車が先に・・。

photo2号車のピットインも近い。ヘルメットで待機は給油マン。

photo目一杯引っぱって交代した加藤選手。疲労困憊。

photoでも2分後にはインタビューに応える。

61周目ファイナルラップ!トップを一度も明け渡す事無く、2位7号車に12秒、そして3位以下を全て周回遅れ(500のトップが割り込んだ為だが・・)という大差を付けフィニッシュ!01年参戦以来、待望のGT戦初優勝を飾った。
しかもコースレコード付きの予選1位、ファステストラップ1位と、取れるポイントは全て獲得。ここまでランキング1位の61号車がリタイヤ、無得点でレースを終えた為、ランキング1位に躍り出る堂々たる優勝である。

photo交代直後の高橋選手。短いピット作業と、“速い”アウトラップで7号車とのリードを広げる。

photo終始安定したペースで快走を続ける高橋選手。

photo終盤若干差を詰めらたが、充分なリードでゴール!初優勝!

photo初の「P1」でむかえるクルー。

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